エースコンバット INFINITY Broken world 作:元・惑星
Pickup:ストーンヘンジ(2)
おそらくエースコンバットシリーズで一番有名な超兵器
初出のエスコン04では、敵軍に接収、軍事転用され、本編開始前までに自軍(プレイヤー所属陣営)を敗戦間際まで追い込む要因となった。本編中では本施設への攻撃作戦がひとつのターニングポイントとなる
本作でも、敵陣営に軍事転用されるが、本作では前回説明した射程範囲に加え、エスコン04では使用されなかった特殊炸裂弾を使用し(エスコン04ではおそらく徹甲榴弾)、炸裂した爆風で高度800以下の地上まで薙ぎ払う"対地対空"の名に恥じない凶悪性能を発揮してくる。しかも、この弾頭で最も射程が短いらしい。通常弾だとどこまで届くんだよ(汗)
また、本作内ではオンライン共同戦役の非常招集ミッション(レアなランダムエンカウントミッションのこと)において、使用不能に陥っていた1基を含んだ全ての砲台が完全修復され、発射頻度の向上した超本気モードのストーンヘンジと戦える。シャレにならん破壊力(ミッションの流れで砲撃の直撃コースに目標がある)とシャレにならん硬さ(強化したアタッカーでも泣けるほど硬い)で白熱すること必至。ただ、非常招集ミッションは期間限定で内容が変更になる可能性があるので、戦ってみたい方は今のうちからプレイしよう
『アローズ・コマンダーからスカイ・アイ、一つ提案がある』
地上部隊が壊滅的損害を受け、作戦失敗というところで、グッドフェローから声が挙がる
<続けてくれ>
『こちらの航空部隊なら電子攻撃システムへ直接攻撃を行うことが可能だ』
<!それは…>
グッドフェローの提案はジャミング施設への航空攻撃
しかし、当然ジャミング施設は稼働したままであり、しかも今もなお邪魔な蝿を撃ち落とすがごとくストーンヘンジから放たれる砲撃をかいくぐって内部に突入する必要がある
『おいおいマジかよ!おれはパスするぜ!』
余りの無茶にオメガは匙を投げたそうにしている
<………>
『状況は一刻を争う。回答を請う!』
確かに余りにも無茶な作戦だが、現状を打破するにはそれ以外に手立てがないのも事実
<……了解した!スカイ・アイから全部隊へ、作戦変更だ!これより航空機による電子攻撃施設の破壊を行う!>
『なんて燃えるシチュエーション』
スカイ・アイも無茶は承知の上だが、その提案に乗る
『で?どうすんだグッドフェロー』
『無茶だがやるしかない。ヴァイパーは突入。他は砲撃の気を―――』
「私が行く…」
『…何?』
グッドフェローの指示を遮ってリーパーが突入に志願する
『…おい、ルーキー。何言ってるのか分かってんのか』
ヴァイパーはリーパーを詰問する
「ん…分かってる」
『下手したら死ぬんだぞ』
「そんなの…承知の上」
だがリーパーも意見を曲げる気はない
『……はぁ。分かった。おい、グッドフェロー、砲台は俺が引きつける。その間にアイツを行かせる』
『…本気か?』
『じゃなきゃ、言わねぇよ』
グッドフェローもその提案に顔をしかめるが、最終的に決断する
『お膳立ては申し分ないか……分かった。ルーキー、突入だ!お前が先陣を切れ!』
「ん……!」
『え!?行くのかよ!?』
リーパーは砲台へとその機首を向ける
<施設はジャミングの影響でロックオンできない!機銃、もしくは無誘導弾による航空攻撃でサークル中央部の電子攻撃施設を破壊せよ!>
ガァァァーーーーーーーーーン!!
<ルーキーだと…!>
<スラッシュ、どうしました?>
<どうするんです隊長。このままじゃジリ貧っすよ>
スラッシュの突然の動揺にメンバーも不安を覚える
<……いや、なんでもない。しかたない、エッジ、フェンサーは突入だ。アックスマンは私と援護に回る>
<俺も援護っすか!?>
<お前はまだ飛び方が若すぎる。フェンサー、エッジのことは頼んだ>
<任せろ>
<私は大丈夫です>
気を取り直したスラッシュの指示に従い、リッジバックス隊はそれぞれの役割に動き出す
バァァァァァーーーーーーーーン!!!!
