翌朝目を覚ました俺は、昨日の事を思い出す。
『彼女…に…死ん…でくれ…頼…まれ…』
冷たくなっていくイッセーに俺は…何も………………考えても仕方ないか…スカーレットの言う通りならイッセーは、助かっているはずだ…。
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教室に着いた俺は、中に入ると俺の席の前で何処と無くテンションの低いイッセーがいた。
良かった…スカーレットの言う通り無事だったんだな…ん…?イッセーから感じる…この気配は………。
「イッセーおはよう」
「ん、あぁ…海道か…おはよう…」
「どうしたイッセー?元気がないが?」
「あぁ…ちょっと変な夢を見てな…」
「変な夢…どんな?」
「何かさ…彼女の背中から黒い翼を生やして槍見たいな物で殺される夢…変な夢だろ?」
「あ、ああ…そうだな」
まさに昨日起こった事だな…あの堕天使…次に会ったら…。
「お、おい…海道?」
「何だイッセー?」
「お前、やけに怖い顔をしてるが大丈夫か?」
「いや…何でもない…それよりは早く席に着かないとな…先生が来たら怒られるぞ」
「そ、そいだな」
その日のイッセーは1日中上の空だった。
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家に帰った俺は、何時も通りスカーレットから来るはぐれ悪魔の討伐をこなしていた、何故はぐれ悪魔を討伐をしているのかは俺でも解らない……物心ついた時には、まあ…ついたといっても中学生くらいからの記憶しかないし……。
「また屑を葬れたか…」
何時ものフードコートを着て夜道を帰っていた、不思議とこの格好をすると何とも言えぬ高揚感に満たされる感覚があり、言葉遣いが悪く…もしかして俺は…戦闘狂いなのか?
「うあぁぁぁぁぁ!!!!」
悲鳴…!しかも聞こえる方角は…!
俺は直ぐに悲鳴が聞こえた方へと走り出していた。
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聞こえた方角へと走りたどり着いた場所をは、昨日イッセーが殺された公園だった。
「奴は…ッ!」
公園の中央付近に昨日レイレナーレを助けた堕天使の男がイッセーに向かい光を放つ槍を投げようとしていた。
また…殺されるのを見るだけなのか?…いや…させるか!!!
「くらいな…!」
コートの中から紅い二挺の銃を取りだし数発を堕天使へと向け引き金を引く…
「ぐぉ…ッ!」
予想外の方向からの攻撃をくらい片腕を押さえた為に、光の槍は四散した。
「何者だ!!」
俺は隠れる必要がないと判断し月明かりに照らされながら姿を現す。
「別に名乗る必要なんてないだろ?」
「何…?」
「これから死ぬやつにはな…」
紅い二挺の銃を二つに合わせれば長目の柄が現れ大斧モードへと姿をかえる。
「貴様に地獄を見せてやる…」
そう呟けば走り出し堕天使の元へと肉薄していく。
「なめるな!!人間風情が!!」
堕天使は光の槍を再び作り出しこちらへと投擲してくる…。
「くく…何時俺が人間っていたのかな堕天使…」
投擲された光の槍を笑いながら大斧で弾き姿が消える。
「な…ど、何処に!?」
「堕天使ってのは皆、目が腐っているのか?」
背後から凍えそうな程冷たい言葉が聞こえると同時に堕天使の翼と腕が両断される。
「ぐああああああああああああああああああああああ亜A嗚!!!!!」
翼を失い地面に叩き付けられる堕天使…フードに隠れて顔は見えないが僅かに見える口元が酷く歪んでいる。
「おのれ…おのれ!!」
残っていた片腕に光の槍を形成し再び投擲しようとするが…ヒュン!と一瞬風を斬る音がし堕天使の残った片腕が宙を舞っていた。
「お前は…同じ事を何度繰り返す…気だ?これならはぐれ悪魔の方がまだ賢いぞ?」
「き、貴様…は…必ずレイナーレ様が地獄へと…」
「何を言っている?」
静かに呟きながらも大斧を消し武骨な大剣を展開、握り締めていた。
「や、止め…」
一気に大剣を動けなくなっている堕天使へと降りおろされた。
「あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
叩きつけられたと同時に堕天使は、悲鳴を上げるが爆発により、悲鳴共々に跡形もなく消し飛ばされた。
「俺が地獄なんだよ…」
かきけされた跡を見下ろしながら冷たく吐き捨てるように呟いた。
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全てが終わり俺は、大剣をしまい気絶しているイッセーに近づいた。
イッセーは身体の至る所が怪我をしていた、足が一番酷い……先程の堕天にやられたのだろうな…。
「私の大切な眷属に近づかないでくれるかしら?」
背後…!いつの間に!
