エースコンバット INFINITY Broken world   作:元・惑星

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Pickup:MQ-90

日米の共同開発により誕生した、全翼式の最新戦闘用無人航空機。通称"クオックス"
従来のUAV以上に運動性能が向上されており、無人機ゆえにハイGへの抵抗がないため、通常では考えられないような常識外れの機動を行える。全翼式と呼ばれる機体全体が翼で構成されてた形状をしており、パッと見た外見は蝶のようにも見える。
小説版エースコンバット イカロス・イン・ザ・スカイにて初登場した架空の無人機。小説版では大まかな設定しかなかったらしいが、本作で登場するにあたって大幅に設定が加筆された。まぁ、主は読んだことないんで分からんがw


【備考】
ミッション中のセリフについて

「」:主観となる人物のセリフ 主にリーパー
『』:主観となる人物の同部隊の無線
<>:主観となる人物の味方部隊の無線
≪≫:主観となる人物からした敵部隊の無線




第2話 迷い蝶

2019年5月1日9:00

エリアJ4E 東京上空

 

『今日も隕石の屑が多いな。厄災からもうすぐ20年だってよ。空にはまだカケラがいっぱいなのにな』

 

オメガからそんな無線が入り、リーパーは空を見上げる。

 

高い空で何かが瞬いているのが見える。

 

それは、地球軌道上に今も残ったユリシーズのカケラの一部が大気圏に突入し、燃え尽きていく様子だった。

 

リーパーが何か返そうとしたところで無線が入る。

 

<こちらJASDF309飛行隊。貴機の所属確認を>

 

どうやら東京に展開した自衛隊からの所属確認のようだ。

 

『こちら国連独立コマンドのアローズ所属。ボーンアロー隊オメガ、作戦支援に来た』

 

<空賊部隊だな よろしく頼む>

 

そう言うと横を2機のF-15Jが通過する

 

『ああ、よろしくな』

 

<そっちのイーグルドライバーさんもよろしくな>

 

<自衛隊以外でもF-15Jが運用されるのか。時代は変わったな>

 

リーパーが乗っているのは"F-15J Eagle"

 

日本人のリーパーに気を利かせたのか、正式配属と一緒に用意された機体だ

 

「ん…よろしく」

 

<!子供!?>

 

<おいおい、女の子か?大丈夫なのかよ…>

 

明らかに落胆しているのが伝わってくる。

 

それもしかたない。聞けば完全に少女の声をしているリーパーでは、軍人としてはどうにも頼りない

 

リーパー自身も、今の自分とは長い付き合いだ。そういった扱いには慣れている。……不満は残るが。

 

「失礼…これでも今年で21……」

 

無線入れずに口元だけでつぶやく

 

基地では迷子と勘違いされ、部隊メンバーからは子供が入隊してきたと騒がれ、今日だけで既に何回子供扱いされたことか

 

『あー、まぁ気にするな』

 

『グッドフェローからボーンアロー各機、これより作戦行動を開始する』

 

グッドフェローの作戦開始の指示に、改めて気を引き締めるリーパー

 

『こちらオメガ、早速お出ましだ。12次方向にバンディッツ。偵察用UAVと推定』

 

『交戦を許可する』

 

グッドフェローからの交戦許可に、マスターアームをONにする

 

これでいつでも攻撃可能となった

 

『さてリーパー、ミサイルを当てるにはまずは相手に接k「FOX2」って聞けよ!』

 

前方を飛んでいたUAVに素早く接近したリーパーは、すかさずMSLを発射

 

あっという間に2機のUAVを撃墜する

 

『敵無人機の撃墜を確認』

 

『お前、せっかく俺が講義してやろうとしてるのにひどくないか』

 

「…ごめんなさい……」

 

『まぁいいさ、それなりに基礎はできてるってことだろ。なら、俺の手間も省けて楽だしな』

 

そうして会話している間も、UAVを次々撃墜していく

 

『敵無人機の全機撃墜を確認、よくやった…と言いたいところだが、新手だ』

 

『新たなレーダー・ブリップ?嘘だろ、まだ来るのかよ』

 

レーダー上に新たに敵機の反応が現れる。

 

自衛隊もUAVを撃墜しようと接近する

 

<あれは…クオックス!?>

 

自衛隊員の驚く声が響く。

 

