エースコンバット INFINITY Broken world 作:元・惑星
国連軍所属のエリート飛行隊。隊長は"スラッシュ"
国連正規軍に所属しているエリートパイロットの中でも選りすぐりのエリートたちが所属する国連の虎の子部隊
ゲーム本編中で幾度となくボーンアロー隊と共闘し、その度に競い合うことになるライバル的存在、と言えばカッコいいが、物語の都合上、主人公に大差をつけられて敗れるエリート(笑)の扱いを受けるかわいそうな方々。おまけにミッション5では…
乗機はASF-Xの特別仕様機。深い青色をした機体の背中に一本の白い線が引かれたカラーリングをしており、性能はゲーム中最強クラス。この機体に乗って、ボーンアロー隊(と言うよりプレイヤー)に負ける定めを運命づけられたリッジバックス隊の方々のご冥福をお祈りします。
ちなみに、リッジバックス隊で運用される特別仕様機体は2014年8月末に行われたランキングイベントの上位者報酬で配布済み。現在は入手不可能なので、欲しい人はそのうち何らかの手段で再配布されることを祈ろう。
『どうした!』
『なんだなんだ!?』
<ジャベリン隊、応答を!くそっ!>
「…今のは…」
『何がどうなってる!誰か説明しろよ!』
突然の事態に、誰もが混乱している
<周囲を警戒しろ。ファーメーションを崩すな>
そんな中でも、スラッシュは冷静にメンバーに指示を飛ばす
『炸裂段か!?』
『一発だけで終わるわけない!また来るぞ!』
ガァァァーーーーーーーーーン!!
ヴァイパーの言葉の通り、再び爆発音が空に響く
<こちらスカイ・アイ、全機に告ぐ!極超音速で飛来する物体を感知!遠方からの砲撃だ!高度を下げろ!>
バァァァァァーーーーーーーーン!!!!
<ぐわっ!>
<!無事か!?フェンサー!>
<大丈夫、爆風に機体が煽られただけです>
爆発はその破壊力で周りの空気もまとめて吹き飛ばす勢いだ
直撃したらただじゃ済まないことは間違いない
『高度を下げろったって、地面には潜れないぞ!』
高度を下げろと言われたがここは比較的標高の高い高地だ
今は偶然、エリア内にある盆地の中にいるが、周りの地面の位置は高く、直撃しない位置まで高度を下げられない
『くそっ!峡谷だ!あそこを抜けるしかない!』
ここまで来る間にあった峡谷なら、確かに直撃を食らわない位置まで高度を下げられる
しかし、
『峡谷!?あんな狭い所を抜けるなんて自殺行為だ!』
オメガがそう叫ぶ
マッハで飛行するようなジェット戦闘機で、渓谷のような狭い場所を抜けるのは、どんな熟練パイロットでも至難の業だ
『じゃあ、どうする?このままあの太陽に飲み込まれて、この世とおさらばするか?』
『アローズ全機へ!ヴァイパーを追って峡谷へ逃げ込め!』
『嘘だろ!』
<コマンド隊はその場で待機!上空の航空機部隊はいい的になるぞ!急げ!>
この状況を切り抜けるには、どうあがいても峡谷を抜ける以外の方法はない
<リッジバックス隊。付いて来い。私がルートを引く>
<続きます>
リッジバックス隊もスラッシュを中心に編隊を崩さないまま、峡谷の中に突入する
<敵の砲撃はレールガンのものと思われる!高高度では敵の砲撃の餌食になる!これより最高高度を800mとする>
『リーパー、落ちつけよ!HUDの高度計に注意しろ!』
リーパーもヴァイパーやオメガに続き峡谷に入る
『くっ!狭い!…うわっ!』
『しっかりついて来い!』
やはり峡谷は狭く、オメガは壁面すれすれを横切りながらも必死にヴァイパーに付いていく
「ん…」
そんな中、リーパーは巧みに機体を操り、危なげなくヴァイパーに付いていく
『上手いぞ、リーパー。やるじゃないか』
『くそ!何でそんな風に悠々と飛べるんだよ』
峡谷の上では今だ爆発が鳴り止まない
<敵の次弾発射を感知。着弾まで10秒>
<5、4、3、2、弾着、今!>
ガァァァーーーーーーーーーン!!
バァァァァァーーーーーーーーン!!!!
たった今、通り過ぎたばかりの地点で巨大な爆発が生まれ、その爆風で機体が煽られ、危うく機体のバランスを崩しかける
『おわっ!おい!峡谷の中にまで撃ってくるじゃねぇか!?』
<ッ!よく聞け!あの砲撃は炸裂後、可燃ガスを拡散し、広範囲に2次爆発を発生させるタイプだ!2次爆発の範囲は高度0mの地表近くまで覆っている!最初の炸裂を確認したら、爆心から離れ、2次爆発の範囲を迂回しろ!>
『迂回しろったって…こんな狭いとこじゃ、そんなことできるわけないだろ!』
スカイ・アイからの最悪の報告にオメガも泣きごとを漏らす
バァァァァァーーーーーーーーン!!!!
『間に合えよ!』
<リッジバックス隊。そのままのルートを維持>
<抜けられます>
谷の中まで届いてくる爆発に、各機とも急いで峡谷を抜ける
<至近弾が来るぞ!レーダーの危険域に注意!>
ガァァァーーーーーーーーーン!!
