そしてタイトル負けする薄い内容になってしまいました( ノД`)
双子をその場に置いて俺は、二人の元へ行けばイッセーと小猫が此方へ駆け寄ってくる。
「遼!!」
「遼先輩!」
「よ、何とかやられずにすんだぜ…」
「…朱乃先輩の雷を食らっておいて…何とか…って…」
頭を抱えて何か呟いているイッセーの横では、心配そうにこちらを見てくる小猫に「そんな顔をすんな」と告げて頭を撫でる。
「…ん…今は…そんな事をしてる…場合じゃあ…」
口で否定している小猫であるが何処か気持ち良さそうにしている……イッセー何故に血涙を…。
『リアス様の"クイーン"一名、"ナイト"一名脱落しました』
妙な空気が漂う中で突然のアナウンスに耳を疑ってしまった。
「嘘だろ…朱乃先輩に木場の奴が…やられた!?」
「相手にもそれなりの実力者がいるようだな…」
「…急ぎましょう!」
グランドにたどり着いた俺達の目の前に二つの影があった…あいつらか、祐斗と朱乃先輩を倒したのは…。
「あら…残りの下僕と悪魔狩りの…遅かったですわね…"ナイト"と"クイーン"は私達が倒しましたわ…」
金髪にピンクのドレスを見に纏う少女がゆっくりと前に出て語るように喋る。
「申し遅れましたわ、私はレイヴェル…レイヴェル・フェニックスですわ」
フェニックス…?ああ…あのチキン野郎のか…コイツらが祐斗と朱乃先輩を………許さねナイ…
「…!レイヴェルさまおさがりください!この者は危険です!!」
「え…どうしたのユーベルーナ?」
ユーベルーナと呼ばれた女性は、レイヴェルをさがるように言い構える。
「イッセー…小猫…リアス部長と合流しろ…俺は少しコイツを叩きのめす…」
「おい!なにいってんだよ!!一人じゃ「イッセー!!」」
イッセーの言葉を遮り俺は、胸ぐらを掴み言いはなつ。
「今のテメェじゃあ…足手まといも良いとこだ…そんな事をしてる暇があるなら…リアス部長守れ…祐斗と朱乃先輩がいない今、守れるのは小猫とお前だだけだ…」
「遼……」
「頼むぜ赤龍帝…」
「ま、任せろ!!」
「…遼先輩…」
「小猫もイッセーのサポートを頼むぜアイツはまだ弱いからな…」
頭を優しく撫でながら言い聞かせるように告げれば紅い二挺銃"ブレストリガー"抜く。
「遼!負けんなよ!」
「遼先輩…お気をつけて…」
走り去る二人を見ずに腕を掲げて答える…。
「たく…良い友人と後輩を持てて幸せだな………さて、待たせたな?」
「いいえ…気にしてないわ…最後くらい会話させてあげるわ…あなたはこれから無様に負けるのだから…」
「はッ!楽しみだな…!」
「消えなさい!!」
そう告げると同時に杖をかかげ爆弾のような球体を俺に向けて放ってくる。
飛び退き後退すれば最初にいた場所が爆発し地面を抉る。
「それが祐斗と朱乃先輩をやったやつか…」
「ふふ…それがユーベルーナの力…お兄様の最強クイーン…爆弾王妃(ボム・クイーン)の名は伊達ではありませんわ!」
自分のことのように自慢をするレイヴェル・フェニックス…兄妹…似るもんだな…。
「私は…あまり好きではありませんがね…」
ボソリと呟きながら爆弾王妃ことユーベルーナは複数の球体を作り出し俺に目掛け放ってくる。
「やるじゃねえかよ!!」
球体をかわしながらブレストリガーを逆手に持ち敵の球体を弾き飛ばしながらユーベルーナへの接近を試みる。
「甘いわ…」
突如目の前に球体が現れ爆発する…その爆風による熱と衝撃をもろに受けてしまい地面へと叩きつけられた。
「がッ!」
「いくら強くても所詮は人間…ライザー様のクイーンに勝てるはずが…ッ!?」
目の前で倒れていた筈の海道の姿が消え突如として横からの衝撃に一瞬意識を失いかけるが、踏みとどまりそちらに目をやれば倒れた筈の男が笑みを浮かべ立っていた……。
「あれは俺の分身だ残念だったなボム・クイーン…」
「く…貴様…!」
口から流れる血を拭い空中へと飛び上がれば今までにない魔力を放出し巨大な球体を作り出す。
「くだけ散れぇぇぇぇい!!!!」
「ちょっと!ユーベルーナ!私まで!!!」
ユーベルーナの放たれた巨大な球体が光を放ち大爆発を起こす…その影響からか校舎の一部を消し飛ばしてしまう。
「ハァ…ハァ…!てこずらせてくれたがこれでッ!!!」
相手を消し飛ばしたと判断し一息つこうとした…その刹那、辺りに漂う爆煙を突き抜ける影がユーベルーナの胸を貫く。
「が…は…ッ」
口から大量の血を吐き出しそのまま地へと落下する…淡い光に包まれて。
『ライザー様の"クイーン"一名脱落しました』
「空を飛ぶのはただの的になるだけだ…よく覚えておけ…」
武器をしまいリアス部長達と合流するために歩き出そうとするが。
「お待ちなさい!」
呼び止められ振り返ればチキン野郎の妹がこちらを見ていた。
「あなたは……何故この戦いに参加しましたの?な」
「あ…?何だよ…いきなり?」
「この戦いはリアス・グレモリーとお兄様……悪魔の将来を決める戦いです…何故人間である貴方が戦うのですか?」
こちらを見つめてくるレイヴェルに対し俺は口を開き答える。
「俺は自分の大事な物を守りたいだけだ…人間とか悪魔とかそんなの関係ねえ…」
「…貴方………もう良いですわ…行ってください…」
そう言いレイヴェルは何処からか取り出した小瓶を俺に投げ渡してくる。
「ん…何だよこれ?」
「フェニックスの涙です…それを飲めば傷もたちどころに治りますわ」
「へぇ…しかし何でこんな凄い物を?」
「い、一応あの爆発から助けて頂いたお礼ですわ!どうせお兄様が勝つに決まっていますし…ほ、ほら…あれですわ!て、敵に塩をおくるってやつですわ!」
顔を赤らめて顔をそらしながらもお礼を言ってくる…良い奴なのかもな…。
「ありがとうなレイヴェルちゃん」
「ふぇ…ッ!」
思わず頭を撫でて礼を言えばリアス部長達の元へと走っていく…。
「海道…遼様…不思議なお方ですわ」
『リアス様の"ルーク"一名脱落しました』
リアス部長たちと合流するために向かう途中にアナウンスが流れる。
「ルーク…小猫か……ち!」
間に合わなかった歯痒さに舌打ちをしてしまいながらもイッセー達の無事を祈り向かう。