「エスクード、…ですか?」
エスクード。旧型のトリガーでありシールドに比較すると耐久力こそあるものの地面や壁といったものからしか生やすことが出来ない。
「しょーじき、今の正隊員で使ってる人いないですよ、あんなトリガー。
それに追加するならまだしももう8枠埋まってるし、どれか抜かないといけないってこと分かってます?」
「…だけどよ、『風間隊』で考えたら必要なトリガーなんじゃないかって思ってよ。
攻撃手3枚で使うのはスコーピオン。
耐久力には若干の弱さがあるし、それをカバーするにはちょうどいいかなって思ってよ」
…俺は続けるように話していく。
「それによ、エスクードはマップギミックやお前らを飛ばすカタパルトとしても使えるんじゃないかって思ってな。
俺的には思ってる以上に使い勝手がいいトリガーだと思うけど。
…まあシールド1枚抜くか。
宇佐美、サブのシールドをエスクードに変えてくれ」
「了解です!」
…とりあえず、これでトリガーセットは完了かな。
「…今のところはこれで行く。
遼、士郎、剣の勘を取り戻すのに付き合ってくれ」
「了解しました!俺でよければいくらでも」
「えー、つまんないことしないでくださいよー…」
そう話しながら俺たち3人は訓練室へとはいっていった。
◇ ◇ ◇
「…それじゃ、はじめるか」
俺はそう言いながら両手にスコーピオンを展開する。
「…じゃ、俺から行きますね!」
そう言って遼は俺に剣を向けて攻撃してくる。
俺の戦い方の基本は受け太刀型だ。ディアルガさんに鍛えられたせいというのもあるが。
弧月を選ばなかったのはさすがに弧月2本は重すぎると思ったから。
弧月を使うなら旋空や幻踊といったオプションも付けないといけないからある意味スコーピオンの方が自由度が高いし、なにより軽い。
俺の今の攻撃形態は握りしめた拳からスコーピオンを生やした形であり、俺がコマンダートリガーの基本フォームとしているソウブレイズとほぼ同じ形である。
今も遼の攻撃もしっかりとキンッ!という音と共に防いでいく。
「…さっすが、なかなかやりますね敷谷先輩!」
「まあな、伊達に近界で鍛えられてねえよっ!」
俺たちはそう言葉を交わしながらお互いに剣を振るっていく。
…まあ今でこれだけやれてるなら大丈夫だろう。
遼が剣を振るってくる中で、俺はその攻撃をかわしながら懐に潜り込んだ瞬間に右手を振って遼の体を真っ二つにする。
「…よし、まずは上々だな」
「すごいですね。スコーピオン初体験とは思えないですよ」
「そう言ってもらえると嬉しいよ」
俺はそう褒めてくる遼に返していく。
「…それじゃ、次は僕とお願いしますね」
そう話しながらカメレオンで姿を消すのは士郎だ。
「ああ、かかってきてくれ」
遼はその場から外れた位置を取り、俺と士郎の一対一の状態となる。
…とはいえ、士郎はカメレオンを起動しており姿は見えない。
「…ハウンド!」
俺は右手からハウンドを展開して、トリオン探知モードで飛ばしていく。
士郎はそれを受けてカメレオンを解除して、シールドでハウンドをガードしていく。
「それぐらいなら、Bにいくらでもいますよっと」
そう言って士郎は改めて俺との距離を詰めてくる。
「…いくらなんでも、動きが単調すぎるんじゃないか?」
俺はそう言って改めてハウンドを繰り出し、士郎へと向かわせていく。
「これぐらいなら、もう捌けるようにはなってるんですよ」
そう言いながら士郎はハウンドを切り落としていく。
「これで終わりですね」
士郎はそう言い放ち、俺へと刃を届かせようとする。
「…さすがだな、ただ」
俺はそう呟いてしゃがみ左手を地面につける。
「エスクード」
俺がそう言った瞬間、地面からは大きな盾がせり出し、士郎を上へと吹っ飛ばす。
「…お前はグラスホッパーとかを持っていない。
空中での姿勢制御は難しいからな」
そう話した俺はナイフの形にしたスコーピオンを投げつけて、士郎の心臓に突き刺した。
主人公のトリガーセットはこんな感じです。
メイン
・ハウンド
・スコーピオン
・シールド
・カメレオン
サブ
・メテオラ
・スコーピオン
・エスクード
・バッグワーム