アグネス先輩!よろしくお願いします!~コンパス新人隊員の華麗なる(?)日常~ 作:クスクス
いよいよ今日はアグネス先輩とルナマリアさんとお出かけの日!
地球から持ってきた私服に袖を通す。
思えばこれを着るのも久しぶりだ…
艦内ではずっと制服だったから何となく違和感がある。
そのまま、待ち合わせ場所に向かうと、先にアグネス先輩とルナマリアさんが待っていた。
アグネス先輩は紅を基調としたみるからに高そうなハイブランドで固めたファッション。
華やかで派手に見えるけれどアグネス先輩が着こなすと不思議と調和がとれている。
ルナマリアさんは爽やかな青色のワンピースで意外とガーリーな感じのファッションだ。
お二人に手を振って近づくと初めは笑顔だった二人の顔が怪訝なものを見る目に変わる。
「ルナあれ…地球の流行りなわけ?」
「さあ…私が地球にいたときもミネルバから出る事ってあんまり無かったから…」
どうも私の服が珍しいみたいだ。
「お待たせしました!」
「別に時間通りだし待ってないわよ…それにしてもその服は何なの?」
珍獣を見るような目で私の服を指さすアグネス先輩。
ふっふっふ…この服に目をつけるとはお目が高い!
「あっこれはですねえ…地球の有名ファストファッションのユニ=むらの売れ筋を組み合わせたんですよ!」
「それで?」
アグネス先輩の目が珍獣を見る目から毒虫を見るような目に変わる。
ここは誤解をとかなければ!
「一番売れているということは一番良いもの!つまり世界一おしゃれって事です!」
ルナマリア先輩とアグネス先輩が顔を見合わせる。
一瞬で高度なコミュニケーションが成立したようだ。
「ルナ…」
「ええ!行くわよリズ!」
そのまま先輩達に腕を取られて大昔のB級映画の宇宙人のように連行される。
これぞリトルグレイならぬリズグレイなんて。
ってそんな場合じゃない!
「どこに行くんですか~!」
「まずは服屋よ!そんな服の女と一緒だと私達までダサさがうつるでしょうが!」
「ミレニアムに隊長みたいなファッションリーダーは二人もいらないのよ!」
ルナマリアさん…地味にひどい事を言っているような…
そのままお二人の行きつけのお店に連行されてしまった。
アグネスさんの着ているようなハイブランドの店だったらどうしよう…と思っていたのですがアグネスさんのご両親が学生時代は分相応なものを!という事で学生向けのファッションしか買えなかった時にルナマリアさんとよく来ていたお店らしい。
「それでアグネスったら酷いのよ!限定物のセールの時、こんなもの買うやつの気がしれないわ!なんて言っておいて後でしれっと買ってたんだから」
「うるさいわね…その件はパフェ奢ったんだからチャラのはずでしょ」
学生時代の思い出を楽しそうに話すアグネス先輩とルナマリアさん。
そのまま私は着せ替え人形のようにされてしまったがお二人は楽しそうだし私も見たことがないようなお洒落な服が買えてとっても良かったです!
買った服に更衣室でそのまま着替えさせられた時は驚きましたけど…。
新しい服にほくほくしながらカフェでお茶を楽しむ。
空気はきれいで道行く人々は幸せそうで街も清潔で…
何もかも地球とは真逆だ。
「ちょっと予定が狂っちゃったわね…アグネス次はどうする?」
「そうねえ…せっかくここまで来たんだしあそこによっていかない?」
そう言ってアグネス先輩が指さしたのはランジェリー店…しかも結構攻めたデザインのお店だ!
「いいわね!そろそろ新作も出てる時期じゃない?」
「ふうん…山猿にねえ…山猿に真珠だわ」
にやにやしながらルナマリアさんをからかうアグネス先輩
「いいのよ!好きなんだから…リズもちょっと付き合ってもらっていいかしら?」
私があわあわと口をパクパクさせていると
「この調子だとどうせまともな下着なんて持ってないわね。あんたも行くのよリズ」
なぜか私まで強制連行される事になってしまった。
「あの…アグネス先輩私本当に入って大丈夫なんでしょうか…つかまったりしません?」
「良いにきまっているでしょうが!何の罪でつかまるのよ…堂々としなさい!」
そのままアグネス先輩に良い下着はMSの武器と一緒!自分と敵に合わせて最適なものを選ぶ必要があるの!と説得されしぶしぶ中に入る事にしたのだった。
まるで宝石のように色とりどりな下着に目の前がクラクラしてくる。
アグネス先輩とルナ先輩は自分用のものを選びに行ってしまった。
リズにはこのメーカーのがいいと思うわ!とルナマリアさんにお勧めされたメーカーのコーナーを眺める。
確かに大人しめのデザインだし質もよさそうでこれなら私でも着られそうだ。
「アグネス…これどう思う?」
「それはちょっと攻めすぎよ。しかも山猿には脱がせられないでしょ?『ルナ~これどうやって脱がすんだ~?』って泣きついてくるのがオチよ」
「それはちょっと…アリかも…」
「ええ…ルナ…あんた目がヤバいわよ…」
後ろで聞こえてくる高度すぎる会話には耳をふさぐ事にする!
これはいいかもと思った緑色の下着を手に取ってふと横を見るとものすごく攻めた下着コーナーがあり…そして
「キラはどのような下着がお好みでしょうか?明るい色?暗い色?」
マスクとサングラスで変装(?)して過激な下着を前に逡巡する我らがコンパス総裁…ラクス・クラインさんがいたのだった。
続きは来週日曜日に投稿したいですね