ハイスクールD×M〜魔神皇帝〜   作:アークアルファ

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すいません…作者の文章力の無さを痛感させられる話になってしまいました(-_-;)


第12話〜魔神降臨〜

「イッセー(さん)!!」

 

グランドに駆け付けると地面に伏しているイッセーと声を張り上げるリアス部長、アーシアがいる。

 

「下級悪魔が上級悪魔である俺に楯突くからこうなる…」

 

イッセーの頭を踏みつけ高らかに笑うライザー・フェニックス…いや…チキン野郎!

 

「イッセーから離れろぉぉぉおおお!!!!」

 

大剣を薙刀モードへ変換させライザー・フェニックスへ投擲するが…避けられ距離をとる相手を見ながらイッセーへと駆け寄り抱き起こす。

 

「イッセー…」

 

「り、遼…悪い…な…小猫ちゃん…やられた挙げ句…俺もこの様だ…」

「いや…イッセー…お前はよくやった…良くリアス部長とアーシアさんを守った…」

 

「へ…へへ…そう…言われたら…俺の戦いも無駄じゃあ…なかったな……」

 

笑みを浮かべ淡い光に包まれてイッセーは消えアナウンスが流れる。

 

『リアス様の"ポーン"脱落しました』

 

暫くイッセーが消えた場所を見つめている俺の耳にライザー(チキン野郎)の下品な声が聞こえる……あぁ…イッセーの頑張りがこんな…こんな…奴にケサレタノカ…。

 

 

 

 

リアス side

 

私がいけなかった…。

 

私がライザーの挑発に乗り一騎討ちをしようとしたばかりにイッセーと小猫が…私の…。

 

「リアス…悪い事は言わない素直に降参しろ…君はもう負けだ…今の君に残された戦力は、シスターくずれとなんの力を持たない人間だけだ」

 

ライザーが私に優しく語りかけてくる…でも…ここで諦めたら…何の為に…。

 

「それとも…あの人間を焼き殺してやろうか?」

 

「ッ!!」

 

「レーティングゲーム中に事故死などよくある事だしな…」

 

殺される…遼が…私のせいで…。

 

「わかったわ…」

 

ゆっくりと立ち上がり私は、遼を見る…彼は今だイッセーが消えた場所でうずくまっている…遼…ごめんなさい…私が至らないばかりに…。

 

「降参し…「待ちな…」」

 

え…?

 

今の声は…遼?

 

「そんな…クソチキンに降参なんてすんじゃねぇ!!!!」

 

「遼…でも…あなたが…ッ!」

 

「心配すんじゃねぇよリアス…俺がこんなチキン野郎に負けるわけがねえ…」

 

遼…駄目よ!そんな事を言ったらライザーが…。

 

「人間風情が良くいった…貴様は俺の炎で地獄へと落としてくれる…」

 

ライザーはニヤリとした顔で巨大な炎を遼へと放つ。

 

「遼!!逃げてぇぇぇぇ!!!」

 

私の叫びも届くことなく遼は巨大な炎にのまれていった。

 

「くくく…人間が俺に楯突くからこうなる…」

 

遼…嘘…よね…あなたが…こんな…こん…な…。

 

私はその場に膝を着いてただ遼がいた場所を眺めていた…私が遼を巻き込んでしまった…私が…。

 

私の頬を涙が伝い流れる…そんな私をライザーは見て勝利を確信したのだろう笑みを浮かべる。

 

「さあ…リアス…降…ぐぉ!!!!」

 

な…に…?

 

ライザーが何かを言いかけ変な声をあげ途切れた…私はライザーを見る。

 

ライザーのあるべき上半身が綺麗になくなっていた…。

 

「一体…何が…」

 

「地獄…だと?この程度でか…笑わせてくれる…」

 

遼…?

 

確か…ライザーの炎にのまれて…。

 

私はゆっくりと遼がいた場所を見る…………何なの………あれは?

 

そこにいたのは遼ではない何かがいた……漆黒の身体…そして何者をも寄せ付けない圧倒的な覇気…極めつけの頭部と思わしき部分にあるドクロ……。

 

「魔神……」

 

その姿を見た私は無意識のうちに呟いてしまった。

 

 

リアス side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海道 遼 side

 

「遼逃げてぇぇぇぇ!!!!」

リアス部長の言葉に俺は迫り来る炎を見据えたまま胸の中にある"アレ"を解き放つ為に手を当てる。

 

「スカーレット…使わせて貰うぞ…!!」

 

炎にのまれる瞬間…俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

『とうとう…来たか…』

 

声が聞こえる…俺は、目を開くと目の前には、白い空間が広がっていた…。

 

「ここは何処だ…?」

 

『ここは…おれが作り出した世界だ…』

 

背後から声が聞こえ振り替える…そこにいたのは。

 

「俺…?」

 

『あぁ…そうさ…まあ…正しく言うなら…お前の記憶の一部だ…』

 

「記憶の一部…?」

 

『そうだ…お前が"俺"を使おうとした…だから俺が目覚めた…』

 

そう言いながらもう一人の俺が近付いて来る。

 

『そして…俺とお前が一つになることで…力が使え…そして…記憶が蘇る…』

 

「俺の記憶が…」

 

『だが…記憶が蘇る事でお前は敵を呼び込む事になる…その覚悟はあるのか?』

 