<うおっ!>
<くそっ!主翼をっ!操縦が――うわああぁぁ!>
ボーンアロー隊やリッジバックス隊のほかにも何機か突入を試みようとするも、ストーンヘンジからの砲撃が阻んでいる
<これじゃ突入できない!>
『チャンスは必ず来る!それまで粘るんだ!』
「っ……!」
リーパーも突入の機を窺うも、なかなか進めずにいた
「…!今っ!…」
ほんの僅かにできた砲撃の隙間を逃さず、突入するリーパー
<負けません!>
<おい!待て、エッジ!ッ!>
それに負けじとエッジも隙間を抜けて突入する
だが、ストーンヘンジ・サークル内も多くの対空兵器で防備が固められていた
<リッジバックスとボーンアローがストーンヘンジの懐に入った>
≪敵部隊がストーンヘンジ上空へ侵入!≫
≪たったの2機だ!たたき落とせ!レールガンを破壊させるな!≫
敵からの機銃や地対空ミサイルに晒され、思うように攻撃できない
<くっ!これじゃ攻撃できない!>
上空はストーンヘンジの砲撃が続いており、うかつに高度を上げられない
「…爆弾投下…!」
しかし、リーパーは砲撃を縫うようにかわしつつ、攻撃を開始。
≪うわぁっ!≫
≪なんだあいつ!なんで当たらないんだ!≫
地上兵器を排除しつつ、ジャミング施設へ確実にダメージを与えていく
『いいぞ!あれに取り憑いてやれ死神!』
<あの動き…ッ!なんて奴…!>
エッジもリーパーが開いた隙を狙いつつ攻撃を開始するが、追いつくだけでやっとの状況である
「これで…とどめ…!」
リーパーが無誘導でジャミング施設にミサイルをぶち当てる
<レーダークリア!電子攻撃施設の破壊を確認!ロックオン可能!全機、施設本体への攻撃を開始せよ!>
リーパーの一撃で全てのジャミング施設が破壊され、ロックオンが可能となり、他の部隊も遠距離から施設への攻撃を開始する
『ペイバックタイムだ!デカ物を叩き潰すぞ!』
<よくもやってくれたな!>
ぎりぎりまで接近した航空部隊から次々とミサイルが放たれる
「FOX2」
<ここから巻き返す。砲台は私たちがもらう>
内側に侵入したリーパー達もストーンヘンジ本体へ攻撃を加える
<ストーンヘンジ砲台の1基目を破壊!>
<航空部隊が活路を開いてくれたぞ!アルファ隊、ブラボー隊、進行を再開する!>
残存戦力で再編した地上部隊が施設制圧に乗り出す
<砲台2基目を破壊!>
<今だ。リッジバックス各機、突入するぞ!>
<了解!このままじゃ終われないっすよ!>
『行くぜ!最後は俺がもらう!』
『…若造どもに良いとこ獲られてばかりでたまるか。出る杭は全力で叩き潰してやる!』
砲台が破壊され、砲撃に隙ができるようになり、味方航空部隊も次々とサークル内部に突入してくる
「爆弾投下…!」
<くっ!>
<砲台3基目を破壊!いいぞ!>
≪もう無理です!撤退を!≫
≪もうすぐ援軍が来る!なんとしてもレールガンを守り切れ!≫
≪あいつだ!あの死神野郎を落とせ!≫
敵地上部隊もほとんどがやられてしまい、対空砲火も散発的なものになってきている
<敵増援部隊接近!各機、気を付けろ!>
≪援軍だ!≫
≪早く、こいつらを追い払ってくれ!≫
≪これ以上、好きにはさせん!≫
敵航空部隊が襲来し、サークル内部の国連部隊に向けて突撃してくる
<4基目の砲台を破壊!あと3基だ!>
<邪魔だ、空賊!>
『お前こそ』
<空が狭い…!>
『サークルの中に何機入ってんだ!?』
ストーンヘンジの砲撃と突入した航空部隊でサークル内部の空は埋め尽くされている
「FOX2…!」
<砲台破壊!あと残り2基だ!>
≪くそっ!なんなんだあいつ!こっちの攻撃が全然当たらないぞ!≫
<すげぇ…>
<あの死神マークの機体、どこの奴だ?>
敵の砲火を潜り抜け、リーパーは次々と砲台を破壊していく
<砲台の6基目を破壊!次で最後だ!>
「次…!」
<ッ!負けてたまるか!>
エッジも必死に追いすがるが、どうしても一歩及ばない
「FOX2」
<ッ!FOX2!>
最後にほぼ同時に放たれたミサイルは最後の砲台に直撃
黒煙を吐きながらその砲口を力なく地に下ろす
<全砲台の破壊を確認>
≪なんてことだ…≫
≪撤退しろ!これ以上は無意味だ≫
敵部隊も大勢がついて撤退し始める
<こちらベルツ!施設の制圧が完了した!>
地上部隊からも施設の敵勢力を排除したとの報告がくる
『よっしゃー!』
<敵ストーンヘンジの無力化を確認!よくやってくれた>
施設のあちこちで黒煙が上がり、空襲警報が空しく響いている
<こちらコリンズ、電子攻撃システムをやってくれたのはどこの部隊だ?>
<こちらスカイ・アイ。何機か突入したが、リッジバックス隊だろう>
<こっちからは別の機体に見えたんだがな>
<リッジバックス、さすがは一本線!助かった!礼を言う!>
地上部隊から感謝の言葉が届けられるが、
<それは…>
