映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 勝ち取れ!泥門デビルバッツ 作:せんもくせい
「クソデブ、今日の合格者の情報まとめんぞ。まとめ終わったらチラシとFaxな。準備するよう言ってただろ、見せてみろ。」
「ごめん、蛭間。実は後輩出来ると思ったら張り切っちゃって、練習してたら朝になっちゃたから全然できてないんだ。」
「あぁ!あんだけ言ったのになんでやってねぇんだよ!」
「ごめんよ〜。」
「まぁいい。明日までに新聞部のやつに作らせる。それよりめぼしいやついたか?」
「うーん。やっぱりじゃがいも頭の彼かな。身長も高いし、動きも早かったからね。」
「あいつだな。名前は野原しんのすけ。家は埼玉県春日部だな。中学の時は部活に入っていないようだな。」
「それなのにあんなに動けるんだ!すごい逸材だね蛭間!」
「まぁな。あんだけの身長に運動能力、反射速度だ。何やらせてもいい線行くだろ。お、中学の体力測定は全種目校内一位か。柔軟性もありそうだな。過去に遡れば剣道の大会で優勝してるみたいだな。」
「ヘぇ〜彼やっぱりすごいね。」
「こいつには重点的に勧誘していくぞ。脅迫手帳でも重点的に情報集めるか」
こうして彼らの夜は過ぎていく。
「え〜校長です。新入生の皆さんご入学おめでとうございます。今後は泥門高校の一員として恥ずかしくないように普段から気をつけて行動してください。私のうわ…過去の過ちをネタにいじめるような人になってはいけません。本当勘弁してください。」
泥門高校は体育館にて入学式がはじまっていた。
今日からしんのすけの高校生活が始まる…彼の波瀾万丈な高校生活はこれからどうなるのだろうか。
そんな彼は現在…
「しんのすけ!早く用意しなさい!もう入学式始まってるわよ!もう春休みじゃないんだから!」
「もうー母ちゃんうるさいぞ。今出るとこなんだから待ってて。」
彼は家のトイレでうんこをしていた。そう、入学早々に遅刻である。
「あんたまたそんなこと言って!中学校はいいけど、高校からは遅刻が多くなると卒業できなくなるわよ!」
「はいはい、わかってますよー」
「はいは一回って言ってるでしょ。はぁ一体いつになったらおバカはなおるのかしら。」
「ふぅー、いっぱい出たぞ。じゃ、行ってきます」
「はいはい、いってらっしゃい。しんのすけ、制服似合ってるわよ。」
「ま、オラ超二枚目ですから」
やっと彼の高校生活が始まる。
泥門高校に着いたしんのすけ。しかし早速窮地に追いやられていた。
「オラどこいけばいいの?」
入学遅刻しているため生徒はおろか先生も1人も見えないのであった。
「ま、なんとかなりますか」
「ここがあなたの教室よ。もう遅刻しないようにね。」
運良く教員を発見できた彼は無事に自分の教室に辿り着くことができた。
「みんな最後のクラスメイトがきたわよ。早速自己紹介お願いね。」
「ほい!オラ野原しんのすけ。埼玉県春日部に住んでるイケメンです!好きなものはアクション仮面。よろしく〜」
「じゃあ野原君はそこの空いてる席に座ってね。」
そこからは今後の学校生活のこと、部活や勉強のことについて説明があった。そんな中しんのすけは寝ているため何も聞いてないのだが。
「野原君、野原君ってば。」
「何?今いいとこなんだから邪魔しないでよ。てかあんただれ?」
「僕は小早川せな。先生が話してるから寝ない方がいいよ。ただでさえ遅刻してるんだから。」
「う〜ん。おかまいなく〜」
そう言ってまた寝てしまった。
「ははは…なんか個性的な人だな。」
放課後になりクラスメイトも帰っていく中、やっと起きた彼も帰ることにした。彼の家は埼玉のため駅を使うため最寄駅までの道を歩いていた。
そんな彼の目の前をすごい速度で通り過ぎていく人がいた。
「おー。セナくん早いぞ。もしかしてオラより早い?」
『いたぞ!』
『待てコラァ!』
どうやら小早川セナは不良から追われているようであった。彼の走りは不良に追いつかれることもなく、人混みの隙間をぶつかることもなく、待ち構えていた不良もかわし電車の中に駆け込んでいった。
「あんな早く人がいるなんて世の中広いですな〜」
これが小早川セナとの出会いであった。
夏休みくらいまでは巻きになると思います。