Re:ようこそ絶対選択肢に逆らえない教室へ   作:球磨川善吉

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リメイクしました。気づいたら転生してないのに5000字超えてた。


人生とは選択の連続である

 

 

 

ここは、一体どこなんだ? 目を開けると、視界は嫌というほどに白で埋め尽くされていて終わりが見えない。俺はこの場所を見たことがある? いや、そんなわけないか。てか、ここに来る前の記憶が全くない。多分俺の意思でここに来たわけではないハズ。誰が、何のために、俺をこんな場所に連れてきたのか。少し考えるか。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

「間違いない! ここはSE○しないと出られない部屋だ!!!」

 

「いや、ちげえから何言ってんのお前」

「っ!」

 

 後ろを振り返るとロリがいた。髪色は赤、背丈は、、、150cmとか? それとたわわな二つの果実をぶら下げている。とてもいい。すごくいい。言っとくけど、俺はロリコンじゃないぞ!もしかしてさっきの発言聞かれてた?

 

「女神のリンゴと申します。以後お見知りおきを」

「あ、えっと、どうも」

 

 これあれでしょ。俺転生するんでしょ。多分。今のご時世、目覚めたら女神がいる=転生という方程式が成り立ってもおかしくない。。。おかしくないよね? 

 それと、さっきの発言は聞こえてなかったっぽいな(願望)。良かった良かった。

 

「聞こえてねえわけねえだろ。バカか?」

 

 え。あらやだこの子怖い。ナチュラルに心読んでる。口も悪いし。外れ女神かよ・・・

 

「てか、俺死んだんですか?」

「うん。ビルの倒壊に巻き込まれて即死。トラウマ残ったら支障が出るから死の直前の記憶は取り除いておいたけど」

 

 神様仏様リンゴ様。ありがたや、ありがたや。

 てか俺、死んだのか。まだやり残したことがたくさんあるのに。まじか。。。まじかよ。。。。

 

「感傷に浸ってるとこ悪いけど、これからのことを話すね」

「は、はい」

 

 そうだよな。切り替えないといけないよな。俺にはチートスローライフハーレムが待ってるんだ。前世の人生に負けないくらい、来世を楽しめば良いんだ!!!!

 

「じゃあ決心を固めたってことで・・・コホン。君には僕が作った能力『絶対選択肢・改』を持って転生してもらう」

「は? 何言ってるんですか?」

 

「ん? 聞こえなかった? 君、難聴? 大丈夫? もう一回言ってあげるから耳の穴かっぽじってよーく聞けよ」

 

 当たり前のように罵倒してくるな、コイツ。でも美少女だったらOKです。

 

「スゥー。君には『絶対選択肢・改』を持って転生して貰う!

 

 ・・・絶対選択肢。なんで改がついてるのかは分からないけど、俺の脳内選択肢が学園ラブコメを全力で邪魔している』という作品に出てきた能力だ。能力っていうより呪い。日常生活のさまざまな場面で頭の中に音声でも文字でもない2~4択が浮かんできてその中の行動を『絶対に』やらなければいけない。

 

 いや、やらざるを得ない。もし、選択肢を選ばないでいると、死ぬほど激しい頭痛が起きるからだ。選択肢の中には下ネタや奇声を強要するものもある。

 

 それにしても絶対選択肢か。たしか原作主人公は顔が良いのにクラスの腫れ物扱いされていた(こ↑こ↓重要)。

 もう、俺の人生の安寧はないかもしれない。まあ、死んでもう一回生きれるから何も言えないけどね。生きたくても生きられない人もいるし。高望みはしないけども。でもやっぱり人生エンジョイしたい!

 

「改っていっても基本的なものは絶対選択肢と変わらないよ」

「・・・なるほど。そういえば、俺って自己紹介してませんよね?」

 

「ん? そうだっけ。まあ私は君の名前知ってるしいいでしょ。ぶっちゃけもう忘れてもいいよ」

 

 良いわけないだろ! 何言ってんだ! 名前ってのは親が子供に贈る最初のプレゼントなんだぞ!