俺は、直ぐに振り返り相手を確認する。
そこにいたのは、スカーレットに似た容姿を持つ紅い髪の女性がいた。
「………」
「リアス・グレモリーよ…ごきげんよう、悪魔狩りさん…漸く見つけたわ…」
「………」
「あら…黙りかしら?」
「…答える気はない…」
「ふふ…中々凛々しい声ね…ねぇ悪魔狩りさん…貴方はの目的は何なのかしら…?」
「言った筈だ…答える義務はない…」
「貴方には無くても私にはあるのよ…この街は私の管轄なのよ…勝手なまねは許さないわ…」
どうやら…逃がすつもりはないらしい…公園の至る所から気配を感じる…まずいな…どうする…
『遼…』(念話的な物)
『スカーレットか…今、まずい事になった…これじゃあアンタとのが守れんな…』
『仕方ないわ…ここは大人しく従いなさい…"アレ"を使う訳にもいかないし…』
『わかった…』
「また…黙りかしら?」
「わかった…アンタに従う…だが…今日は、もう帰った方が良いだろ?アンタの眷属もヤバいだろしな…」
「信用出来ないわ…このまま逃げる可能性もあり得るわ…」
「なら…これで良いか?」
俺は、フードを捲り顔をさらす。
「私立駒王学園、2年生の海道 遼だ…これなら逃げられないだろ?」
「貴方!………わかったわ…明日放課後、私の使いを出すからその子と来てちょうだい」
「わかりましたよ…リアス先輩…」
俺は、スカーレットに渡された転移の札を使いその場から消えた。
翌日俺は…いつも通り学校へ登校した。イッセーの容態も気になったが恐らくは大丈夫だろう。
クラスに着いた俺は周囲を見回すがまだイッセーの奴は来ていないようだ。
「とりあず座るか…」
俺は席についてぼ〜っとしていると教室が騒がしくなった。
周囲を見るとどうやら全員窓に移動し何かを見ているようだ。俺も気になり窓へ移動すると。
「ん?」
イッセーが登校していた…それだけなら騒がれないだろう…問題はイッセーが誰と登校しているかだ。
「成る程、リアス先輩か…」
そう、イッセーは二大お姉様の一人であるリアス先輩と登校しているからだ。周りからは「嘘よ…嘘よ!!!」とか「くそぉぉぉ!!!」とか色々聞こえる…ほら…変態の松田と元浜まで悔しがってるし……。
「俺には関係ないな…」
騒ぐクラスメイト達を見ながら俺は席に着いた。
暫くするとイッセーが教室に入ってきた。
「おい、イッセー!!」
「さっきのはどういう事だ!!」
早速、松田と元浜が詰め寄ってるし…はいはい…周りも煽らない…ん?何かイッセーが語り始めた…それを聞いた松田と元浜が崩れ落ちたし…何を聞いたんだ…。
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放課後になりリアス先輩のいう使いを待っていた俺にイッセーが話しかけてくる。
「あれ…?海道帰らないのか?」
「あ〜ちょっと人を待ってんだよ…」
会話をしていると扉が開き。
「やぁ、君たちが兵藤 一誠くんと海道 遼くんだね」
そこには、イケメンがいた。
見てくださった皆様に感謝(^人^)