【ベヘモット34柱師団】お嬢様剣士ティリエルの憂鬱   作:Nera上等兵

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ベヘモット34柱師団 人間界襲来編
1話 ナーガ班の暴走


“ベヘモット34柱師団”

魔界に暮らす者ならば一度は聴いた事がある組織だろう。

王宮直属の武装集団、邪竜族の巣窟、王国に所属する最強の武装組織。

かの集団を讃えたり畏怖する単語や表現などいくらでも出て来る。

 

 

「でも私は、それで満足する器じゃないのよねー」

 

 

その武装組織の指揮官「柱将(ちゅうじょう)」の地位に所属する女は独り言を呟いた。

彼女にとってベヘモット34柱師団など【踏み台】に過ぎないのだ。

既に小国の騎士団長クラスの名声と地位があるが、それでは足りなかった。

個室に設置された無駄に豪華な椅子に腰かけている彼女は、未来を見据えて不敵に笑った。

 

 

「王国から独立する女公爵か。いや、それ以上の存在になってみせるわ」

 

 

そもそも“ベヘモット34柱師団”を構成する邪竜族は1つの公国を有していた。

その歴史は、【七大罪】と呼ばれる七大悪魔の王の一族が表舞台に登場するよりも古い。

しかし、公国は七大罪の一角であるベルゼバブ家に軍門を下って滅亡してしまった。

 

 

「というか、元々七大罪と肩を並べた一族だし、お家再興してもいいじゃない」

 

 

ティリエルは、初代女公主であるヴァッハムートの転生者と自認するほど傲慢であった。

没落した邪竜族をまとめあげるのは自分だと自負し、その為に彼女は活動している。

 

 

「昔と違って戦乱状態でもないし」

 

 

遥か昔、ヴァッハムート公国の建国により二番煎じを狙う勢力によって各地で戦乱が発生した。

幾度なる戦争の結果、魔界は八大勢力によってひとまず拮抗により安定する。

ところが、【八つの枢要罪】の一角である邪竜族は、自分達が司る【虚飾】が気に食わなかった。

故に2000年ほど前の公主が「魔界最強の戦闘集団」になると断言し、表舞台から降りたのだ。

当然、均衡が崩れたので【魔界戦国時代】という各勢力による群雄割拠が続いた。

 

 

「それっておかしくない?ゲームが普通にできる平和が一番だよね!」

 

 

そんな時代を疑問視したベルゼバブ家の当主にして現在の大魔王による統一戦争が幕を開けた。

既に勢力として【虚飾】となっていた公国を真っ先に合併した彼はその時、運命の出会いをする。

七大悪魔全員の力を抑え込めるアイリスを王后に迎えた彼は快進撃を続けた。

強敵サタンとの激戦を越えて魔界を平定した王は、【大魔王】の称号を手にしたのである。

 

 

『雑魚国家が滅びまくってすっきりしたけどさ。それで燃え尽きたら意味ないでしょうに』

 

 

本来同格どころか格下であったベルゼバブ家の家臣になった現状に彼女は納得していなかった。

そもそもアイリス様のお力が大きかったのは、大魔王自身が認めている。

それなのに夫婦喧嘩してアイリス様が消息不明になってから大魔王はゲームに夢中になっていた。

そんな堕落した大魔王の長男もゲーム三昧で堕落しており、王国の未来は暗雲が立ち込めている。

 

 

『あのバカ王子の家臣で一生を終えるなんて御免だわ!!』

 

 

そのせいかティリエルは、仕える主を内心で罵る有様である。

最優先護衛対象である大魔王の長男、焔王(えんおう)に対する忠誠心など一欠けらも無い。

だが、義務なので仕方なく従っているに過ぎない。

なにせ大魔王と同等、もしくはそれに準じる地位に就くのを夢見ているのだ。

ゲーム三昧で泣き虫のお世話をして生涯を終えるなど屈辱以上に他ならない。

これは所属する王国に反旗を翻す発言であるが、彼女は護衛集団の将校で終わるつもりはない。

 

 

『……と言っても、今の私じゃ役不足』

 

 

ただ、未だにベヘモット34柱師団に所属しているのに理由がある。

今まで負け知らずだった彼女は、この組織に所属した時、現実を知ったのだ。

まるで大海を知らない井の中の蛙が井から出た瞬間、化け物に遭遇してしまった。

まさにそんな感じなのだから仕方がない。

だからこそ個室で独り言を呟いたり、内心で現実と向き合ったりしていた。

 

 

『ベヘモット団長……副団長…それに柱爵(ちゅうじゃく)、超えるべき【敵】が多すぎるわね』

 

 