 

「ふ~ん。まあ、どうでもいいや」

「それと。なんで俺が選ばれたんですか」

 

「君が選ばれた理由? くじ引きだね」

 

 なんか案外しょぼいな。てっきり俺って特別な存在かと思ってたけど違ったか。でも母数が分からないからなんとも言えないか。

 

「話を進めるよ。君には新高校生として第二の人生をスタートして貰う。今から君にはランダムで7つの選択肢が表示される。それぞれの選択肢はギフトとミッションで1セット。えーと、ここで言うギフトは特殊能力のことね」

 

 え、嘘でしょ。特典くれるの? うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!! 熱い。熱すぎる。貴方は神ですか!?  

 

「あの、ミッションってクリアしないとペナルティとかあるんですか?」

「そりゃ勿論。クリアできなかったら死んでもらうからね。あと退学しても死ぬ」

 

「えっ。冗談・・・ですよね?」

「NO。原作のストーリーに絡まないおりぬしなんてなんの価値もないでしょ」

 

 おり、ぬし? なにそれ。

 

「俺が転生する世界ってアニメなんですか?」

「うん。そうなるね。『ようこそ実力至上主義の教室へ』ってやつ。まあ、君は知らないはずだけど」

 

 『ようこそ実力至上主義の教室へ』か。見たことも聞いたこともないんだけど。原作知ってたらだいぶ楽になったな・・・

 

「他に質問はある?」

「いや、特には」

 

「OK。これが君の選択肢だ。」

 

 そう言って俺にA4の紙を渡してくる神。

 

「それと、その紙に書いてあること以外のミッションとギフトの詳細は、君が選択肢を選ぶまでは教えられない」

 

 マジか。まあいいけども。頼む。どうか赤子の手をひねるくらい簡単な選択がありますように・・・ せっかく貰った第二の命。さっきは高望みしないとかかっこつけたけど、せめて老衰でタヒにたい。慎重に選ばないとないとな。

 

 じゃあ一番上から見ていくか。

 

 1つ目。

 

【ミッション:奇跡の世代 達成条件:甲子園を優勝する】

 

【ギフト:鉄人 詳細:ものすごくケガをしにくくなる】

 

 奇跡の世代、か。どこぞのバスケ漫画に出てきそうな表現だな。それにしても野球か。俺野球やったことないんだよな。ルールくらいは知ってるけど。パワ○ロやってたし。てかギフトもパワ○ロじゃん。

 

 ただなぁ。甲子園か。俺が行く高校が強豪校なら、まだしも弱小だったり部員が少なかったり、そもそも野球部すらない、みたいなことになると非常にめんどくさい。ていうか死ぬ。たしか前世だとコロナで甲子園なくなっちゃったし。でも、アニメが原作だからないのか。

 

 いやそもそも、原作がようこそ実力・・・なんちゃらってだけで俺が転生する世界が全く同じとは限らないよな。そこんとこはどうなんだろ。

 

「あのー。俺が転生するとこってその原作の世界と同じですか?」

「君という異分子が紛れているという点を除けば99%は同じだね」

 

 ・・・99%。まあ、100%同じ世界を作るってのは至難の業かもしれないね。知らんけど。

 えーと、ギフトはケガをしにくくなる、と。出来れば野球のセンスが良くなる能力が欲しかったけど。俺運動神経あんまよくないし。

 

「あ、言い忘れてたけど、あんまりこの場所に長居しない方が良い。さっさと選んでさっさと転生するんだ。別にそれで君の身体に異変が起きるとかはないけどね」

「分かりました」

 

 

 

 よし、次行こう。

 

 2つ目。

 

【ミッション:実るほど頭を垂れるたわわかな 達成条件:在籍高校の女子の平均バストをEにする】

 

【ギフト:ゴッドハンド 詳細:揉んだ胸部の成長を促進させる】

 

 スゥー。随分と1個目の能力とは毛色が違うな。なんとなくだけど、能力はそのミッションに適したやつが選ばれてるっぽい、か。まあ、そうじゃないと能力の意味ねえか。

 ミッションは・・・高校の規模にもよるけどめちゃくちゃきつくないか、これ。俺は男だから男子校or共学なのはほとんど確定・・・で、女子校で全校生徒の胸を揉みしだかないといけないくなるとかはないと思うけど。マンモス校で全校生徒1000人とか超えてたらヤバくないか? 一瞬、合法的に触れると思ったけども。

 

