エースコンバット INFINITY Broken world 作:元・惑星
ロシアとヨーロッパの国境付近にあるユリシーズ災害難民特別受入地区
世界各地にある難民特区の中でも特に積極的な難民受け入れを行った地域。しかし内情は、受け入れた難民を安価な賃金で労働させる、疲弊した大国の労働力確保の側面が強かった。当然、過酷な労働環境に難民は反感を持ち、過激なデモ活動やテロ行為が横行、20年後まで続く強い反大国感情を生み出す結果となった。
20年後の本編時には、世界各地の反大国主義を掲げるゲリラ組織やテログループの中心的存在となっており、その力は国家規模に膨れ上り、国連もそうそう手が出せない危険地帯となりつつある。
――――ブリーフィングを始める
先日、ロシアを視察していた国連政府要人の拉致事件が発生した
拉致された要人9名は「グレイメン」と呼ばれる、政府内でも特に発言力の強いパワーエリートたちのグループだ
今回の作戦は国連軍主導による人質奪還作戦となる
エリアR2M、イユーリ南西部にあるヴェルナ―社軍事関連施設が潜伏先と思われる
我々の任務は
まず、施設内部に突入する国連コマンド部隊に先行し、敵監視施設を破壊
施設周辺の敵兵力を叩いて、部隊の着陸と突入をサポートする
その後、エリア中央の施設に拉致されている「グレイメン」9名の身柄を確保次第、撤収するコマンド部隊を護衛する
施設に関しては、既にテロリストに占拠され、ヴェルナー社の管理を外れている
ヴェルナ―社側からも攻撃許可は下りているので、遠慮なく破壊してやれ
また、今回の作戦は国連正規軍との共同作戦となる
国連軍からも、エリート航空部隊が参加することになっている
奴らより先に戦果を上げないと取り分が減るぞ
以上だ―――――
「なぁグッドフェロー」
「どうした?ヴァイパー」
ブリーフィングを終え、声を上げるヴァイパー
「今回の作戦は対地任務だろ。だったら、リーパーは攻撃機で出た方がいいんじゃないか」
今回の任務は施設破壊の対地任務
攻撃機は対地攻撃に特化した機体のことだ
「俺たちは普段から慣れてる機体の方がいいが、ルーキーにはイーグルで対地任務はちとキツイだろう」
F-15Jはファイター、つまり対空戦を重視した機体だ
確かに対地任務で使うには少々役割不足ではある
「それもそうだな…作戦までまだ時間はある、リーパー、何か希望はあるか?」
グッドフェローも納得し、リーパーに希望を聞くが、
「いい……お金かかるし…」
「………そ、そうか」
リーパーのストレートな物言いにグッドフェローはたじろぐ
「いやでも、最初の内は基本に忠実な方がいいだろ。今後のためにも用意してた方がいいんじゃねぇか」
が、オメガもやはりアタッカーを進めてくる
「前任者の予備機の攻撃機があったはず」
「そう言えば、前の奴が乗ってのも攻撃機だったな。丁度いいじゃねぇか…あいつにはもう必要ないしな」
ヴァイパーは少し顔を陰らせながらそう言う
「そう言えば、社のハンガーに残っていたな…リーパー、それならどうだ?」
グッドフェローは再び聞くが、
「いい……お金かかるし…」
「い、いやだが、今後のことも考えると―――」
「いい……お金かかるし…」
「………分かった、会社からの貸与という形で、運用費の一部は会社も負担する。それでいいか?」
「……ん…それなら…」
リーパーの素気ない返事に、さすがのグッドフェローも折れる
せっかくのダイヤの原石をこんなことで失いたくない、という思惑もあるようだが
「お前、見た目に似合わず、意外と金にがめついのな」
オメガがそう言って呆れている
「…それより…何の機体?…」
「ん?ああ、――――」
「――――"F-2A Viper Zero"だ」
【あとがき】
というわけで 第5話 イユーリ でした
今回はほぼブリーフィングのみで短めでしたが、いかがでしたでしょうか?
最後にあったように次回より新しくF-2Aを使うことになります。今後は対空用にF-15J、対地用にF-2Aで使い分ける形になります。
2話の時点でお察しの方もいたと思いますが、リーパーちゃんの乗る機体は自衛隊機です。と言っても、自衛隊機になったは単純に、ゲームで自分が使ってるアタッカーがF-2しかなく、F-15に乗せようと思った時にF-2が自衛隊機ならF-15もせっかく自衛隊仕様があるんだしそれにしようってなった感じです。最初はA-10辺りにしようかとも思ったんですけど、やっぱりアタッカーはF-2が好きだったのでこの形に。
さて、今度は何に乗せようかな…最近、やっぱF-22辺りのランク15機体に乗せようかとも思い始めてしまった今日この頃
後、前回の最後にヴァイパーがリーパーに対し狂気を感じたとありましたが、あれはリーパーの感情表現があまり表に出てきてないのと、無線越しだったのもあってヴァイパーにはそう感じられたと言うだけであって、リーパー自身が狂人とか言うわけではありません。リーパーにはリーパーの事情があるのです。
と言うか、作者の語彙力が足りないだけで、いまいちこの説明だけでも上手く伝えられているのかわかりません(汗)
菲才の我が身のせいで、皆様には今後も分かりにくかったり誤解を招くようなことがあるかもしれませんが、その時は気軽に質問してください。可能な限りお答えします。
といったところで今回は筆をおきたいと思います
黄色の13仕様のSu-37がランキング1000位以内と若干入手へのハードルが下がったものの今度は1000位のボーダーが激戦区になるかと思うと手を出したものか迷っている元・惑星がお送りしました。
それでは失礼します。
2014/9/27
ブリーフィング内容を修正
変更による以降の展開に変化はないはずですが何かありましたらご報告お願いします。