~図書館前~
私と咲夜、そしてこちら側のフランは紅魔館の中にある図書館の前に来ていた。
「中が騒がしいわね。」
「ええ、こちら側ではいつもの事ですけれども。とりあえず、入ってみましょう。」
図書館の中に入ると、そこには信じられない光景が広がっていた。
ジャージのようなものを着て走っているもう一人の私と咲夜、そしてパチュリーである。
「レミリアお姉様、お客人ですよ。」
「はーい、今行くわ。 いったい誰かしら、私に客なん・・・私がいる!?」
「こちらは、ついこないだつながった方の幻想郷からいらっしゃったレミリアさんです。」
「レミリア・スカーレットよ。よろしく。」
「え、ええ。私もレミリア・スカーレットよ。よろしくね。」
まるで鏡としゃべっていると思ってしまうほど、私にそっくりだ。
ただ、やはり胸は・・・ 勝てないようだ。
「お嬢様ー、どこにいかれ・・・ お嬢様と私がもう一人!?」
向こうの咲夜は、こっちの彼女には無くなってしまった幼さがある。
背も、こっちの咲夜と比べると5,6cmほど小さい。
「フランお嬢様、この方たちがお客様ですか。」
「ええ、そうよ。あちら側の幻想居から来てくださったの。」
「おぉ、私とレミリアお嬢様がもう一人・・・」
やはり数歳幼いのだろう。
反応がまるで昔の咲夜を見ているようで、少し懐かしい。
「咲夜、そんなにじろじろ見るのは失礼よ。 とりあえず、紅茶を入れてきてくれないかしら?」
「し、失礼いたしました。今すぐ淹れてきます!」
そう言って頭を下げると、紅茶を淹れに行ったのか、消えてしまった。
「ふふふ、まるで昔のあなたを見ているみたいね。」
「ええ、私にもあんな時期があったのですね。 なんというか、とても危なっかしくて見てて心配です。」
「そうね、きっとまだ未熟なのでしょうね。」
「そういえば、なぜこちらの紅魔館に来たの?」
「最初はこちら側がどんな所なのか、もう一人の私がどんな人物なのか気になってきたのだけれど、気が変わったわ。あなたたち、異変を起こしてみる気はないかしら?」
「異変?」
「ええ、私たちの場合は赤い霧で空を覆い隠して、昼でも外に出られるような異変を起こしたわ。」
「でも、そんなことしたら最悪、博麗の巫女か妖怪の賢者に消されてしまうわ。」
「そこら辺は大丈夫、霊夢あたりに掛け合って異変をおこしやすくさせるわ。」
「そんなことが可能なの?」
「ええ、そして今度こそ霊夢たちに雪辱を晴らしてやるわ。」
「赤い霧を出したら、外で遊べるかしら?」
「ええ、もちろん。私たちも総動員であなた達の手助けをするわ。」
「それなら・・・起こしてみようかしら。」
「よし、ありがとう! それじゃ、私たちは霊夢に掛け合ってくるわ。」
よし、これで霊夢たちにリベンジできるわ!
今度こそは、絶対に勝ってやるんだから!
こうして、再び紅霧異変が幻想郷に訪れるのであった。
無理矢理な感じにはなってしまいましたが、一応原作沿いにはできましたね・・・
次は異変の準備かな?