 そもそも、なんて声かけるんだ? 「俺が揉んだら大きくなるから揉ませて?」とでも言えば良いのか。セクハラじゃねえか。強引にでもやったら退学どころじゃないしな。男子校でも死ぬし。

 

 ワンチャン男子校でも性別を偽ってる生徒もいるのか? それだったら男の中から女を探す学園推理18〇小説が始まるけど。でもなぁ。生まれ持った性を捨て、男として生きることを決めた漢を悲しませるようなことをしたくはないな。

 

 アニメ? の世界だから平均バストは現実よりも大きいよな? その分楽なのか? うーむ。死なない為に胸を揉むんじゃなくて、死んでもいいから胸を揉むのがこのミッションの趣旨なのかもな。知らんけど。

 

 3つ目。

 

【ミッション:彼女100人できるかな 達成条件:在籍高校で彼女を100人作る】

 

【ギフト:嘘から出た(まこと) 詳細:1週間に1回、初めてついた嘘を真実にすることが出来る。ただし、以前にこのギフトで作り出した真実と矛盾するものはできない】

 

 ギフトの詳細長いな。正直言って論外だけど、今までのギフトの中で一番強くないか、これ。俺が卒業するまでに女子が100人いなかったら確定で死ぬんだが。普通に難易度ナイトメアだし、これ選ぶくらいだったらさっきのゴッドハンドの方選ぶわ。あっちは女子1人でもいればなんとかなる・・・なる?

 

 4つ目。

 

【ミッション:超高校級のブルジョワ 達成条件:学校内でppを一番集める】

 

【ギフト:超高校級の幸運 詳細:運がとても良くなる】

 

 pp? なにそれ美味しいの? ブルジョワは金持ちってことだよね? だからお金ってことはほとんど確定だと思うけど。ppなんていうお金の単位、前世では一回も聞いたことないんだよな。女神は99%原作と同じ世界って言ってたし。そもそも日本じゃない? 

 

 原作が前世と乖離してるのか、俺が転生する世界と原作の差違の1%がお金の単位なのか。そもそもppってなんの略なんだ? なんちゃらポイントだよね。うーん…… パ○ポイントしか思いつかん。

 

 ミッションの難易度が判断出来ないから、選べないな。うん。でも正直ダンガンロ○パのギフトはめっちゃ欲しい。運さえ良ければ、絶対選択肢でヘマしても結果的にプラスになるんでしょ? 最強じゃん。てか学校内って先生も含むのかな? ppっていうのがその学校内の独自のシステムであれ、その国のお金の単位でも校長とかには勝てないよな。

 

 そもそもミッションクリアした時って分かるのか? このミッションの可否は目に見えづらいから、分かんないとかなりきつい。もし達成してたとしても、分からないなら最悪一銭も使えないし。

 

 5つ目。

 

【ミッション:ドキドキのクラス替え 達成条件:ABCDすべてのクラスを3年分、計12クラスの在籍を経験する】

 

【ギフト:読神術 詳細:相手の心を読むことができる(タイミングはランダム)】

 

 お。ここに来て学校の情報が出てきたな。―――いや、これ無理に決まってんだろ。クラス替えって普通は学年が上がったときにしかやらないよな? 言葉通りに受け止めると季節ごとにクラス替えしてるってことだよね。いや、それだとミッションが楽すぎるか。多分クラス替えが頻繁に行われる学校ってことだよね。

 

 ギフトは・・・ご大層に『神』の文字がついてるな。なんか強そう(小並感)。実際強いか。ただタイミングがランダム。これ絶対選択肢で奇行を連発して、皆が内心引いてる様を見せつけられたら心壊れちゃう。うん。ゴミだな。そんなことが立て続けに起きたらメンタル崩壊して不登校になるかもしれない。

 

 そうなれば、別の学校に行かないといけなくなるかも・・・ハッ!? その手があったか! 入学してすぐ転校すれば、野球部が無くても男子校でもカ○ジみたいに独自の貨幣が流通してる学校でもリセマラできるのか!?