邪竜族の中でも一目置かれる名家の令嬢は、同期の中では負け知らずだった。

美貌、学歴、身体、戦闘力、知能、魔力、剣術、潜在能力など思い浮かぶ物全てだ。

超難関である王立士官学校ですら主席で卒業した彼女は順調すぎる出世街道を歩んでいる。

ところが、踏み台であったはずの組織で自分はまだ上位の存在ではない事を知った。

 

 

『少なくとも同格程度なら蹴散らせるほどじゃないと戦いの土台にすら立てない』

『全く…世界の摂理というのは私に嫉妬してるのかしらね』

 

 

完璧というのは存在しないが、理不尽はいくらでも存在する。

現実は非情であったが、極大に増長した彼女の自尊心は傷1つ無かった。

それどころか、良い暇つぶしができたと思うほど挫折など無縁の女だ。

休憩時間ですら自分の目的を再確認して野心を燃やすに欠かさなかった。

 

 

「はぁ……あまり同僚ですら会話したくないんだけど…仕方ないか」

 

 

彼女が一番足りないと自覚するのは、情報であった。

上司や上官に真っ向な勝負に勝てないのであれば別の手段を使えば良い。

例えば、不利な情報で揺さぶりをかけて失脚させるネタとかだ。

とにかく情報は鮮度が重要であり、それと同時に相手も狙っているのを忘れてはならない。

 

 

「ようし!今日も夢の為に頑張ってやるわ!」

 

 

だが、そんな情報が自分の元に入ってくるほどの組織は創設していない。

よって自ら足を運んで情報を収集するしかないのだ。

与えられた椅子に満足するフリをするのは大変だが、できないわけではない。

決意した瞬間、【魔界ハンガー】にかけてあったジャケットを羽織って等身大の鏡を見る。

 

 

「まあ、見なくても完璧なんだけどね!」

 

 

鏡に映し出されたのは、ふんわりとした金髪に2つの縦ロールがキュートのお嬢様であった。

顎の左にあるホクロは、顔の表現を広げるアクセント、柔らかそうな唇は妖艶さを漂わせる。

こんな完璧な美少女なんて【第19の柱】を司るティリエル、その人の顔以外などあり得なかった。

 

 

「……うん!顔は問題無し!」

 

 

念の為に唇を動かしたり瞬きをして異常がないか確かめる。

凡人なら鏡に映る自分=相手が見る自分の顔と認識するだろう。

しかし、ティリエルは脳内で視覚情報を逆算する能力があった。

 

 

「次は全身!」

 

 

視線を少し下げると首から下の姿が見える。

首元には、ピンク色のリボンが結んであり、見た目よりも可愛く見せるのに重宝している。

羽織った軍服のジャケットの下には、わざと厚めの縞模様のブラウスを着込んで柔らかさを表現。

そして魅力的な女体を引き締めるコルセットとミニスカートでセクシーさをアピール。

膝丈の魔獣皮ブーツと膝上丈の白いニーソックスによる“絶対領域”で視線を釘付けにさせる意図。

つまり男受けは良いが、同性からは嫌われるような所謂(いわゆる)あざといファッションそのものであった。

 

【挿絵表示】

 

 

「さすが私!今日も完璧!」

 

 

なお、才色兼備で文武両道の【超新星】である彼女は、そのような低俗な評価は受けていない。

もし、そんな評価をされていても優れた自分に嫉妬しているのだと相手にしていない。

同格未満は、虫けらどころか認識すらしないほど彼女は傲慢だった。

ちなみに同格以上であったら優秀な自分に嫉妬していると勝手に思い込む。

 

 

「ふふふ!私の覇道は誰にも止められないわよ!」

 

 

なので勝手に自分の素晴らしさに満足し、更に増長するのであった。

もはや誰も彼女の野望を止められやしない。

 

 

《ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!》

 

 

…かに思われたが突然のサイレンによって思考を中断された。

 

 

「なにごと!?」

 

 

慌ててティリエルは個室から飛び出して指令室へと向かう。

道中で遭遇する下級魔族など避ける必要などない。

向こうから避けるほどの自らの実力差を周囲に誇示しつつ優雅に歩いていく。

 

 

「ティリエル、大変だ!!」

 

 

正面から自分の名前を呼び捨てる存在など同格か上官しか居ない。

今回は、小太りで人(?)が良さそうな名家の坊ちゃんであるクソブラーであった。

いろんな意味で同等である存在に呼び止められた彼女は、簡潔に質問をする。

 

 

「何があったの?」

「ナーガ班の幹部が【転送玉】を持ち出して人間界に出撃したそうだ」

「へぇ、先の大魔王様の命令を受けての行動か…その様子だと独断行動みたいね」

「とにかく副団長が柱将以上を緊急招集するそうだ!!」

「分かった!道中で同格以上に遭遇したら伝えておくわね!」

 

