玄界に帰ってきた少年は少々特殊なようで… 改   作:W297

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空閑遊真②

 

「…あー、分かりました。

 

 別に俺は構わないっすよ。

 

 …はい、じゃそれでいいか確認します」

 

 俺はそうトリガーを通してパルキアさんと話していく。

 

「…ユーマ、レプリカ、ウチのトップからの滞在条件を飲んでくれるなら何日でもいてくれていいってよ。

 

 それでいいか?」

 

「フム、どんな条件?」

 

 俺の言葉にユーマはそう返してくるので続けていく。

 

「…外出るときは必ず俺と行動、それ以外は俺たちの目が届く建物の中に滞在してほしい。

 

 それで大丈夫か?」

 

 そう話すと、レプリカが「それだけなのか?」と話してくる。

 

「まあな、別に俺たちも戦争したいわけじゃねえし。

 

 黒トリガー持ちじゃなかったらもっと緩くなってたよ。

 

 …それと、もう一つ。

 

 これはウチのトップというより、俺からの頼みなんだが」

 

 俺はそのまま続けていく。

 

「…ちょっと今、新トリガーの開発で行き詰っててな。

 

 出来れば協力してほしい。

 

 システム分からなくても気づいたことを話してくれるだけでもありがたいよ」

 

 俺がそう話すと、ユーマは「そういうことなら」と答えてくれる。

 

「レプリカ、行けるか?」

 

「心得た。こちらとしても滞在の見返りとしていろいろ伝えさせてもらおう」

 

 レプリカもそう話してくれる。

 

「そういってもらえると嬉しいよ」

 

 俺はそう話して『CALL MODE』と開発室の2人を呼び出し連絡を取る。

 

「…ロトムさん、メタグロスさん、話は聞いてたと思うんですけど、俺と後2人、そっちへ転送してくれませんか?」

 

 そう話すと通信機越しに「大丈夫だよ!」というロトムさんの言葉が聞こえてくる。

 

「それじゃ、ユーマ、レプリカ、俺の体に手を触れてくれ。

 

 案内するよ」

 

「わかった」

 

 ユーマがそう話すと、レプリカはユーマの黒い外装の中に取り込まれる。

 

 …俺は「そんなこともできるのか」、と思いつつ、ユーマとともに開発室へと転送された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それでよ、ここからの能力向上ができないんだけど、どうしたらいいと思う?」

 

 ロトムさんとメタグロスさんにユーマとレプリカの2人を紹介した後、俺はそう新トリガーの開発について説明していく。

 

「…本当?これでも大分出力高いみたいだけど…」

 

 ユーマがそう話すが、メタグロスさんは「これでもまだまだ足りないんだ」と答える。

 

「今、トリガー開発システムの上限に達しててね。

 

 エラーとかは無いんだけど、これ以上の能力向上ができないんだ」

 

 ロトムさんもそう話して説明すると、レプリカは自らの口から線を伸ばして自身の体と接続する。

 

「…見たところ、さっきのトリガーの装着システムが大きな容量を使っているようだな。

 

 そこでここの機材の限界に達している」

 

「ああ、そうだよな…。

 

 一応そのトリガーは現在俺たちが使用しているトリガーをもとにしてるから…」

 

 俺がそう答えると、レプリカは「それならだ」と続けてくる。

 

「このシステムを、さっきのトリガーと完全に別のものにするのはどうだろうか。

 

 使い方としては、「さっきのトリガーを起動した状態で、新トリガーを起動する」という感じになるが」

 

 …俺たち3人の時が一瞬止まった。

 

「…え、できるのそんなこと!?」

 

 ロトムさんがそう話すと、レプリカは「無論だ」と続けていく。

 

「ここにいるユーマはいつも自分自身の体を維持するためのトリガーを起動した状態で黒トリガーを起動している。

 

 ノーマルトリガーでもそれは可能なはずだ。

 

 私に蓄積されているデータを活用させてもらおう」

 

 そう話すと、解析画面に様々な数字が一気に出てくる。

 

 …いや、はっや!?

 

 ロトムさんの内部調整やメタグロスさんの外部入力にも劣らない速さだぞ…!?

 

 そして数分後。

 

「…調整完了。

 

 これで問題ないはずだ」

 

 レプリカはそう言って自身の体との接続を解除する。

 

「…ロトムさん、メタグロスさん!」

 

「…ん、オッケー!」

 

「了解した!」

 

 俺はロトムさんとメタグロスさんにそう指示して、内部探索、外部演算を任せる。

 

「…できてる!エラーとかもないし…!」

 

「…加えて我々が欲していた能力量もちゃんと装備されている。

 

 これなら大丈夫だ…!」

 

 ロトムさんとメタグロスさんがそう話していく中、レプリカは「…気に入ってもらえたようで何よりだ」と話す。

 

「…ありがとう、レプリカ…、いやレプリカ先生。

 

 ユーマも協力してくれてありがとうな。

 

 あとは俺たちで最終調整しておくよ」

 

 俺はそうレプリカ先生とユーマに話した。

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