素直にその感謝を受け取れないエッジ
それもそうだ
実際にジャミング施設を破壊したのは突入したもう1機の方なのだから
それどころかストーンヘンジ本体も…
<はぁ……エッジ、帰還するぞ。すぐにデブリーフィングだ>
見かねたスラッシュが声をかける
<……了解>
エッジはやや苦そうに返事を返し、編隊へと合流し帰還していった
『おいおい、やったのはうちのルーキーだぜ』
『好きに言わせとけ……リーパー』
「ん……?」
ヴァイパーはリーパーに声をかける
『なんで突入に志願した』
ヴァイパーは有無を言わせぬ口調でリーパーに質問してくる
「…"デカ物をやったら報酬を上乗せ"…だから…」
『金のために自分の命を危険に晒したと?』
「?……傭兵はお金のために命を賭ける…違う?…」
『……いや、間違っちゃいないさ』
「…?」
ヴァイパーの真意を掴み損ねるリーパー
「どういう―――」
『よくやったお前たち。これで金がどっさり頂ける』
『相変わらだな、グッドフェロー』
聞き返そうとしたところで、グッドフェローから無線が入り、話の腰が折られる
先ほどまでの空気が霧散し、聞き返せなくなってしまった
『ヴァイパー。ルーキーはどうだった?』
『仕上がっては来ちゃいるが、まだまだってとこだ。ただ、一線って奴を超えれば誰でも使い物にはなる』
『そうか……一線というやつが見えてきたか?なぁ、リーパー』
そうして、ボーンアロー隊もまた、帰還の途に就いたのだった
<あいつ…>
<どうした?またあの空賊のことか?>
帰還中に漏らしたエッジの一言に反応するスラッシュ
<いえ、その………あの空賊の4番機、この間と動きがまったく違いました。まるで―――>
<"まるでスラッシュみたいだった"だろ>
<!?どうして…!>
スラッシュに言いたかったことを言い当てられ動揺するエッジ
<わかるさ。他ならぬ自分のことだ>
<どういうことっすか?>
アックスマンも真意を掴み損ね、質問する
<さっき無線で聞いた。あいつはまだ"ルーキー"なんだそうだ>
<えっ!?マジッすか!?>
<それであの動きだと…!?>
<……>
スラッシュのもたらした情報に驚く
ルーキーがあんな戦果を叩きだすなんて考えられなくて当然だろう
<あいつは、所謂"天才"ってやつだろうさ>
<天才っすか>
<ああ…戦場だ。たまに出るんだよ、ああいう奴が。特異体ってやつだ>
<特異体…>
スラッシュの説明を静かに聞くエッジ
<ただ、まぁ……>
<?スラッシュ?>
<ああ、いや……それにしても惜しいな。できれば引き抜いて、部下に置いておきたいくらいだ>
<空賊っすよ、隊長>
<分かっている>
<……>
エッジは納得したようで、それでいて悔しそうに無言を貫くのであった
―――ユリシーズの厄災から20年
難民たちは苦しめられてきた
そして、いまだ多くのユリシーズの破片が
NEOとして多く周回
落下の危険性は極めて高い
ユリシーズの悲劇は、また繰り返される
そのような事態にありながら国連は20年もの間
大国の言いなりとなり弱体化した
ゆえに
我ら「失われた世代」と呼ばれる難民出身者が
脆弱な国連に変わる新たな秩序となり
強力な統治機構で世界の窮状を救うのだ
ここに "
【あとがき】
と言うわけで 第9話 Pay Back Time でした
いかがでしたでしょうか?頑張ってストーンヘンジの脅威とそれを打ち破る活躍を書いたつもりなのですが、かっこよくできてますかねwなんかおかしなところとかあったらいつも通り、報告の方をお願いします。
いやー、書くのにだいぶ時間がかかるようになってしましたw一応大雑把なアウトラインは考えてるのですが、そこを繋いでいく細かい描写がどうにも難しくてなかなか筆が進みません(汗)これからもっと面d…もとい、難しいシーンが目白押しになっていくと思うので、時間がかかることは想像に難くないのですが、気長に待って頂けるとありがたいです。
ここからはゲームでのお話
お話と言っても単なる愚痴ですが、前回のあとがきでも書いた蝶使い。今のところおよそ60回ほどモスクワに出撃して、2回出会ったのですが、そのどちらの時も、自分の出撃機が対地シフトの時だったのが悔やまれます。あれとはいつも対空で使ってるセットで戦いたかったのですが上手くいかないものです。
ただ、その2回とも倒した直後に回線落ちして、今だにロストバタフライを獲得したことがない(泣)どうやらモスクワの蝶使いは次元を超えて回線を撃墜してくる模様。どうにかしてくださいバンナム(汗)チクショーメー
とそんなところで今回は筆を置こうと思います
先週の日曜から平日8回、休日11回出撃してるのに非常招集が一向にかからず、金曜日から「アイガイオン復活?なにそれ、おいしいの?」状態の元・惑星がお送りしました
それでは失礼します。