転生W社整理要員、キヴォトスに落ちる 作:ねじれ信奉者
「クソォ!弾幕薄いよ!なにやってるのさ!」
「リロード中だよバカ!」
傭兵たちの決死の弾幕攻撃の悉くを弾き飛ばしゆっくりと向かってくる『青』ことW社ニキ、リナ。
四方八方からの攻撃をものともせずゆっくりと歩を進めてくるソレにすっかり傭兵たちの士気はダダ下がりである。
「弾は!?」
「あ、私もうないや…じゃ、じゃぁ私もう帰って良いかな?良いよね?」
「帰るなぁ!帰るぐらいなら…」
すっかり意気消沈しどさくさにまぎれ帰ろうとする傭兵Aを傭兵Bが首根っこを掴み…
「前線いってこいやぁ!」
「ちょイタイイタイ!やめてもげる!死んじゃう!」
リナに向かって投げ飛ばす。クルクルと跳びながら傭兵Aの目に映ったのは青白くパチパチと輝くスタンバトンが、ただ添えられているところであった。
「後で絶対ぶんnバババbbbb」
バチバチという音と共に煙を吐き倒れる傭兵A。
全員逃げ出したいのはやまやまだが契約である以上逃げるわけにもいかない。
なによりアレから逃げる算段が浮かばない。
時間内まで五体満足でいるために再び一斉射撃の構えを取るが…
既にそこにはリナの姿はない。
リナは脚の意識を集中、強化筋肉を解放し瞬時に跳躍。傭兵たちが気が付いたときには既に背後に回っていた。
瞬時に銃を向け、反撃しようとする傭兵たちであるがトリガーを引けないことに気が付く。
(あ、これやば)
遅れて体を電流が駆け巡る。
傭兵たちは知らず知らずのうちに徐々に後退し団子状態に追い詰められていた。さっきいた場所に撃ったと思ったら既に別の方向で、またそれを撃ったら既に別の方向で…
リナから距離を取ろう取ろうとしていたことによって引き起こされた結果である。
「うわすっごい…本当に一人で傭兵鎮圧してる」
『傭兵部隊…沈黙。完全制圧ですね』
ちょうど便利屋68との戦闘を終えたアビドス組もリナの様子を見ている
《そういえば、あの人の名前って知ってる?》
「あー、そういえば聞いたことが無いかも?」
「外から来た旅人的なのは聞いてるけど…特に悪さもしないし、コッチに滞在に際してお金払ってくれてるしで」
「運送のおねぇさんって事はわかるんですけどね〜」
『自分から名乗ることも無かったですし…』
傭兵を鎮圧したリナはただ空を見上げていた。
500:W社ニキ@キヴォトス
工事完了です…
501:名無しの転生者
一方的すぎてクソつまんなかったです(辛辣)
502:名無しの転生者
もっと映える戦闘してほら
503:W社ニキ@キヴォトス
>>501
>>502
先輩頭大丈夫っすかぁ?
ほならね自分がやってみろって話ですよ
こっちは必死なんだよ分かる?死ぬか?
啜る〜!殺すぞ〜!
504:名無しの転生者
本人は死ぬ気でやってる定期
505:名無しの転生者
とはいえ所詮はアマチュア傭兵集団やな…
こうも一方的になるとは思わんかったけど
506:名無しの転生者
スピード感が乗用車でレースしてる中、何故か一人だけガチってスポーツカー乗ってるようなもんやし…
507:名無しの転生者
今回に関しては真正面から全部いなしていた気がするんですがそれは…
508:名無しの転生者
弾代渋るからそうなるんやで。W社ニキのタマを銃で取るには弾幕足らんかったな
509:W社ニキ@キヴォトス
ぶっちゃけ砂漠にいた不良の方が強かったと思います(小並感)
まぁそれだけワイの異名が轟きすぎているというのもあるんやろうけど…申し訳ないが異名で『青』は心外すぎるんですが
510:名無しの転生者
青い残響とオソロなのが何が問題あるんですか?
511:名無しの転生者
アオキチは言うほどアオキチじゃない定期
512:名無しの転生者
次元をきり裂く姿もソックリ!
513:W社ニキ@キヴォトス
⚠青い残響には全く似ていません!⚠
申し訳ないが青い残響はNG
つーか普通に中身バキバキなんで帰ってもいっすかね
514:名無しの転生者
なんでそれで動けてるんです?
515:W社ニキ@キヴォトス
普通にあの爆発で無傷なわけがないんですよね
内蔵とか激痛なんだよね
傷みには残念だけど大分鈍感になっちゃってるし
ははっ
516:名無しの転生者
急に病み病みするのやめてもらえますか?