 

「あー。ごめんごめん。転校しても死ぬよ? まあ転校する前に死ぬか」

 

 ヒエッ。やっぱ心読まれてる。気持ち悪い。

 

「あ゙? 御託は良いからさっさと選べ」

「すいません」

 

  今までのギフトはミッションに適しているって法則からすると、心が読めるようになるとクラス替えがしやすくなる、と。意味分からん。まあいいや。次行こ。

 

 6つ目

 

【ミッション:おもひでぽろぽろ 達成条件:最初の1年間で自分のクラスから退学者を10人出す】

 

【ギフト:酔生夢死 詳細:自分の息を吸い込んだ任意の相手を眠らせる】

 

 ・・・・・・さすがにこれを選ぶのは倫理観が終わってるから選ばないけども。これ一番難しくないか? なんか新しいミッションが出る度に難易度1位が更新されてる気もするけど。

 自分が退学せずに最初の一年で退学者10人出すのって、よほどその学校が荒れてるかクラスメイトがやばくないと無理だよな。正直甲子園の方が簡単・・・なのか?

 

 最初は(退学しないなんて余裕)とか思ってたけど俺が入る学校だとあんまり珍しくないのかもな。

 ・・・やっぱなしかな。犯罪行為か犯罪行為すれすれのことやって生きても笑って暮らせない。ギフトもThe犯罪みたいな効果してるし。

 

 7つ目  

 

【ミッション:機械仕掛けの主人公は夢を見るか 達成条件:原作主人公を超える】

 

【ギフト:三本の矢 詳細:スキルを3つまで保持できる】

 

 ――そうじゃん! 原作があるんだったら原作主人公もいるじゃん。多分。作者(その世界での神)から好かれているやつが。

 ミッションもギフトも今までで一番アバウトだよなぁ。でもさ。大体、小説とかアニメの主人公って作品内で成長するじゃん。ってことは、主人公は成長する余地がありまくってる奴。つまり作品が始まる前か始まった直後だったら俺も超えてるんじゃね? タイトルはなろう系じゃなかったぽいし、イケるでしょ。

 しかも3つの特殊能力? もらえるじゃん。あ。でもその分難しいのか・・・

 

 ――――――いや、これは宿命だ。俺は原作主人公の事何も知らないけど、俺だって転生とかいう常人には体験出来ないことするから主人公でもおかしくないしな。それにそいつの為に作られたといっても過言じゃない世界でご都合主義的なのが働いて、異分子の俺にヘイトが向く可能性がある。

 

 だったら最初から敵対・・・じゃないけど、向かい討つ準備は必須なハズ。ソイツにとって邪魔な存在になったとしても、ちょっとやそっとで潰されないようにしないと。具体的に何をするかは分かんないけど。

 

 まあ、大体主人公は誰にでも優しくて皆から好かれてるから、俺のミッションの事、話したらなんとかしてくれるかもしれない。うん。世界はそんなに厳しくない。

 

「最後の『機械仕掛けの主人公は夢を見るか』と『三本の矢』でお願いします!」

「お。やっぱり君もそれを選んだかー」

「え? 俺以外にもこれを選んだ奴いるんですか?」

「んー? 君以外はいないよー」

 

 矛盾してね?

 

「これから君が選んだギフトの説明をするよ。まず、このギフトが発動するのは君が寝た時。ざっくり言うと君は夢の中で誰かと特訓するんだ」

「と、特訓?」

「正確には君の記憶とかから構築した誰かと。それで何ヶ月か特訓して、特訓した相手の技とか能力をスキルとして貰う」

「な、なるほど」

 

 強くね? こんなのあれば、おそらくSF系ではない原作主人公なんてイチコロじゃん。勝ったで! 風呂入ってくる!!

 

「よし、最後の総仕上げだ。君が主人公の何を超えるのか決めてね」

「あ。俺が自分で決めていいんですか?

「YES」

 

 今まで選択肢があったのにここではないのか。今考えるとこの選択肢めっちゃ当たりじゃね? 能力複数(うち一つは絶対選択肢とかいうゴミ)貰えて自分でミッション決めれる。これ選ばない奴は人間じゃねぇ!!!

 

 原作主人公の優しさを信じてみるか。

 

「――――決めました。俺は主人公に喧嘩で勝ちます!」

 

 最悪俺の方が喧嘩弱くても負けてくれるでしょ。多分。

 

「OK。本気の喧嘩で勝つ、と。じゃあ、君の旅路に幸があらんことを祈っておくよ。バイバーイ」

 

 女神がそう言うのと同時に、俺のまぶたが重くなってくる。てか、なんか最後ミッション変わっt

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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