まんが日本バーンブレイバーンばなし   作:PureFighter00

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習作その一


最後のバーンブレイバーン
勇気増殖! 101機ブレイバーン!


「未確認飛行体、8つに分裂します!」

 

それは、突然やって来た──

 

 

ハワイにて西側諸国がアド・リムパックの実戦演習を行う中、別の時空ではデスドライヴズと呼ばれる異星生命体……驚くべき事に、無機生命体で不死であるという……が突如地球に侵攻して来たのである。

 

「良し、上手くいったな、ブレイバーン!」

「ああ、ここで叩けば【誰も死なない】な、イサミィ!」

 

 

通常であれば、ここから【バーンブレイバーン】という物語が始まるのだが、何度も何度も時を超え空を飛びまた時間を巻き戻して戦い続けて来た「アース 2024」のイサミ・アオとブレイバーンはバーンブレイバーンという物語そのものを破壊しようとしていた。

奴らが地球に到着してしまえば、誰かがデスドライヴズに殺されてしまうのだ。イサミはそれが堪らなく嫌だった。

 

デスドライヴズ艦が無数のゾルダートテラーを吐き出す。

「ハハッ。多勢に無勢だな、イサミィ!」

「なぁに、問題ないさ。俺たちなら、やれる」

「ああ、【俺たちなら】勝てなくはないな! 行くぞイサミィ!」

 

「「開け【明日への扉!】ブレイブ・ゲート! オープン!」」

 

その声を辿り、救い出せ(OP熱唱開始)

 

数多の並列世界から、数多の【俺たち】が飛び出して来る。

皆、どれもがイサミ・アオやブレイバーンという魂のコンビだが、僅かずつ違いがある……並行世界の【俺たち】だ。作戦名(オペレーション)「春の松竹バーンブレイバーンまつり」……本当は東◯にしたかったが、大人の都合で松竹になった。

敵が大勢やって来るのであれば、歴代のヒーローを全員招集して戦えば良い。ウルトラマンも、ライダーも、戦隊もやっている。何故ブレイバーンがやってはいけないのか。2011年にはスーパー戦隊35チーム総勢199人大集合したではないか!

 

身体の配色が左右で違うブレイバーンが呟く「待っていたぞ、この時を!」

赤茶けたアーマーを爆発させて、青い色にイナヅマ型の黄色が差し色されたブレイバーンが叫ぶ「超力招来! イナズバーン!」

「それじゃ世界で2番目だぜ」やけに気取ったイサミィが呟くと、真紅のボディに黄色のZが輝く前立てを付けたブレイバーンが叫ぶ「ズバッと推参、ズバッと解決! 怪傑ブレイバーン!」

その他、日輪の力を借りたり、超電磁だったり、ゲッター線だったり、天元突破、遥かな轟き、フィリピンで大人気の温もりを信じ合ってたり、ビルドアップだったりと、集めに集めた101機のブレイバーンたち。

「行くぞ! 俺たちが世界を救うんだ!」

「「「応っ!」」」×100

 

板野サーカスばりに数多のブレイバーンがデスドライヴズに襲い掛かる。幾条もの光が弾け、ブレストファイアじみたものや超電磁スピンやサンアタックや電 the endやチェストやドリルやハカイダーショットが百発百中だったり天空Vの字斬りだったり円月殺法だったり……胸焼けする程の必殺技が宇宙(そら)を黄金色に染め、デスドライヴズまでが無数の死と再生を繰り返す。MMORPG風に言えばレスキル(蘇生した直後に殺される奴)だ。

 

 

「なっ……何が起きて……」

ハワイで演習中だったイサミ・アオは呆気に取られていた。何か得体の知れない事が起こっている。魂を揺さぶり、血が沸き立つ「何か」が。

陸自の三尉に過ぎないイサミは知らない。これから彼が辿る筈だった血塗られた物語を。それはアース2023で起きる物語。

彼もまた、ブレイバーンと出会い戦う運命を背負っていた。そしてアース2024のバーンブレイバーンでルルが泣いた「ブレイバーンとイサミが最終的にデスドライヴズと差し違えて英雄的に死ぬ」世界だった。

並行世界やパラレルを知覚したアース2024のイサミは、自分と異なるイサミ・アオを認識する事により「皆を救う為には自分をも救わねばならない」と自己犠牲の精神を滅却して悟りを得た。

それも独善であり、執着であった。その妄執を捨てさり真に全てを救うと誓った時、イサミは如来となったのだ。

 

 

如く到れる

如く去れる

真如相に通じる

 

 

ブレイバーン達は、出待ちをしていた。

デスドライヴズ母艦は流石に頑丈で、クーヌスビームでも無ければ焼き尽くせないのだ。遥かな轟きブレイバーンのブレイキャノンやブレイソードでも破壊し尽くせない……ならばと「俺たち」は考えた。資材が尽き果てるまでデスドライヴズを破壊する。アース2023のブレイバーンとイサミィが持つアレならば、一種の概念兵器なので滅ぼし尽くせるが……

