別の世界線のボク   作:由兎

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ぷよぷよしか知らない方でも楽しめれば幸いです。
YouTubeで制作者の話を聞いていたら、SF作品のように思えて書いた二次創作です。


時を彷徨うアルル・ナジャ

ボクは時の女神さまによって魔導世界を点々としていた。

まるで時の流れがたくさんの時計が並んでいるようにふわふわと浮いている。

その中で見たことがない人物。黒髪碧眼の杖を持った魔導師。両耳を覆っている青い丸いアクセサリー。まるでアンテナみたいに両耳に1本づつ長い棒がついている。刺さったら痛そう!それが特徴だった。もっとも、相手が異性だから、ボクの背じゃとても届かないけどね。

別の世界線のボクが「カミュ先輩」などと言っている人物と接触することができた。

シェゾ、サタン、ラグナスといった知り合いはいたけど、ボクにも先輩なんていたんだ?「先輩」って言っているから、学校で知り合った先輩かな?

けど、別の世界線のボクはこのカミュ先輩とタメ口で喋っていた。所謂、先輩後輩の中。タメ口で話をしていたということは友達だよね?

ボクが敬語を使うのは先生ぐらいだけど、シェゾやサタンと知り合った経歴が違うとなると、気になるぅ。しかも、他の世界線のボクを見たら、仲良さそうに一緒に笑っていたのを見ると。

そのカミュ先輩と話をしたいと思って、時の女神さまに頼んでみたんだけど、察しがいい人なのか。ちょっと喋っただけで。

 

「お前はアルルだよな?しかし、いつもと違うぞ」

なんて言ってきて。本当に魔導世界の住人?と思うほどにまともな反応でビックリしたよ。別の世界線のボクの人間関係はよくわかっていないけど、話をよく聞いてくれる。「ボク」とは初対面であることまで理解してくれた。

「先輩だったら、敬語で喋りますね」

「お前がアルルだったら、自然に喋ろ」

そう返ってきた。暫く、カミュ先輩と雑談やどういう経歴でそうなったのか話をしていると。そしたら、金髪碧眼の赤いリボンをつけたポニーテール、赤いワンピースみたいな服装の女の子がやってきて。

「カミュせんぱ~い!…それとアルルじゃない」

「誰?」

「え?何を言っているのよ!」

「ラーラ、今いるのはお前の知っているいつものアルルじゃないよ」

「カミュ先輩まで何を言っているんですか?」

するとカミュ先輩が黒板を持ってきて、カミュ先輩がチョークで絵を図形を書き始めたのだった。この顔はボク?カミュ先輩、それとラーラと名乗る女の子だよね。

「オレが思うにだな。アルルのどこかが抜けているからこそ、オレとラーラがいる世界線になっているみたいだぞ?」

「全員いるときがいつもの世界線なの?」

「お前と知り合ったばかりで情報が不足しているから、今は言えん。知りたいのならば、詳しく話してくれないか?」

「厄介なアルルが来たものね」

ラーラと名乗る女の子はボクを腫物扱いしているみたいだった!

「ラーラ、友達だろう?もっと優しくしたらどうだ?」

「はーい!先輩!!」

言われてみれば、蛇みたいにくねくねしている文字が主にこの世界線の言語らしい。見たことがない文字だ。これがこの世界線の代償?

カミュ先輩が書いた黒板の文字が読めなかった。

 

ぼくはふと、周囲を見回して。

「カミュ先輩、ここってぷよぷよが全然いないけど。全消しをして、オワニモの魔法で時の女神に送られているの?」

「オワニモ?なんだ、それは?聞いたことが魔導だぞ」

「全消しって何よ?ぷよぷよは魔導で攻撃をして、倒す魔物でしょうが!」

話が噛み合わない。どうやら、この世界線はぷよぷよを4つ繋げて消すという観念がない世界線らしい。え、そんな世界線があるの!?ぷよぷよどころかおじゃまぷよが1匹もいない理由にも納得。それに2人が嘘をついているとも思えないし。

「なあ、アルル。もうちょっとお前の話を聞いてみたいよ。魔導で戦わない世界だったら、お前は最弱になるぞ!」

「そうね、ばたんきゅ~するかもしれないわね」

ばたんきゅ~という観念はあるらしいけど、ボクは最弱!?ぷよぷよを消すときに魔法を唱えることはあったけど、本格的に魔法で魔物を倒すなんてファンタジー小説の中でしか見たことがなかったから驚きだ!

「先輩、ばたんきゅ~って?」

「死や気絶を意味をすることだ。もっとも、魔導水晶で生き返ることができるんだがな」

「死!?え、ボク、死んじゃうの?」

「いつものアルルよりかマヌケなアルルがきたものね…まるで知り合ったばかりの時を思い出すわね」

「どういうこと?」

「オレとラーラとお前は所謂、幼馴染ってヤツだ。知り合って今年で10年経過する」

 

!?別の世界線のボクがタメ口で喋っていた理由が明かされた。年上の幼馴染なんてボクにもいたんだね!

けど、なんで幼馴染が先輩なんだろう?ラーラとは同学年みたいだけど、年上の男の先輩なんて10年も接点があったの?ボクは16歳だから、6歳の時に知り合ったことになる。

「アルル、お前のことが心配だ。その時の女神とやらで元の世界に帰るまでにオレの実家で過ごさないか?オレの実家は魔導幼稚園なんだ。保健室のベッドなら空いてるしな。オババさまだってわかってくれるだろう」

「カミュ先輩ったら、本当に優しいわね。このアルルを見ると、いつもの天然ボケのアルルよりか抜けているって感じだものね」

 

ラーラはどことなく、ルルーと言い方が似ている気がする。ルルーみたいに格闘技をしていそうな服装じゃないけど。どこの世界線でも似たような性格の人がいるんだね。

カミュ先輩は情報量が多すぎるのか、黒板に書ききれないなどと言っていた。カミュ先輩って研究者か何かなのかな?

そんなわけでボクは魔導幼稚園で保護されることになった。

話を聞いた感じだど、殺伐な世界みたいだけど、シェゾやサタンみたいに「お前が欲しい」「我が妃になれ!」みたいななんて言わないし、ボク、カミュ先輩のいる世界でもうちょっと過ごしたいと思ってきちゃった。だって、男でまともな人なんて殆どいない世界だしね。とても親切にしてくれる。頼れる人だなという第一印象を持った。

 

 

 




ぷよぷよ・魔導物語シリーズをSF作品として解釈した結果の二次創作です。
ある意味でクロスオーバー。
カミュとラーラはいまでも10年経過をしても、アルルと接点があるみたいですが、明確な関係は書かれていないのでねつ造といえばねつ造。
カミュが研究者というのは完全にねつ造。SFチックにしたかった結果、黒板を出しました。
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