映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 勝ち取れ!泥門デビルバッツ 作:せんもくせい
体調は問題なく回復したのですが,小説を書き始めたことをすっかり忘れておりました。
話のプロットが眠っていたのを発見したので投稿またすると思います。
「2回戦は王城ホワイトナイツっと」
セナの入部した泥門高校アメフト部は辛くも春大会初戦を突破し,2回戦へと駒を進めることができた。
ガラ・・・部室の扉を開けると昨日とは比べ物にならないほど綺麗であった。
「あ、おはようセナ。まずいかな勝手に・・・位置は覚えてるから戻せるけど。」
「い、いや良いと思うよすごく!」
セナの姉とも呼べる姉崎により部室が綺麗に掃除されていた。もう一度言うが昨日とは比べ物にならない。朝の時間にこれだけ掃除ができるとはすごいものである。どこぞのおバカには到底無理であろう。
「わ!ピカピカだ。すごいね〜。セナ君と姉崎さんの入部パーティだよ。」
栗田の買ってきた大量のケーキを机に並べ食べ始めるセナを除く2人。朝からそんなに甘く、脂肪分が多いものは普通そんなに食べられないだろうに2人は違うらしい。
「おう、揃ってんな。ホワイトナイツ戦の説明すんぞ!!」
「ケーキ退けたって良いでしょ!どうしてそう身勝手な!」
部室に入ってきた蛭間はテーブルの天板ごとケーキをひっくり返し、作戦会議を始めようとする。それに怒る姉崎。これから数えきれないほど部室で見られる記念すべき最初の光景であった。
「よし、じゃあ作戦の説明すんぞ。全部こいつが持って走る以上。」
もはや作戦ではないが、今の泥門ではこれしかできないものまた事実であった。
「全部走るってパスは全くなし?3rd downで残り10ヤードとかでも?」
「どうせ誰も取れねぇだろ。ま、他に考えが無い訳でもないがな。」
「3rd down?」
「セナ、これ貸してあげる。私はもう昨日全部覚えたから。」
そういってセナにアメフトのルールブックを差し出す。
「一夜漬けで全部とか言ってりゃ世話ねーな。」
「覚えました!」
「上級問題を3問出してやる。一つでも間違えたら2度と俺に逆らうな。労働力として従順に働け」
「えー良いですよ!そのかわり全問正解したら2度とみんなをいじめないって約束して!」
勝負の結果は残り一問で蛭間が退席し、うやむやとなるのであった。
「ちょっと!」
2回戦前日
「おい、クソ庶務。この紙をここに書いてある住所に届けてこい」
2回戦が明日に迫り、普通の部活であれば作戦を確認したり、トレーニングに励むものだが泥門高校でそんなものはなかった。
「って、ひるまさん!この住所春日部じゃないですか!遠いですよ!」
「つべこべ言うな!早く行け!都合よく春日部ずみのやつがいてな、定期券を快く貸してくれたからそれ使って行ってこい!」
快くと言っているが、つまるところ脅迫手帳で脅したとう言うことなのだろう。可哀想な人間がまた1人増えたいつもの光景である。
「わかりました。どうせ文句言っても無駄でしょうから。」
セナに長年染みついたパシリの慣れが無駄に発揮されてしまった。
〜春日部某所〜
「ママなに見てるの?」
「ねねちゃん。おかえり。明日アメフトの試合があるから見にこないかってチラシが入ってたのよ。」
「ここ、しんちゃんの高校じゃない。しかも、相手は王城高校って!桜庭選手もでるし、TVも来るって!」
「桜庭ってあのジャリプロの?」
「そうよ!こうしちゃいられない!早速電話しないと!1人で行くのは嫌だし!」
2回戦当日
「ほら!早く歩きなさい!男ども!」
「ねねちゃんそういうけど、ぼくアメフトに興味ないよ」
「うるさいわね!このおにぎり!いい!今回見れる試合はただの試合じゃないの。あのジャリプロの桜庭くんが見れるのよ。こんな機会全然ないんだから!」
「じゃあ、ねねちゃんはその桜庭くんが見たいってこと?」
「そんなのどうでもいいわよ。桜庭くんがいるってことはTVも来るでしょ。そこに映る美少女ねね。電撃芸能界デビューよ!」
「おぉ、とった狸は三葉虫だぞ」
「しんちゃん、それを言うなら取らぬ狸の皮算用だよ。」
「そうともいう。」
しんのすけ一行はねねに誘われ、アメフトの試合を見に行くことに。ねね以外はやる気がないのはいつものことである。そもそも彼女がTVに映ることなどほぼあり得ないのだが、そこまで考えられる彼女の友人は現在試合に向けて主務活動を行っているためツコッミ不在のため暴走したまま止まらないのであった。
「と、言うわけで行くわよ!春日部防衛隊ファイヤー!」
「「ふぁいや〜…はぁ…」」
次回くらいにはしんのすけをフィールドに出したい・・・