「…それで、ある程度いろいろと聞けたのか?」
あの後、ディアルガさんとの喧嘩が激しくなり、アルセウスさんの攻撃を喰らってボロボロになったパルキアさんがそう話してくる。
「…まあ、とりあえずトリガー開発に必要になる情報はいただけたので。
今のところは大丈夫ですかね」
俺がそう話すと、パルキアさんは「それなら良かった」と返してくる。
「…とりあえず、お前にはロトムとメタグロスってやつがサポートに付く。
俺もたまに立ち寄る予定ではあるけど、ポケトリアについてのことはあいつらに聞いてくれ。
お前の部屋はトリガー開発室の横に設置しておいたから、好きなように使ってくれ」
「ありがとうございます」
俺はパルキアさんにそう返す。
「…それじゃ、ここがウチのトリガー開発室だ」
そう言いながらパルキアさんがドアの横のセンサーに手をかざすと、開発室のドアが開く。
「…あ、パルさん、それに翔哉も。
アルセウス様への顔見世は済んだんですか?」
部屋の手前の方で作業をしていたロトムさんが手を止めてこっちへと直線的に向かってくる。
…改めて、人間ではないんだな…と感じさせられる。
「…ああ。とりあえずこれで正式に翔哉はここの所属になった。
これから仲良くしてやってくれよ」
「改めて、敷谷翔哉です!
これからよろしくお願いします!」
改めて俺はそう頭を下げる。
「それじゃアタシも改めて。
トリガー内部調査担当のロトム!
これからよろしくね!」
ロトムさんは水色のサングラスを額にあげて、俺にそう話してくる。
「…後、メタちゃん。
あなたもやっておかないとだめでしょ?」
メタちゃんと呼ばれた奥の方で作業をしていた女性がこちらに向けて歩いて来た。
「メタちゃんと呼ぶな…。
私はいらないと思うんだが。
どうせ職場内での研究内容について話すだけだろ?」
「さすがに、全員で3人だけなのに話さないってスタイルはダメでしょ?
ホラ」
…そう言ってロトムさんに前に出されたのは青色の服を着て、額に銀色の×印のアクセサリーをつけている女性。
ロトムさんが俺より小さいというのもあるが、この人はいろいろと…、デカい。
三門で最後に身長を計測した時が170センチ行かないぐらいか。
と考えればパルキアさんは2メートルぐらい、ロトムさんは140前後と考えれば、この人は大体185くらいはあると思う。
「…私はメタグロス。
この研究室では外部演算システムを担当している。
…これからよろしく」
「ええ、これからよろしくお願いします」
そう言ってメタグロスさんは右手を出してくるので、俺はそれに答えるようにガッチリ握手する。
「…それじゃ、後はお前らに任せるぜ。頑張ってくれよ」
そう話してパルキアさんは開発室を後にした。
「よし、翔哉。
早速そっちの国で使ってたトリガーを見せてくれる?」
「了解しました」
そう言って俺は持ってきた
荷物の中からいくつかのトリガーを取り出した。