 

無難な会話をしたティリエルは、さっさとクソブラー柱将と別れた。

一応、地位も家柄も同格の存在だが、あんなのと一緒にして欲しくなかった。

 

 

『お似合いですね…なんて言われかねないから。クソブラーそのものに恨みはないけどさ』

 

 

間違ってもお似合いカップルなど言われたくない彼女は、クソブラーと距離を置いている。

彼女の目指すのは、最低でも王であって大魔王の忠実な子分の家ではない。

【第22の柱】を背負う優良物件である彼ですら彼女にとっては不相応だった。

 

 

『それにしてもナーガ班か…』

 

 

指令室には距離があるのでその間、ティリエルは改めてナーガ班の分析をした。

班長は、“水竜王”の異名を持つナーガ柱爵。

直属の部下は、【第7の柱】グラフェルと【第8の柱】ヘカドスという2名の柱将が居る。

その下には24名の班員がおり、34柱師団でも忠誠心が高い班と辺境まで知られているほどだ。

 

 

『まさか真面目なあいつらが騒動を起こすなんてね』

 

 

優等生と知られる彼らが独断で行動するなど異常事態だ。

ただ、それを可能にした事件があった。

 

 

『やっぱり大魔王様の指令が大きいか』

 

 

彼女は、この件と結び付ける適当過ぎる大魔王の命令を伝聞で聴いたの思い出す。

 

 

-----

 

 

かつて増えすぎた人類をモニターから見た大魔王はこう発言した。

 

 

「なんかさーあいつらさーウザくない?増えすぎってカンジでさー」

「全部消しとんだ方がスカッとするよねー」

 

 

明らかに理不尽な暴力が人間界に居る人類共に降り注ぐはずだった。

だが、大魔王という立場は激務であり、おいそれと動く事はできない。

 

 

「あーじゃあ。もういいや!あいつにやらせよう」

「この前、生まれたわしの息子」

 

 

そこで大魔王は、息子である赤子を人間界に派遣して人類を滅ぼす事にした。

偶然、同室していた第二王子に仕える侍女悪魔にそんな感じで命令を下したのであった。

しかし、赤子という事で適当に人間に育てさせながらという条件付きである。

人間という媒介がないと自身の魔力を引き出せないからだ。

 

 

「赤子っていうのは分かるけどさ。でもさ、なんか遅くね?」

「適当に遊ばせてもさ!わしの息子ならとっくに人類を滅ぼしているよねー?」

 

 

それから暫く経ったある日、大魔王は再度自ら自分の手で人類を滅ぼすと発言した。

傍に居た側近や配下は、既に魔王の子息を派遣したと告げた返答がこれである。

あまりにも無責任、いやむしろ自分の血を過信し過ぎていた。

 

 

「よーし!あれだ!決めた!兄貴にやらせよう!」

「焔王!!あいつだ!よーし決めた!」

 

 

今度は長男を人間界に派遣して人類を滅ぼす事にした。

ここで問題なのは、焔王自ら動くという事だ。

ベヘモット34柱師団は、彼の護衛集団であるので他人事ではなかったのである。

主が動くとなれば、その護衛集団も主に合わせて作戦を立案する必要があった。

 

 

「余なら人間なんて簡単に滅ぼせるのじゃー!すぐに出発じゃ!!」

 

 

護衛対象である第一王子の焔王は、ゲーム感覚で人間界に挑まれた。

当然、これが戦争などと考えていない彼は、お使い感覚で人類を滅ぼすつもりだった。

ゲーム脳過ぎて心配になるが、これでも魔界屈指の一族である。

大魔王様の血を継ぐ彼であれば、人類を滅ぼす自体は可能であった。

 

 

「…って事で行って来るぞ!!」

 

 

問題なのは、焔王に仕える侍女悪魔の1人が、次元転送悪魔だった事だ。

そのせいで作戦を立案する段階で侍女悪魔3名を連れて王子は人間界に向かわれてしまった。

残された護衛師団は、急いで先遣班を組織したが、転送先が不明なので二の足を踏んでいた。

 

 

「我らの主が人間界に向かわれた!!すぐに我々も向かうべきです!!」

「ベヘモット団長、どうかナーガ班だけでも人間界への進軍許可を!」

 

 

ヘカドスとグラフェルがベヘモット団長に直訴しているのをティリエルは何度も目撃した。

最初は主君の身を案じて提言しているのかと彼女は思っていた。

しかし、団長に何度も提言を却下されるのを目撃した彼女は、それは違うように感じられた。

何故ならば本当に主君の身を案じるのであれば「焔王様の矛である我々がー」などと発言しない。

 