『いつになったら止むんだ!?』
<塵で前が見えない…!>
<リッジバックス4、こちらエッジ。レーダーでリーダーを追ってください>
『あと少しだ、気を抜くな!』
どれだけ、そうした爆発が続いただろう
そしてようやく、
<当空域からの離脱を確認した。敵の対空攻撃も沈黙している。高度制限を解除する>
悪夢のような時間は終わりを告げ、空には再び、戦闘機のエンジン音が響く
『ふぃー、もうあんなのはごめんだぜ』
『アローズ全機報告を。リーパー、まだ生きてるか?』
「ん…生きてる」
『ボーンアロー隊全機を確認』
状況を脱し、緊張を解くボーンアロー隊
<まともに編隊も組めん疫病神連中のせいで、予想よりも遅くなった。スラッシュよりリッジバックス隊、帰還するぞ>
<了解、さよなら空賊さん>
<ウィルコ>
<リッジバックス4、了解>
リッジバックス隊は編隊を崩さないまま離脱していく
『淡々としてますねぇ。それにしても、ありゃ一体何だったんだ?』
『分からん…が、レールガンと言えばあれを思い出すがな…』
『あれか…』
「……」
『ヴァイパー、舞台の準備が整い始めたな』
『"エースへの道"の続きでも用意しておくか?』
そうして、ボーンアロー隊は帰路につくのだった
「……"ストーンヘンジ"」
リーパーは誰に言うでもなしに砲撃の正体を口にした
「あの空賊の4番機…」
「どうした、アックスマン」
デブリーフィングを終え、エッジやフェンサーが退出した後、アックスマンのつぶやきにスラッシュが反応する
「お前も空賊が気になるのか?」
「いえ、あんなドロップアウトした連中になんかに興味なんかないっすよ。ただ…」
「ただ?」
スラッシュはアックスマンが何か重大なことにでも気付いたのかと思ったが、
「めっちゃかわいくなかったすか!?俺めちゃくちゃ好みなんですけど!」
「……」
何を言い出すかと思えば、至極どうでもいい話だった。
「はぁ……そうか、頑張れよ」
「何すか、その反応!?隊長はかわいいとか思わなかったんすか?」
「……女性ならエッジもいるだろう」
「エッジはなんていうか男気質と言うか、女を捨ててるって言うか」
ひどい評価だ
「とにかく恋愛的な好みには絶対に入らないっすよ」
「そ、そうか……頑張れよ」
「?どういう意味っすか?というか何故俺の後ろを見て…」
「そうですか、私は女を捨ててるんですね」
「!!!」
いつのまにかアックスマンの後ろにはエッジ本人が控えていた
「えっ、あのっ、エッジさん…?」
「ちょっと身体を動かしたかったところです。付きあってください」
「ちょっ!ごめんなさい!あやまるから離して――ー!」
エッジに引きずられていくアックスマンをジト目で見送るスラッシュ
「はぁ……」
静かになった室内でため息をつくスラッシュ
アックスマンは配属されたばかりの、将来を嘱望されるパイロットだが、いかんせんまだ若く、態度が軽いのが困りものだ
「それにしても、あの空賊の4番機……」
気を取り直して、今回の作戦を振り返る。
「よく分からない奴だったな」
スラッシュはリーパーのことをそう称する
「(初めの内はルーキーみたいな動きだったが、後半になるにつれて、こちらの目標にまで喰らいついてきた。まるで、その場ですごい勢いで成長しているような…)」
……
「エンジンのかかるのが遅いタイプか?まぁ、なんにせよ、なかなかの腕前のパイロットだったな」
スラッシュは知らない
その空賊の4番機がまだ実戦を経験してから1カ月ほどしかたっていない正真正銘のルーキーであることを
【あとがき】
と言うわけで 第7話 閉ざされる空 でした
タイトル思いつかんw先生!センスが欲しいです!
いかがでしたでしょうか?個人的には結構緊迫感が表現できた気がして今までの中で一番の出来に感じています。五十歩百歩な気もしますがw
最後の方でリッジバックスのオリジナルな描写を入れましたが、これ結構突発的に考えたんで、今後一番設定が安定しなさそうな気がします(汗)と言うか、いまさらですが、容姿とかの設定いらんかった気もしてきました。結局、戦闘機のって出撃してる話しか書いてないんで、いまいち容姿とかに突っ込みがいかない(汗)どこかで日常パートでも設ければいいのかもしれませんが、目下のところアイディアがないんで予定は未定。なんにせよ、せっかく考えた設定なんだから上手く活かせるようにならないと……皆―おらに文才を分けてくれー
さて、いよいよ書き溜めがなくなりましたwなるべく今まで通り投稿していきたいですが、少なくとも次話は間違いなく遅れると思います。気長にお待ちください。
ゲームの方では月末にメンテナンスとのことで、アップデートに期待。現時点でアップデート内容が告知されていないので、もしかしたら第1回アップデートのときのように細かい修正のみに終わるのかもしれませんが、TGSトレイラーを見た手前、期待せざるを得ない。
やはり気になるのはATD-X。正確にはATD-Xの特徴を受け継いだ別の架空機体となるそうですが、すごく楽しみにしてる自分がいます。別に自衛隊ファンでも何でもないはずなんですけどねw日本の戦闘機と言うことはやはり対艦戦闘力も高いのだろうか?TGSトレイラーでは4AAMと思われる武装を装備している三面図が公開されていたので、もしかしてマルチロール機?実装されたら、今の愛機から乗り換えることも検討。まぁ、武装や性能にもよりますが。
他にも、X-02やCFA-44、B-2も気になる。ノスフェラトゥ、乗りたいなぁ…そう言えば、アプデちょうど月替わりドロップ機体の変わるころじゃね?………皆―!おらに燃料と時間を分けてくれー!
と言ったところで今回は筆を置こうと思います。
状況によらず、常に愛機で出撃しているせいか、決まるときは爽快なのに、少しでも出遅れるとあっという間に獲物がなくなりフラストレーションがたまる、と言った状況を繰り返してる元・惑星がお送りしました(ベルクトくんなー(泣))
それでは失礼します。