『グッ!こいつ、さっきまでの機体に比べて運動性能が高い!』

 

<日米で共同開発された汎用無人機だ>

 

『日米共同開発?何でそいつが東京を攻撃してるんだ』

 

『わからん…とにかく、奴らは民間人の避難区域に向かってる。ここで食い止めろ』

 

『くっ、ひらひらと避けやがる。蝶々みたいな奴らだな』

 

突然の事態に自衛隊だけでなく、オメガやグッドフェローも動揺している

 

 

 

― …♪……~♪… ―

 

 

 

『ッ!しまっ!…』

 

一瞬の油断をつれて、敵機がオメガの後ろにつく

 

『(マズい!)』

 

オメガがそう思ったとき、

 

「FOX3」

 

リーパーが放った4AAMが敵機に突き刺さり、爆発

 

「スプラッシュ1」

 

敵機は火だるまになって墜ちて行った。

 

『ふー、サンキュ、リーパー。助かったぜ』

 

「ん…大丈夫?…」

 

『ああ、おかげで被弾せずに済んだ』

 

リーパーのおかげで何とか被弾せずに済んだオメガは感謝の言葉を口にする

 

『敵無人機の全機撃墜を確認、今度こそよくやった。向こうの方も片がついたらしい、作戦完了だ』

 

<こちらJASDF309、貴隊の支援に感謝する>

 

先ほど撃墜したUAVが最後だったようで作戦終了を告げられ、肩の力を抜く

 

<空賊のイーグルドライバー、さっきは悪かったな>

 

<なかなかいい動きしてたぜ、また何かあったらよろしくな>

 

先ほどのF-15Jのパイロットたちからそんな風に言われる

 

『お役に立てて何よりだ』

 

『全機帰還する』

 

『「了解」』

 

こうして新人"リーパー"の初任務は幕を下ろした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

― フフッ♪ ―

 

――――蝶が運んだ波乱の予兆を残して

 

 

 

 

 




『正直、最初は俺もこんなやつで大丈夫かって思ってた』

基地への帰還中、オメガからそんな風に言われるリーパー

「ん…しかたない……私こんなだし」

『でも、ちょっと見直したぜ。さっきの機動、新人にしちゃなかなかのもんだったぜ』

オメガは、先ほどのリーパーの戦いを称賛する

『ってことで、改めてよろしくな、リーパー』

どうやらリーパーのことを認めてくれたらしいオメガに

「?…よろしく?…」

『何で疑問形なんだよ…』

何で「改めてよろしく」なのかよく分かってないリーパーの返事に、またちょっと不安になるオメガだった





【あとがき】
というわけで 第2話 迷い蝶 でした

これで個人的最低目標クリア。やったねうp主、これでいつでも失踪できるよ(おい)

と冗談はさておき

どうでしたでしょうか?個人的には複数人のセリフをかき分けるのが難しく、結構苦戦しました。いちいち「誰誰が言った」って書くとなんだか面白くない文章になるし、かと言ってセリフだけで誰かわかるようにするにはセリフだけで誰かわかるようにキャラの肉付けが必要でかなり難しい。
一応、分かるようにとは努力して書きましたが、「わかんねぇよ!」って方は遠慮なく駄文呼ばわりしてください。できれば指摘やアドバイスなんかを頂けるとこれからの役に立つのでありがたいです。

感想で質問された方がいましたので答えておきますが、現段階で、今作でのリーパーの搭乗機にはゲーム中の特別機や研究ランク15の機体は予定していません。機体の選定は基本的に「執筆者の好きな機体」となっています。期待されている方がいましたらすみません。
とは言え、自分自身飽き性かつ移り気なので、今後突然「F-22カッコいいよ、ハァハァ」とか言い出して、リーパーちゃんがいきなりF-22に乗り換えることもあるかもしれません(まぁ現段階でも「F-22カッコいい、乗りたい」とは思っているのだが(汗))。その時は生温かい目で見守ってくださいw
その前にそこまで続くのかも危ういですが(汗)

とそんな所で今回は筆をおきたいと思います。
支給+チャレンジ燃料で鬼神ランキング3桁に突入でき、「あれ?これ200位目指せんじゃね」とか思って、200位とダブルスコアで遠い目になり、1位との文字通り桁の違うスコア差に白目むいた元・惑星がお送りしました
それでは失礼します。
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