517:名無しの転生者
でもアレくらって普通に生きてるのW社職員の中でも最上位なんじゃ…
518:名無しの転生者
有識者ニキの話だと都市の星二段目程度の実力あるとか言われてたし…
519:名無しの転生者
最年少首席整理要員は伊達じゃないって話やね
520:W社ニキ@キヴォトス
おっと心は硝子だぞ?
それ以上都市の話しないでね。鬱っちゃうよ?
521:名無しの転生者
鬱られて立ち直るまで呪詛聞かされる俺らの事も考えてくれよ
522:名無しの転生者
クスリやってるのかなぁ?
523:名無しの転生者
クスリ(抗鬱剤)
524:名無しの転生者
もうこの話やめない?転生者の半分ぐらいにブーメラン刺さるんだから
525:名無しの転生者
人類滅ぼしゲージが急上昇してきた…!!
やっぱ鉛玉打ち込むべきって事ですか!!!???!!!??
ズモモモモモ
526:名無しの転生者
>>525
え!?知性持った機械いますよ!早く気づいて!
527:名無しの転生者
>>525
おはメカニカルガール
528:W社ニキ@キヴォトス
禁忌定期
てか騒がしいなせっかく傭兵ボコボコにしたのに新手でしかね?
『50mm迫撃砲です!標的は私たちではなく便利屋の方みたいですが…』
迫撃砲は…まぁなんとかなるやろ
529:名無しの転生者
ほんとぉ?
530:名無しの転生者
戦車の弾を蹴り飛ばし榴弾をいなしているのを忘れてはいけない
531:W社ニキ@キヴォトス
直撃さえしなければ取り敢えず何とかなるんや。取り敢えずはね
ただ衝撃波はいなしても確実に内蔵にダメージ入るから嫌なんすけどね
ワイは損傷率50%ぐらいまでなら平気で動けるんやけども痛いモンは痛いし
532:名無しの転生者
それよく動けてますね…
533:名無しの転生者
そっから回復する方が怖いんですけど回復するん?
534:W社ニキ@キヴォトス
回復なんてするわけないっすよね
まぁ寝て起きてを繰り返せば自力である程度は回復するけど…都市の医療の有難みを知る
やはり金さえ積めば脳以外の損傷を帳消しにできるのは強い
535:名無しの転生者
えよく今までの怪我治してこれたな…
536:名無しの転生者
あんなに肉体酷使してるのに動けてるの普通におかしい…おかしくない?
537:W社ニキ@キヴォトス
まぁ回復促進系の強化施術は入れてあるし電力で治癒能力を強化する強化入れ墨なんか彫ってあるから以外となんとかなるなる
『兵力の所属、確認できました!!ゲヘナの風紀委員会!一個中隊の規模です!』
この世界の風紀委員会随分と物騒じゃな?
538:名無しの転生者
物騒なのはお前のほうなんだよなぁ
539:W社ニキ@キヴォトス
なんかアビドスの自治区まで出張ってきた挙句とくに了解も得ず武力行為は流石に罪や(超要約)
とかで風紀委員会を阻止する流れになっとるんやが
あ、面倒なやつじゃーん俺帰ってもいいです?
540:名無しの転生者
駄☆目
541:名無しの転生者
でもここで欠損でもしたら生徒にトラウマ植え付けることになるんですけど…
542:名無しの転生者
無駄に強いのに攻撃すると普通に色々吹き飛んで出ちゃいけないものが色々出て精神ダメージを与えてくるクソエネミー
生徒にはつらかろう
543:名無しの転生者
万が一死んだら生徒にトラウマ植え付けれてハッピーってことで
544:名無しの転生者
ゲッ異常性癖者いるんだけど
545:名無しの転生者
人間性を疑う
546:名無しの転生者
>>545
転生者に人間性を求めてはいけない
577:名無しの転生者
ひ、ヒデェ
578:名無しの転生者
W社ニキなんか殺意上がってない?
579:名無しの転生者
ネームドの相手は任せたーでさっきまでスタンバトンだったのにガントレット装備してて笑っちゃうんですよね
580:W社ニキ@キヴォトス
いやなんかほら風紀委員会とかいうし、イオリとかいう子が一個中隊に勝てるわけないだろ!!とかいってたし…
強いならいいかなって
581:名無しの転生者
モブ風紀委員に容赦なく腹パンする姿はまさに鬼畜
数m吹っ飛んで壁には叩きつけられたのを見て銃も持ってない奴にwと笑ってた風紀委員モブの顔が顔面蒼白になる様はまさに芸術
582:名無しの転生者
ちっうっせぇな普通に◯すか…
583:名無しの転生者
まだヤッてないから…大分殺意高かったけど
584:W社ニキ@キヴォトス
そんな殺意込めてなかったけどな…本当に殺意込めてたら空間切断連発してるし…なんというか?恩情っていうか、こうまごころっていうか
585:名無しの転生者
586:名無しの転生者
カスのエヴァンゲリオン?
