-未来視点ー
その日は朝からメモリ開発の方に没頭していた
「Atomicの開発に成功したしTreason-反逆の記憶に取り掛かりたい所だけど、アルファベット順に行けばBやCに取り掛かりたい所だよな〜どうしようかな〜ちょっとだけ父さんに相談してみようかな?」
着替えて父さんのいる広間に向かうと父さんは食後のワインを楽しんでいた。
「父さん、ちょっとメモリ開発の事で聞いておきたい事があって」
「おはよう未来、とりあえず座りたまえその後で話を聞こう」
俺は着席しワインを注いでもらい1口呑んでから話し出す
「それであの、相談があるのですが」
「そうだったな、何が聞きたいんだ?」
「例えばなんですが、人間の記憶をメモリに入れることは出来ますか? 」
「ほほう、どういうことか詳しく聞かせてもらおうか」
父さんは興味深いというような表情をして問いかける
「実はメモリを開発する段階で動植物の記憶や自然のメモリは数あれど剣士や銃使い、いわゆるガンマンだったり、歴史に登場する英雄と呼ばれる存在達の伝承等をメモリに組み込み利用出来ないかと考えていまして」
「なるほど…それならまずは開発してみる事だ、試験的に何人かに使わせてみるのも悪くは無いだろう」
「開発に成功すれば父さんのテラーメモリもパワーアップさせることが出来ます」
「ほう…それは楽しみだ」
俺はワインを飲み干すと席を立った
「では、部屋に戻ります。何かあれば声をかけてください」
「未来、そういえばTreasureの方はどうなってるんだい?」
「もう1つ、Labyrinthの力と合わせて使おうと思ってます。」
「なるほど、まぁ好きにやりたまえ私は口出しはしない」
「感謝します父さん」
「父さん、少し未来に甘すぎませんか!?」
「冴子姉さん、文句があるの?」
「2つのメモリを使うなんてどうかしてるわ」
「考えがあるって言ったろ!今の実験が上手く行けばメモリのパワーアップが可能となる!」
「だとしても!」
「文句があるなら実力を示しなよ!姉さん!もう一度メモリを砕かれる覚悟があるならね」
「……ッ!?」
「まぁいいよ!僕は好きにやらせてもらう」
僕はそう言ってその場を後にした。
-風都街中-
街に出るとちょうど脱出ゲームが行われていた。
「ちょうどいい」
俺はその脱出ゲームの受付に行き受付を担当している人に声をかけた
「あの、すいません。このゲームの主催者さんはいますか?」
「ゲームをクリアすれば主催者様より豪華景品が贈られます」
「なるほど」
俺は脱出ゲームに参加し迷路を散策する
「なるほど、こっちのようだ」
俺は道を歩きゴールに向かっていく
「この程度ですかね、もっと面白ければ良いんですけど」
俺は迷うこと無くすすみゴールに辿り着く
「おめでとう!君が初のクリアだ」
「つまらない」
「何?」
「これを使ってみませんか?」
「ガイアメモリ?」
「財宝と迷宮のメモリです。受け取りください」
「脱出不可能の迷宮経ご案内!」
『Labyrinth!』
『Treasure!』
2つのメモリが合わさり迷宮を象徴する怪物へと姿を変える
「楽しみですね!この迷宮をクリアして僕の所に辿り着ける存在がいるか否か…」
その頃
街では迷宮脱出ゲームに挑んだ人々が帰ってこないと噂になっていた。
「これは嫌な予感しかしないね」
「フィリップ!地球の本棚にアクセスしてくれ」
「わかったよ!」
フィリップは地球の本棚へとアクセスする
「キーワードは 迷宮、脱出ゲーム、財宝、ここまでは検索を終えているがあと1つ決定的な何かが足りない」
「それなら、最後のキーワードは完全クリアだ」
「なるほど、ゲームならクリアは必須というわけだ!絞れたよ!僕も行こう!今回は僕の力が必要不可欠だろう」
「頼むぜ相棒」
そうして俺達は脱出ゲーム会場に向かった
会場に着くとかなりの数参加者がいた。
そして大画面にドーパントが映し出される
「ごきげんよう諸君!君達がこの冒険をクリアした暁には至高の財を与えよう!さぁ、挑戦のスタートだ!」
俺達もゲームに参加しゲームクリアを目指す
「なるほど、これはクリア出来ない訳だ。」
「どういう事だフィリップ?」
「目の錯覚や認識をズラす等色々厄介な仕掛けがされているからね!」
