シャングリラ・フロンティア〜死にゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜 作:マンデラカタログ
要するに何がヤバいのか?簡単だ。
・頭装備の強制と胴装備不可。
・常に格上と戦わなければならない雑魚敵逃走。
・呪術師のバフ、最悪魔術師のバフを弾く可能性のある魔力抵抗。
「うーん………頭と胴は別にいいんだけど、雑魚の逃走とサポーターのバフが効かないかもしれないのがなぁ……」
なんてことだ、俺の肉体に染み付いた死にゲー達の怨念がシャンフロを死にゲー化させる呪いを因果律を曲げて呼び寄せてしまったのか………? いや、落ち着け、冷静になれ。クール、ソークール。
死にゲーをプレイするにあたって重要な3か条。1にクズなNPCへの寛容な心、2にバカ賢いAIへの不屈の忍耐、3に突発的なボスのモーション変化への冷静な判断力だ。
「まずやる事を纏めてからだな。」
ステ振り、そうステ振りだ。70ポイント……ん?70ポイントになってる……12レベ上がったから60ポイントだと思ったんだが……何でだ…?
まぁ、それだけあればそろそろキャラビルドの方針が定まる頃だな。現状はスタミナ多めのオールラウンダーだが、これからレベリングを何の問題もなく行えるとは限らない。それにジークヴルムの呪いも完全にデメリットというわけでは無い、それを加味した上でどう分けるか。
「……そういえば、逃走?」
このゲームって逃げたモンスターはどうなるんだ? この手のリポップはある程度プレイヤーから離れたモンスターは自動的に消失して、初期位置に再発生したりするものだけど、俺から逃走するとしてどこまで逃げるんだ? 何せ一切のロードを挟まないフルダイブVR、実質的にほぼ現実と同じ法則で動いている以上俺の予想通りなら。
「俺の姿がモンスターに見えなくなるまでかな?」
なら……
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PN:アラジオ
LV:32
JOB:騎士(片手剣)
2,970マーニ
HP(体力):40→50
MP(魔力):10
STM (スタミナ):50
STR(筋力):20→40
DEX(器用):20
AGI(敏捷):20→40
TEC(技量):20→40
VIT(耐久力):5(1)
LUC(幸運):50
スキル
・ピアッシングファング
・ビーストロア
・ループスラッシュLv4
・スライドムーブ
・キャットウォーク
・レペルカウンター
・プリサイススロー
・アクセルLv3
・ハンドクライム
装備
右左:
頭:灼滅に焼かれた壺兜(VIT+1)
胴:ジークヴルムの呪い
腰:無し
足:無し
アクセサリー:無し
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「こうだな。」
ヨシッ!これが俺のスタイル、体力ちょい多めの上質ビルドだ。竣敏は逃げたモンスターに追いつけるくらい振って、耐久力に関してはまぁ……今更上げたところでって感じだし、なにより……
「一撃で死なない程度の体力さえあればどうにかなるだろ。」
別にダメージがデカくても耐えることができたら、どうにかなるだろう。ていうかなんだよハンドクライムって……どんだけ必死に登ってたんだよ……
にしても………
「この傷痕どうすっかなぁ………」
やったね!通報されるレベルの不審者は、今度は変な切り傷を負ったヤバい奴になったよ!……はー、アホくさ。
「この程度の艱難辛苦で俺が運営に泣きつくと思ったら大間違いだぞ……っと。」
自分でも驚くくらいこのゲームにハマったものだ。打倒「天覇のジークヴルム」を燃料として、俺は改めてこのゲームのやり込みを決意するのだった。