587:名無しの転生者
エヴァ、シンジに乗れ
588:W社ニキ@キヴォトス
取り敢えず対策委員会と風紀委員会のお話を蚊帳の外から眺めとるやで
ワイの事も気になる様子やったけど適当に「運送のおねいさんです。怪しいものじゃないです。会社やってます。」って言っておいた
うーんパーフェクトコミュニケーション
589:名無しの転生者
普通に風紀委員会から奇異の目を向けられている事を自覚してほしい
最悪タイーホされるのでは?
590:名無しの転生者
まぁ風紀委員会の目的は先生やからね。それ以外の部外者は二の次でしょ
591:W社ニキ@キヴォトス
名を轟かせているのは所詮不良連中だけってことか
良いのやら悪いのやら
いや良いことだとは思うけど
592:名無しの転生者
まぁW社ニキ基本的にアビドスに引きこもってるし他の区域行くときはただただ運送のおねいさんとして出向いてるだけだし…
なんなら不良シバキも自粛してるし…
やっぱ他の学校からしたらあらぬ噂程度なんじゃないっすかね。不良生徒以外には
593:W社ニキ@キヴォトス
えー?今からドンパチやるんです?残念ながらおねぃさん政治わかんないから場をかき乱すことしかできないんですけど
先生って予想以上の大権力者なんすね〜ワイもゴマすっといたほうがええんやろか
594:名無しの転生者
先生はまぁ都市で言う頭に相当する権力を何故か個人で所有してる感じなので…まぁ狙われて当然というか…
595:名無しの転生者
因みに先生くんはW社ニキの事をなんか怪しいけど怪しいよね。悪い人じゃないけど怪しいよねぐらいの認識である
596:名無しの転生者
ただただ怪しい不審者で草
まぁそりゃそうか
597:W社ニキ@キヴォトス
なんか本格的におっぱじめたんやけど
先生に君ならどうする!?みたいなこと言われてなぁ
ぶっちゃけ戦いたくないんですけど。流石にあの数は死の境界見えてますよ?
598:名無しの転生者
生徒会と便利屋は堅実に攻めてるしぶっちゃけW社ニキいらない子説は全然あります
599:名無しの転生者
ここで戦わないと先生と生徒評価下がるかもしれへんし戦ったほうがええんちゃう?
600:W社ニキ@キヴォトス
一理ある
ということで取り出したるは試作次元屈折剣君!扱いやすい片手剣タイプの次世代型試作機やね。青白い刀身がセクシー、エロい
で空いた手に装着するのは充電力場発生装着
充電を消耗して充電力場を展開する汎用兵装。キヴォトスに来てからちょっと改造して大分シールドを硬くしておいた。充電消耗量が多くて普段遣いしないんやけど、まぁ今回は必要っしょ
601:名無しの転生者
おお…
602:名無しの転生者
大量の弾幕を充電力場で防いで避けてイッキに軍団のど真ん中まで突っ込んでいくぅ!
603:名無しの転生者
W社ニキ「お邪魔するわよ^〜」
モブ生徒「ファッ!?」
604:名無しの転生者
これにはアコもドン引き
605:名無しの転生者
知らないところからえげつない戦力が湧いてきたらだれだって胃が痛くなるんやで
606:名無しの転生者
モブ生徒を回し蹴りして吹き飛ばして剣の腹で叩きつけるぅ!
607:名無しの転生者
吹き飛ばされたモブ生徒にぶつかった生徒がボーリングみたく吹き飛んでて笑っちゃうんですよね
無双ゲーかな?
608:名無しの転生者
てか普通2、3メートル跳躍してるのが射線を切る役立ちすぎている
609:名無しの転生者
異常な初速感じるんでしたよね?
610:名無しの転生者
相手の銃をきり裂いて無力化するのはやめてさしあげろ〜?
611:名無しの転生者
近接格闘で銃弾捌いて近づいてくるという恐怖。てか生徒掴んでタオルが如く振り回してるの流石に怪力すぎる。その華奢な身体のどこからかその力が湧いてくるのか
612:名無しの転生者
強化筋肉と強化入れ墨に強化神経に…
613:名無しの転生者
ほぼサイボーグでは?