 

-----

 

 

『つまり、先に人間界に派遣されたカイゼル・デ・エンペラーナ・ベルゼバブ4世と焔王様』

『どっちが世継ぎに相応しい手柄を立てるか大魔王様は見ておられる』

『そう考えてナーガ班が動いたと考えれば、しっくりくるわね』

 

 

国宝である【転送玉】を無断で拝借して人間界に向かったナーガ班。

彼らの目的は、焔王さまを“王”に祭り上げる為にその手を汚すつもりなのだろう。

ベヘモット34柱師団に裁かれる覚悟で向かったのだとティリエルは彼らの行動原理を推測をした。

 

 

『全く真面目なのも考えものよねー』

 

 

いくら大魔王のご子息であろうと主君より優先度が高くなるのは大魔王様のみ。

すなわち焔王を次期大魔王にする為には第二王子を蹴り落とす事となる。

 

 

『彼らの狙いは、第二王子…じゃなくて契約者の方ね』

『2歳児にトラウマを植え付けようなんて…かわいそー』

 

 

当然ながら第二王子は危害を加えられないが事実上、無力化はできる。

カイゼル・デ・エンペラーナ・ベルゼバブ4世は赤子故に契約者が居ないと能力を引き出せない。

なので、その人間を殺せば暫くは第二王子の活動に支障が出る。

もちろん、情報分析をしているティリエルからすれば心底どうでもいい。

 

 

『なんてね!私の野望に利用してやるわ!』

 

 

ナーガ班は忠誠心の高さから独断で動いたがティリエルは違う!

自分の野望の為に兄弟同士のいざこざを利用するつもりだ。

 

 

『まずは、第一目標に信頼されないとね!』

 

 

そうとなればやる事は1つ。

ベヘモット34柱師団に入団して自信満々だったティリエルを戦わずに破った相手。

同性であるレイミア副団長が居る指令室に向かう事だ。

 

 

『私が若さとスタイル以外負けたと認識させたあいつを超えるまでは…!』

 

 

【第19の柱】を背負う彼女は、背負った物よりこれから負う物を見据えている。

与えられた地位と席よりも、奪い取る席を見ていた。

 

 

『チッ!アギエル!!あいつと関わるの面倒なのよ!ああ、関わりたくない…』

 

 

そう考えていたら、よりにもよってレイミア副団長の直属の部下アギエルを発見した。

柱将に支給されるコートの下にはビキニを着用している下品な女だ。

しかし、よりによって剣術はティリエルとほぼ互角というのもあり相性は最悪である。

 

 

『前に調べた人間界のことわざで【急がば回れ】ってあるし…避けるべきね』

 

 

いつもだったら適当にあしらうつもりでティリエルは、そのまま進んでいた。

しかし、人間界について情報収集した時に入手した辞書を自力で解読した彼女は一味違う。

このまま進めば、絡まれる可能性が高いと判断し、別ルートから指令室に向かう事にした。

幸いにも向こうはまだこちらに気付いておらず、すぐに移動すれば接触はしない。

 

 

「アギエルー!!これは何の音!?」

「緊急招集だってさ!」

 

 

しかも【第5の柱】のエリムが泣きながらアギエルに抱き着いた。

もし、そのまま進んでいれば自分に抱き着かれたのは間違いない。

 

 

『危なかった…』

 

 

エリムは、ベヘモット34柱師団で最も若いが、若すぎて人間で例えると6歳程度の体格しかない。

だからといって膨大な魔力も持ち合わせておらず発言通り精神的にも幼さがある。

まさに34柱師団の中で最弱なのだが、彼女が在籍を許されているのは理由がある。

その事情を知っているティリエルは、2人に発見されないようにさっさと別の道に逃げ込んだ。

 

 

『うーん、ここじゃかなりの遠回りじゃない…』

 

 

ダブルエンカウントを避けられたのは良いが、指令室から遠ざかってしまった。

軽く遠回りするつもりが、無駄に通路を歩いて階段を何度も利用するルートに入ってしまった。

これでは、あの2人と絡む時間の方が短く済んでしまう。

だが、またあの道に戻るのは彼女のプライドが許さない。

 

 

『やっぱり上手くいかないものねー。第一目標の副団長の昇進までいつまでかかるのかしら』

 

 

意外と行き当たりばったりである彼女は、せっかくのチャンスを不意にする。

策略家でありナルシストでもあるが、意外と他者に危害を加えるタイプではない。

それが彼女の魅力の1つであり、お嬢様のように振舞うその姿は、数少ない柱師団の癒しである。

しかし今回ばかりは、これが運命の分かれ道となった。

 

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