俺が2.3秒という記録をたたき出し、周りにはざわめきが一気に広がっていく。
「…ま、いろいろ調整されているバムスターならこんなもんか」
俺はそう呟く。
「…敷谷君凄いな、歴代1位の記録だ!」
嵐山さんは俺にそう話してくる。
「そうですか、まあ嬉しいっすね。
…っていうかお手本としてやりましたけど、これでよかったんですか?」
「あっ」
嵐山さんはそう呟き、言葉を失ってしまう。
…そんな嵐山さんをフォローしたのはとっきーだ。
「…訓練を続けていけば、今すぐには無理かもしれないけれど、いずれはここまで成長できると思いますよ」
「そ、そうだな充!
みんな、いずれは敷谷君みたいになれるように頑張ろう!」
嵐山さんはとっきーの言葉に続けるようにして、そう締めた。
◇ ◇ ◇
「…ふぃー、終わった終わった」
「お疲れさん、3200ポイント持っとるやつはさすがやな」
「そりゃどーも」
水上がそう話してくるので俺はそう返す。
あの後、一通り訓練を終わらせて解散!ということになった。
…ちなみにだが、水上の奴も45秒で終わらせており初期配布2500ポイントは伊達ではない。
「それでこの後どないするん?
一回部屋戻るんか?」
水上の言葉に俺は「いや」と返す。
「ちょっと個人ランク戦行ってくるよ。
今3500だから、もう今日中にBに上がりたいんだ」
「そーか、それやったら俺も付いてくわ。
周りがどんなもんか見ときたいし」
…そう言って俺たちはランク戦ブースへと足を進めていく。
「…そういや、お前から見ておもろいやつおった?」
俺は「そうだな…」と話していく。
「あのバイパー使ってたやつ…、確か那須だっけ?
あいつ結構うまくなりそうじゃなかった?
俺たちみたいに仮入隊の間に慣れてたとしても別格だったと思うな。
確か30秒で倒し切ってたし」
「せやな。確かバイパーって一回一回弾道設定するか決められてた弾道で放つのどっちかなんやろ?
見てた限り一回一回設定しなおしてるっぽいんよな。
新入隊員でバイパーあっこまで使いこなせるなんて相当やで」
俺はそう話す水上に「まあハチの巣にされないように頑張ろうぜ」と返した。
…まあ俺に関しては嫌というほど出水の奴にハチの巣にされてるんだけど。
◇ ◇ ◇
「おっ、翔哉君に水上君だ~」
ランク戦ブースにやってきた俺たちに声をかけてくれたのはゾエである。
「ゾエか。なんでここにいるんだ?」
「個人ランク戦は訓練生と正隊員は共通なんだよ~。
正隊員でも、ここに通ってる人は多いよ」
いつもの緩い感じでゾエは俺たちに話してくる。
「…そうだ、ゾエ。
俺たち個人ランク戦したいんだけどよ、やりかた教えてくれないか?」
「せやな。訓練である程度点数取れるとはいえ、個人ランク戦で点数取ってくのが手っ取り早いし。
ゾエ、頼むわ」
俺たちがそうゾエに頼むと「りょーかい~」と彼は返してきた。