614:W社ニキ@キヴォトス
しかし
615:名無しの転生者
はえ~すっごい…
616:名無しの転生者
617:名無しの転生者
上位層には必須スキルでは…?と思ったが…
618:Wニキ@キヴォトス
一様頑張れは0.5
その代わり強化施術は大量にやってるしな。H社の
619:名無しの転生者
多い多い多い
620:名無しの転生者
やはり都市の星か、そう簡単にはいかないか…
621:名無しの転生者
流石は4級職員っすね。趣味に金を使わず肉体改造だけに金をかけていただけのことはある
622:名無しの転生者
生徒がお そ す ぎ る !
623:名無しの転生者
ニキが速ぎるだけだから…
624:名無しの転生者
やはり、速さ、速さこそが正義…
625:名無しの転生者
空間切断でミサイルも切り伏せてるの笑っちゃうんですよね
集中砲火受けてるのにそれ捌きながらのも異常
626:名無しの転生者
そもそも空中で高速移動できるのおかしいだろ…何アレ?
627:名無しの転生者
空気を蹴ってるんやで
一般風紀委員会モブAは戦慄していた。
アレはなんだ、と。
簡単な仕事だったはずだ。便利屋を餌に侵攻しアビドスを退け、確実に先生を奪取する。あのアビドスの最高戦力もいない今、私達が負ける道理なんて無い…はずだった。
いや、先生の指揮は聞き及んでいた。多数を相手取っての戦闘に置いてはその手腕は卓越したものであったと。
だからこそこちらもこうして大部隊での物量の作戦に打って出たワケだ。
モブAからしてみれば物量を小出しにするより出し惜しみせず押し切ってしまえばよかったモノを…そう思ったが、アコの判断である。それも計算に入れていたに違いない。
ただアレはなんだ?
ネットでまことしやかに話題となっていた『青』と呼ばれる女性。尾ひれと脚色がつきすぎたソレは与太話に他ならなかった。
実際に顔が公開されている訳では無いが特徴からして、多分アレなんだろう。
戦車2両を単独撃破。バカバカしい。それなりの実力者であればそれは可能であろうが、ましてや銃も持たない常識無しがそんな事が出来るとは到底思わない。
「ボフゥッ!?」
同僚が中を舞う。銃弾で撃たれた?いや違う。ただ蹴られたのだ。力の限り。
「あれが蹴りの威力かよ…」
暴力的な戦い方に正義実現委員会とある生徒が思い起こされる。ただそれとも違う。狂気的な圧とは別の圧だ。
なまじそれなりの訓練受けている身だ。実力差が分からない程のバカでもない。それにしたって、ああ、アレは無いだろ。
弾幕を張るどころの話ではない。そもそも狙いが定まらないのだから撃つ暇すらない。闇雲に撃ってもあの妙なシールドに防がれるかただ、最小限の行動で回避されるだけである。
異常な脚力で飛び上がった隙を見て集中砲火浴びせても、身体を捻り剣振るい盾を突出し…空中で無防備なはずなのにあまりにもよく動く。
砲兵による砲撃は爆発前に青白い光を纏ったその剣により両断される。空間が歪んで、空間が切断されたかのように真っ二つ。信管が作動する前に両断され地に落ちる。
ビル群に配置された生徒からの3次元射撃も意に返していない。いや、3次元射撃をしていると思っているのは私たちだけだ。
アレを狙おうとしているかぎり3次元どころか2次元にすら及ばない。彼女にとってそれは恐らく点の攻撃でしかない。
大剣や槍とまではいかないにしても直剣はそれなりの重量がある長物のはずだ。それをナイフを振るうが如く軽やかに振える事がそもそもおかしな話だ。
「わ、私の銃が真っ二つ…」
「ヒィッちょっとまっ」
あの剣、アレに多分マトモに斬りつけられたら多分…死ぬんじゃないか?モブ生徒Aは思う。
なんで銃があんな…バターみたいに真っ二つになるんだろうか?
プラ製部品が使われた銃は数あれど、少なくとも私達の使っている装備はほぼ金属素材のはずだ。
ソレが、真っ二つ。切れ味がいいとかそういう話ではなくないか?
いくら銃弾を無尽蔵に補給したととしてもそれを撃てる銃がなければお話にならない。
武器破壊はズルだろ…モブAは思った。
空が見える。
身体が宙を舞う。いつの間にか攻撃を受けていたらしい。
「これが空か…」
「モブAーーー!?」
くるくると回転し地に落ちる。遅れてゆっくりとじんわりと広がる痛みに悶絶し、目の前が真っ暗になった。
そして、アコは胃が痛くなった。
生徒滅ぼしゲージ80