「俺たち」は、最後の一手で攻めあぐねていた。

 

 

そこに、また一つの別のブレイバーンが天空より降り立つ。

イサミ・アオが居たならば、必ずブレイバーンはやって来る。それは運命であり、宿命であり、世界の法則だった。

ティタノストライド達が武器を構えてモノトーンのブレイバーンを囲む。

「誰だ! 所属と名前、作戦目的を述べよ!」

サタケ隊長の誰何(すいか)に重々しく鈴村ボイスが答える。

「親愛なる隣人、ブレイバーンだ。イサミと共に全ての未来を救いに来た!」

「なっ……なんで俺の名を……」

「数多のイサミ・アオが今世界を救う為に宇宙(そら)で戦っている……その全てが君と私、ブレイバーンだ。君が最後の鍵なんだ。さぁ、私に乗るんだ、共に世界を……未来を救おう!」

いつも通り、説明が不足しているブレイバーンであった。

確かにこのアース2023のブレイバーンが持つ権能があれば全ての「バーンブレイバーン」が収束するのだが、デスドライヴズ侵攻前に101機ブレイバーンちゃんが食い止めてしまうとイサミがブレイバーンに乗る動機が消失してしまう。歴史の修正力、であろうか。

誰もが諦めかけたその時、勇気が奇跡を起こした。

 

 

【バース2023の未来。ミユの研究所にて】

 

「ハル・キング大統領!」

「ルル特務大尉に先を越されたか……出来たのだな、ブレイブドライバーが」

「やれやれ、気が早いな、ルルは」

「サタケ中将!」

このブレイバーンとイサミが救った未来で、生き残った彼らも勇気を爆発させていた。

「皆で考えたんだ、もしも過去に介入してブレイバーン達が犠牲を最小にしようとしたならば……彼らは逆に困るんじゃないかな?」

「随分と私も老いた。若返ってもう一度やり直すのも悪くない」

「久々にイサミにも会ってみたいしな。今度こそ上官の指示に従うマトモな隊員にしてみせる!」

「帰りの切符は無いんですよ! なんで……なんで、みんな……」

「ミユも行くつもりだったんでしょ。1人じゃ行かせないよ!」

「さぁ、みんなで行こう。今度は我々が彼らを救うんだ!」

 

 

【バース2023 「現在」】

 

はっ!

ハル・キング大将は「目覚めた」

そして何人かのアド・リムパック参加軍人たちが順に目覚める。

「アド・リムパック参加中の元ATF参加隊員に告ぐ、到着して目覚めた者は自衛隊TS部隊の下に集え」

「アオ・イサミ三尉。TSから降りてそのブレイバーンに乗れ!」

「イサミ! 頑張って!」

「え? え???」

「くたばるんじゃねーぞ! 死にたがり!」

「は? は?」

「何をしているアオ三尉、復命!」

「……ブレイバーンって……?」

「その目の前の地味なTSよりデカいロボットだよイサミ!」

「相変わらず命令聞かないな、アオ……いい加減真面目に兵隊やれっ! 防大で再教育させるぞ!」

「……みんな……」

「アオが乗らないと地味なんだなブレイバーン! 宜しく頼むぞ!」

「ブレイバーンとしての初陣頑張ってね、スミス!」

「「へ?」」

 

復命したイサミがブレイバーンに搭乗すると、ブレイバーンに色が付く。しかしそれは赤い機体に緑の胸部ではなく、白と黒を基調として赤と黄色が差し色になった……ブレイマーベラーに変形可能というか……地獄からの使者というか……

そしてブレイバーンがイサミを乗せると、ブレイバーンの本領である拡張能力が有効となる。

「ブレイ天眼通!」

それは、イサミ・アオが辿る筈だった人生。その終わりまでもバース2023のイサミは悟った。

「そんな……みんなが……」

「そうだイサミィ! そんな未来は嫌だよなぁ!」

「そ……そんな事……させるかよぉっ!」

「さぁ、無様な未来を爆破粉砕するぞイサミィ! チェーンジ、ブレイマーベラー!」

 

バーンブレイバーン製作委員会の松竹は度重なる東映成分に頭を抱えている! 

 

 

「お!」

「来たなイサミィ!」

「最強ロボキタコレ!」

「そんなに、凄いのか……?」

「知らないのかイサミィ!」

「ジャパーヌの至宝じゃないか!」

「さぁ、皆様ご唱和下さい。チェーンジ!

「「「ブレイ・レオパルドン」」」×102

「そして変形バンク完了からのお約束っ!

 

「ブレイっ! ソードビッカー!!!」

 

因果兵器だからね、仕方ないね。(この間8秒。記録更新であった)




君は何故戦い続けるのか命を賭けて。

真面目な?のもその内やります。
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