AIS アーマードインフィニットストラトス   作:トラセンド

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5話『クラス対抗戦その2』

 

『ーーーーーッ!』ギギギ…

被弾して腹部と左腕に穴が空いた無人機は火花を散らし、金属が軋む音を立てながらこちら(莉音)に目線を変える

 

『パーティーはもう終了時間だ、ご退場を願うよ。』

対し俺は右手にレーザーブレード『リベリオン』を展開、同時にQBで無人機の背後に回り込む

 

 

当然、無人機は対処しようと振り返る

 

 

『(かかったな。)』

そこを突いてフラッシュロケットを射出…

タイミング良くフラッシュロケットの弾頭は無人機が振り向いた瞬間に炸裂した

 

 

『ーーーーーッ!?』

 

いくら無人機とはいえ、一瞬でも視界は閃光に遮られれば何も見えない

俺はその隙を狙い『リベリオン』で無人機の左腕を切り落とす

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

一方、同じアリーナ内に居る一夏と鈴音はすぐ側で戦闘を行っている莉音(しかし二人はまだ気づいていない)に対し困惑していた

 

 

「一体、何がどうなってんだ?あの黒いのは味方なのか…!?」

 

「警戒を解いちゃダメ!どっちもunknownである以上、いつ標的にされるかわからないわ。……とは言うものの」

 

一夏に助言をする鈴だが、彼女の中で一つ確信がある

 

 

(私達のよりも一回り巨体なあの黒いIS……間違いない、AISだわ)

 

二人から見てunknownの一機である莉音の『アパレシオン』の事だ

 

(企業連の産物がどうしてここに…?あの無人機を追ってきたのかしら…いや、急に現れたからそれはないわね……待ち構えていた?)

 

考えれば考えるほど頭がこんがらがってくる…鈴は一度首を左右に振り、考えを一つに絞った

 

「(とりあえず、今は下手に刺激しない方がいいわね)…一夏、聞こえる?」

 

「なんだ、鈴?」

 

「現状から見て、今は下手に動いちゃダメ。いい?」

 

「なるほどな…OK、わかっt『一夏ぁぁぁーーーーー!!!』ーーッ!?」

 

不意にスピーカーから叫び声がアリーナ全体に響き渡る。その源は放送室に居た篠ノ之箒からだった

 

「箒!?なんでそんな所に!!?」

もう一人の幼馴染みの行動に一夏は困惑し…

 

「空気読みなさいよ、あの馬鹿…!」

鈴は箒の行動に少し苛立った

 

 

『ーーーーーッ』

そして案の定、無人機は標的を放送室に居る箒に変えて右手に内蔵されたビーム砲を向ける

 

 

「ッ!?逃げろ!箒ーーーー!!」

咄嗟に一夏は無人機の攻撃を食い止めようと加速するが、間に合わない

 

 

既にビーム砲は発射寸前…誰もが恐怖した

……が

 

 

 

 

ガシッ

 

 

瞬間に何かが無人機の右腕を掴み、ビームの軌道は大きく上にずれてアリーナ上空のエネルギーシールドを貫く

 

 

『往生際の悪い…』

 

そして軌道をずらしたのは、無人機の右腕を持ち上げている『アパレシオン』(莉音)だった

 

『亡霊の導きには、絶対に逆らえない』

莉音は余っている右手に突撃ライフル『ジャッカル』を展開、そのまま銃口を無人機の顔面に突きつけ…

 

 

『チェック、メイト…』

 

ドゥンッ!

 

 

撃ち抜いた

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

『……………?』

無人機の機能を停止させた俺は、視線を感じてそっちに目を向けた

 

「…………。」

 

一夏だ…

 

「聞こえるか?お前は何者なんだ…?」

 

…答えると思ってるのかこの主人公は?

まぁ無視するのも何だし、はぐらかすように答えるか

 

そして俺はマシンボイスのまま答えることにした

 

『俺は亡霊だ…祭や宴が有るとなって、出てこないわけがないだろう?』

 

「はぐらかさなくていい。」

 

『…正体を明かすにはまだ早すぎる…ではな、織斑一夏。』

言い終えると同時に格納していた大量の発煙弾とチャフを地面にばら撒く

 

「ッ!?」

 

アリーナ全体が煙幕で見えなくなった間に俺は速やかに『アパレシオン』を解除して領域を離脱した

 

 

 

やがて煙幕が晴れるのと同時に俺が消えたことに理解した一夏はなんとも言えないといった顔をしていた

 

 

 

 

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