UA6000超えバンザーイ\(^^)/
「海…道…」
俺の名前を呼ぶ声の方を見るとこちらを見て呆けた面でこちらを見るイッセー達がいた。
「ん…イッセー遅かったな」
「お前…そいつ相手に何とも無かったのか…」
「少し掠り傷を負ったがたいしたことないさ…」
「たいしたことないってお前…」
まぁ…そんなことよりだ大切な用事があるからな…。
「イッセー、アルジェントさんはこの地下にいる助けに行くぞ…」
「あ、あぁ…!」
「さて…てめぇはもう用済みだな…」
「ちょ、なにすんの!ギャアアアアアアア!!!」
俺は頭を鷲掴んだままの神父を窓に向かい投げ放り出した。
「「「………」」」
さっきまでのシリアスな雰囲気はどうなったんだ?といった感じでこちらを見てくるイッセー達に「早く行くぞ」と言い地下へと向かった…。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「皆…見えてきたよ…」
暗がりの通路進みながら先頭にいた木場が俺たちにしらせてくる。
「この中に複数の気配が…アーシアさんも恐らく…」
「ここにアーシアが…行くぞ!」
行こうとするもイッセー達を俺は静止させると、扉はまるで誘っているかのようにゆっくり開かれていった。
「あら…いらっしゃい」
扉の奥から女性の声がしこちらへ近づいているのかコツコツと音を鳴らしながら姿を現す。
まちがいねぇな…コイツはイッセーを殺した奴だな…。
「レイナーレ!」
イッセーが今にも襲い掛かりそうな表情を浮かべながら忌々しそうに堕天使の名前を呼ぶ。
「イ、イッセーさん……?」
奥から弱々しい声が聞こえ視線を向けるとそこには巨大な十字架に張り付けにされているアルジェントさんを見つけた。
「アーシア!!」
「だけど少し遅かったわね……儀式は完成したわ」
堕天使の女……レイナーレがそう告げると同時にアルジェントさんの足下が突如光り始めた。
「あ、あぁ…いやあああああああぁぁぁぁ!!!!」
アルジェントさんの身体が淡い緑色の光り を放ちながら彼女は悲鳴をあげる。
「アーシア!?」
「アルジェント!」
動き出す俺とイッセー…だが大勢の神父がいくてを阻む。
「悪魔ごときが!」
「レイナーレ様の為に!」
「邪魔だ!」
イッセーが何人かを殴り飛ばすも次から次へと道を阻みキリがない…しかし。
「兵藤くん、海道くん今のうちに!」
「…先輩達早く!!」
「木場…小猫ちゃん…ありがとう!」
「助かる!」
道を作る二人に礼を言い走り出すが、道を塞がれてしまう。
「邪魔なんだよ…屑どもが…」
冷たい言葉と共に大剣を横に構え目の前に群がる屑(神父)を凪ぎ払う。
「イッセー!!アルジェントさんを早く!」
「わかった!」
イッセーは張り付けされているアルジェントさんを抱き抱え出口へと向かい走り出す。
「逃がすと思うの…?」
その言葉と共にレイナーレは、光り輝く槍を展開し逃げるイッセーに投擲する。
「兵藤くん!」
「兵藤先輩!!」
高速で飛来する槍がイッセーを貫こうと背中に迫りくる。
「行かせるかよ!」
大剣で光りの槍を叩き落としイッセー達の間にはいり不敵に笑う。
「あなた…目障りよ…」
「今度は、仕留めてやるよクソ堕天使…」
二人は、再びあの時の公園のように退治する。
大剣をしまい紅い二挺銃抜き構え数秒間、互いの様子を伺っているのか互いに動かずにる……が次の瞬間。
「死になさい!!」
「くたばれ…ッ!」
堕天使は光り輝く槍を展開…投擲してくるが海道は銃を撃ち槍を撃ち落とし、直ぐ様に二挺銃を合わせ大斧へと変え横へと凪ぎ払う。
「…ッ」
当たると思われたが堕天使は、黒い翼を羽ばたかせ凪ぎ払いを回避する…
「やるな…堕天使の癖によ…」
「ふん…人間ごときに…ッ!」
見下した態度のまま堕天使は、光りの剣を形成し海道へと斬りかかるも、大斧の柄の部分で受け止める。
「甘い!」
「な…ッ!」
大斧を二つにわり二挺銃へと戻し相手の腹部をへと蹴り飛ばし二挺銃で発砲し翼を撃ち抜く。
「これで目障りな飛行ができねぇなぁ…!」
「この…!たかが人間ごときがこの至高堕天使である私の翼を!…その罪を償いなさい!」
一気に魔力を高め海道の周囲を囲むように光りの槍が出現し勝者の笑みを浮かべる堕天使。
「ご託は…良い…来いよ…」
槍に囲まれたままの海道は、口元が割れたかのようにニヤリと笑う。
「減らず口を!!」
堕天使の合図と共に光りの槍が海道へと降り注ぐように次から次へと飛来し土煙を上げ姿が見えなくなる。
「海道くん!」
「海道先輩!」
「あははは!!人間ごときが楯突くからよ!」
「チープだな…」
「!!!!」
まい上る土煙が薄れていけば漆黒の籠手を装着した海道が不敵に笑っていた。
「なに…何なのよ…あなたは…神器持ちでもないあなたが纏うそれは何なのよ!!!」
叫び声を上げる堕天使は、目の前に迫る漆黒の籠手を纏う男へと問い掛ける…しかし…。