フィリップはそう言うと行き止まりや回り道となる場所を歩きゴールに辿り着く
「おめでとう!君が初クリアを成し遂げた者だ!約束通り財を与えよう!」
「いや、その財に手を出したら自分達も財宝に変えられちまう!これ以上はやらせねぇぜ!宝田光介!」
「なぜ私の正体が…!?」
「いずれ悪の真相は暴かれるのさ!いくぜ!フィリップ!」
「あぁ!」
『Cyclone!』『JOKER!』
「「変身!」」
『Cyclone!』『JOKER!』
電子音と共に緑色と黒の装甲が纏われ仮面ライダーダブルに変身する
「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」
ドーパントはツルハシを振り回し攻撃してくるがダブルはメタルへとチェンジし攻撃を弾き突きを叩き込む
「迷宮へご案内!」
「無駄さ!」
『LUNA!』『Metal!』
メタルシャフトを鞭のようにしならせ物理的に迷宮を破壊する。
「構築前に破壊してしまえば無意味さ!一気に決めるよ!」
『HEAT!』『Metal!』
『MetalmaximumDrive!』
「「メタルブランディング!」」
メタルシャフトを振り抜きドーパントを倒す
それを見ていた俺は戦闘データをメモリに記憶させメモリを完成させる
「財宝の守り手が反旗を翻してその財を手にする反逆の記憶が完成した。」
『Treason!』
「変身!」
灰色の装甲と海賊が好んで使っていたとされる武器カトラスがその手に握られる
「反逆者と海賊は別物ですが、武器はこのイメージですよね」
俺はカトラスを振り抜きダブルを斬りつける
「またお前か!今度は何だ?」
「今の僕は反逆者です!」
「反逆者だと?」
(不味いよ翔太郎!反旗を翻した戦士のメモリだ!)
「不味いってどういう事だ?」
(危険なメモリという事だよ!ある意味人の歴史が記されてるメモリという事だ)
「人の記憶が人を使うと言うことですよ!」
『Treason!maximumDrive!』
「反逆の一撃!」
カトラスに鈍色のエネルギーが集約され振り抜く
『MetalmaximumDrive!』
「「メタルブランディング!」」
お互いの攻撃がぶつかり合い俺の一撃が競り勝った
「また会いましょう!仮面ライダーダブル!何時でもお相手しますので」
俺はその場を後にすると変身を解除しその場に膝を着く
「まだ調整が必要ですね…」
完成はしたがまだ調整が不完全だったため負担が大きくなってしまったが目標の第一段階は達成したと言えよう
俺は帰宅すると早速父さんの所に赴いた。
「ただいま戻りました。」
「その様子だと成果はあったようだね」
「えぇまぁ、父さんのテラーメモリを借りれますか?」
「構わんよ」
俺は父さんからメモリを預かると早速メモリを改良し始める
「歴史上人々に恐怖を与えた人々の伝承をこのメモリに記憶させて」
父さんのメモリはゴールドメモリから紺色のメモリに変わったがメモリからは強い力を感じた。
「父さん完成しました。」
「早速使ってみても?」
「必ずドライバーを介して使ってくださいね」
「あぁ、もちろんだとも」
父さんは庭に出るとメモリを起動する
『TERROR!』
ドーパントとしての姿は変わらないがその尋常ではない程の力がオーラとして顕現していた。
「なんなの!?この力は!」
「お父様!一体何を!?」
「これは何事ですか?」
「未来がまたひとつ功績を成し遂げたんだ」
「それはお父様の力のこと?」
「あぁ!力に満ち溢れている!」
「未来!一体何をしたの?」
「教えませんよ!冴子姉さんにはね」
「私達は家族では無いの?」
「家族であっても僕の功績を横からかっさらおうって言うなら僕は姉さんを処罰しなきゃいけないからね」
「なッ!?私がそんな事するとでも!?」
「さぁ?とにかくこの方法は教えない!この力はメモリを強化するとかそう言う話じゃないからね!まぁいいさ!これからも僕はミュージアム発展のために力を使うさ!」
ミュージアムの在り方はこの僕が変えるんだ!今のままではミュージアムは壊滅するそれを変えるために俺は動く事をまだ誰も知らない
4話目オリジナル展開です。次回はまた原作沿いにストーリーを書いていきますのでお楽しみに
次回「Mへの手出し/Hell&HEAVEN」