「俺は……その力で大切な物を守りたい…たとえ…敵を呼び込もうともな…」

 

俺は答えると数秒間の静寂に支配される…するともう一人のは…。

 

『くくく…成る程…良い…良い返事だ……良かろう俺の力…"魔神皇帝"を使うがよい!!!』

目の前にいた俺が消え失せ、その場には不思議な光を放つ宝玉が浮いていた。

 

「これが…魔神皇帝…」

 

手を伸ばし宝玉を掴むと凄まじい頭痛と共に流れ込む…過去の事…俺の事…あぁ…そうか俺は…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…」

 

気がつけば周りは炎に包まれていた…しかし不思議とは感じない…リアスは…いた!…膝を着いて涙を流している…それを見て嘲笑っているチキン………あぁ…そうかまた大切な物を奪おうと言うんだな貴様は…。

 

「こい…魔神…皇帝…!」

 

身体がゆっくりと変化を始める…漆黒の身体に変わり、ブレストリガーが胸へ装着され…皇帝と言う名に恥じぬ姿へと変化した。

 

漆黒の拳をライザー…チキンへと向ける…拳はゆっくりと回転を始める…徐々に速度が上がる。

 

「トルネードクラッシャーパァァァンチ!!」

 

殴る要領で拳を繰り出せば拳は腕から外れチキンへと向かい上半身を抉る。

 

「邪魔だな…」

 

大剣"牙斬刀"を展開し横へと凪ぎ払い炎を打ち消す。

 

「な!!何だ貴様は!?」

 

消し飛んでいた上半身を再生させ自身に攻撃をした物を見てチキン(ライザー)は驚いている。

 

「さっき貴様がほざいていた人間風情だ……んじゃあ、いっちょ暴れてやるか!」

 

牙斬刀を地面に突き立て拳を戻しライザーの視界から姿を消す。

 

「な!?ど、何処に!?」

 

「やはり…鳥は目が悪い…」

 

背後から冷たい声が聞こえたかと思う次の瞬間には身体が宙へと舞う。

 

「がはッ!」

 

勢い良く舞い上がる身体は重力に引かれ地へと叩きつけられる。

 

「おいおい…まさか…これで終わりじゃあ無いよな…チキン野郎…?」

 

漆黒の魔神はチキン(ライザー)を見ながら嘲笑う。

 

「ふざけるな!!人間風情がぁぁぁぁ!!!」

 

先程よりも巨大な炎を展開し漆黒の魔神へと放たれる。

 

「消し炭になれぇぇぇぇ!!!」

 

迫り来る炎の塊に漆黒の魔神は動けない…いや…動かずにいた…。

 

「何の楽しみにもならない炎だ…」

 

胸に装着されたブレストリガーを外し二つを合わせ大斧へと切り替える…そして…。

 

「はっ!!」

 

大斧を勢い良く降り下ろし炎を切り裂き霧散させて見せる。

 

「ば、馬鹿な…俺の…不死の炎が…!」

 

チキン(ライザー)の表情は怒りから絶望と恐怖の色へと変わるが漆黒の魔神は、ブレストリガーから牙斬刀へと切り替えゆっくり告げる。

 

「どうだ…?見下していた者に圧倒された気分は?」

 

ゆっくりと近付きながら問い掛けるように呟く。

 

「く、来るなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

混乱しているのかでたらめに炎を放つチキンに「それが貴様の答えか?」と静かに言い構える。

 

「仕上げといくぜ?せえあッ!!」

 

「グハァッ!」

 

チキン(ライザー)に一太刀を浴びせ紡ぐように言葉を放つ

 

「神に会うては神を斬り!」

 

漆黒の魔神が二つに分かれブレストリガーを構え放つ。

 

「悪魔に会うてはその悪魔をも撃つ!」

 

再び牙斬刀を持つ魔神が斬りつけ言葉を紡ぐ。

 

「戦いたいから戦いたい…」

 

ブレストリガーを手斧に変換し斬りつける。

 

「潰したいから潰す!」

「「俺に大義名分などないのさ!!」」

 

再び一つに戻り大剣を振り上げチキン(ライザー)へと叩き付け大爆発をおこし辺りを吹き飛ばす。

 

「あああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!」

 

爆炎の中から漆黒の魔神が現れ高らかに宣言する…全てのものたちに告げるように…。

 

「俺が…地獄だ!!」

 

『ら、ライザー様"キング"脱落…し、勝者リアス・グレモリー』

 

 





「馬鹿な!?」

一人の赤髪の青年は声を張り上げ座っていた椅子から立ち上がりモニターを見る。

「姿が少し違うが…間違いない…あれは…魔神皇帝…」

呟く青年の背後から同じ赤髪の女性が現れ声をだす。

「やっほ〜サーちゃん」

「…ッ! スカーレット…君か…」

声に驚くもしっている相手だった為か直ぐに冷静になりサーちゃんと呼ばれた青年は、スカーレットに問い掛ける。

「君が来ると言うことは彼が?」

「ふふ…そうよ…あれが魔神皇帝…我が主よ…さぁ…主の目覚めに三大勢力はどうするのかしらね?」

クスクスと笑いながら青年を見つめ問い掛ける。

「ねぇ、サーちゃん?……いえ……魔王サーゼクス?」
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