「お前に答える義理はねぇよ…んな事よりよぉ…イッセーとアルジェントさんの分のケジメをつけさせて貰うぜ…?」
「ひ、ひぃ!」
短い悲鳴をあげ逃亡をはかろうとする堕天使…だが…。
「逃げんなよ…しっかり反省しな!!!」
「が…ッ!!!!」
腕を掴み自らに引き寄せ籠手を纏う腕で堕天使の顔面に拳を叩き込み吹き飛ばす。
「仮は返したぜ…」
海道の言葉は、静寂に包まれた地下に響き渡った。
吹き飛ばした堕天使を塔城さんが引きずりながら俺達は、聖堂へと戻ると…。
「アーシア……ッ」
涙を流しアルジェントさんを抱きしめるイッセーがそこにいた…。
「アーシアが何をしたってんだよ…この子は傷付いた悪魔すら治す優しい女の子なのに…」
泣いているイッセーにかける言葉が見付からず、黙りこんだまま拳を握り締め手から血が滲んでいた…。
「イッセーお疲れ様…」
魔方陣よりリアス部長と姫島先輩が姿を現す…そしてイッセーを優しく抱き締める。
「部長…すいません…部長達に迷惑を…」
抱きしめられたイッセーは一瞬驚くが直ぐに沈むように暗くなり部長に謝罪をする…。
「良いわ…あなたは良く頑張ったわ…イッセー」
泣いている子供を慰める母親のような様子でイッセーを優しく撫でている。
「…部長…持ってきました」
先程まで堕天使を引きずっていた塔城さんが部長の前に投げる…やっておいてなんだが…可愛そうなきが…。
「ありがとう、小猫」
何処からともなく水が現れ堕天使の顔にかかり意識を取り戻した。
「ごきげんよう…堕天使レイナーレ…」
「貴様は…グレモリー一族の…」
「初めまして…私はリアス・グレモリー、グレモリー家の次期当主よ…短い間だけどお見知り置きを…」
笑顔で自己紹介をする部長に嘲笑うように言葉を発する堕天使。
「あなたはたちはもう終わりだわ!今回の計画に同調する仲間がいるわ!私が危険になると彼らが!」
「来ないわよ…」
「え…」
強気に発言するレイナーレにリアス部長は冷たくいい放ち唖然とする彼女に黒い三枚の羽根を見せる。
「これが何か…あなたならわかるわよね?」
「そんな…じゃあ…」
「そういう事よ…だからあなたはもう終わり」
「さて…話はこれくらいにして…消えてもらうわ、堕天使さん…勿論、その神器は回収させてもらうけど…」
リアス部長が手をかざし魔力を集めて放とうとするが、レイナーレの姿があの時公園でみたイッセーの彼女になり。
「イッセーくん!私を助けて!私は堕天使としての使命をはたそうとしたけど、あなたを愛しているの!だから…ッ」
言葉を続けようとする堕天使の胸に大剣が突き刺さり言葉を遮る。
「黙れよ…クソ天使…」
「海道…」
レイナーレの言葉に顔を歪めていたイッセーを見て再び黒いドロドロとした何かに支配され、気づけば突き刺し天使を罵っていた。
「殺しておいて…愛してるだぁ…?寝言を言うな…」
「が…ああ…ッ」
胸に突き刺さる大剣の柄を握りニヤリとした顔で告げる。
「あの世で仲間が待ってるぜ…地獄でな…」
言い終わるとレイナーレの身体は縦に両断され消滅した。
「悪いな…イッセーがまんできなかった…」
「いや…良いんだありがとう…」
悲しい笑顔を向けぽつりと「さようなら…夕麻ちゃん…」と初恋の女性に別れを告げると同時に消滅した堕天使がいた場所に淡い緑色の優しい光を放つ二つのリングが現れた。
「じゃあ…アーシア・アルジェントさんに返してあげましょうか」
「でも…それが戻ってもアーシアは…」
「イッセーこれが何かわかる?」
リアス部長は紅いチェスの駒を取りだしイッセーに見せている。
「悪魔の駒か…」
「その通りよ遼…これは"僧侶の駒"だけどね」
「え…じゃあ!」
「えぇ…彼女を悪魔として転生できるわ…シスターを悪魔にするなんて前代未聞だけど…」
苦笑いをしながらリアス部長はアーシアさんの胸元に"僧侶の駒"を置き唱え始める。
「我…リアス・グレモリーの名において命ず…汝、アーシア・アルジェントよ…いま再び我の下僕となるため…この地へ魂を帰還させ、悪魔となれ…汝、我が"僧侶"として新たな生に歓喜せよ!」
リアス部長の呪文のような言葉が終わると駒が紅い光を放ちアルジェントさんの胸の中へと吸収されるよう二つのリングもに入っていく。
部長が一息つけばアルジェントさんの瞼がゆっくりと開かれ目覚めた。
「あれ…私は…」
目覚めた相手にイッセー近づいて優しく手を握り涙を流していた。
皆がその様子を見て微笑んでるうちに俺はこっそり協会から抜け出していた。
「良いの?話しかけなくて?」
「ああ…どうもああ言う空気は、苦手でな…」
抜け出し歩いている俺の横にスカーレットがいつの間にか現れて話し掛けてきた…。
「何だ…また依頼か?」
「えぇ…はぐれ悪魔の討伐よ…」
「そうか…今はあいつらの水をさしたくないからな…さっさと狩るか!」
「ふふ…そうね…行きましょう遼?」
「勿論だ相棒…」
互いにニヤリとした笑みを浮かべ今宵もはぐれ悪魔(許可なくこっそりと)を狩りにゆくのだった。
次の回からフェニックス編へ入ります。