玄界に帰ってきた少年は少々特殊なようで… 改   作:W297

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パルキアトリガー開発室①

 

 …俺がポケトリアにやってきてから1年近く。

 

 ようやく市民用の汎用トリガーが出来た。

 

 内容としては、トリオン体に換装したうえで自身の攻撃をトリオンに変更したうえで威力はそのまま。

 

 ロトムさんやメタグロスさん、そして一般市民のモニターの人の協力もあって完成した。

 

 この腕時計型の『モーフィントリガー』は既に実戦に配備されており、戦闘の第一線で使われている。

 

 これにより、パルキアさんやディアルガさんを動かさなくてもトリオン兵を迎撃できるようになり、戦力の温存と秘匿もできるようになった。

 

 このトリガーの所持に関しては免許制としており、トリガーのON・OFFは開発室で一括制御をしている。

 

 門が発生してから、その半径1km以内にあるトリガーは待機状態となってトリガーをONにすることが出来るようになる。

 

 待機状態のトリガーを所持者が起動することで換装体となり、トリガーを用いた戦闘が可能となる

 

 そしてトリガーを切るときは、自らトリガーを切るか稼働状態のトリオン兵の反応がなくなってから30分後に強制的にトリガーが切断される。

 

 …少々面倒くさいシステムではあるが、トリオン兵鎮圧のため以外に使用されることを危惧してこうさせてもらった。

 

 …そして、現在。

 

 これの改良型を作成中である。

 

 …内容としては、俺がこのポケトリアの人たちの能力を使えるようになるというもの。

 

 もし使えるようになれば俺自身が強くなることはもとより、ポケトリアの人たちにとっても他の種族の能力を使えるようになることで総合的な能力アップも期待できる。

 

 …のだが。

 

「…これも駄目だな」

 

「ああ、まだこれだと私たちの能力には程遠い。

 

 全力の50%ぐらいだろうな…」

 

 俺とメタグロスさんはお互いにそう話していく。

 

「…何がいけないんだと思います?」

 

「何だろうな…、やはり見えないところでエラーがあるのか…?」

 

 そう話していると、PCの中からロトムさんが現れ、自分たちに話していく。

 

「…一応中身一通り見てきたけど、見えないエラーとかはいてる場所は無かったよ。

 

 システムの限界かな…」

 

「…マジっすか。じゃあウチのシステムとしてはこれ以上は伸ばせねえっすね」

 

 俺はそう言って天井を見上げる。

 

 …そう思ってると、観測用モニターから門発生の知らせが届き、俺たちに連絡が届く。

 

「…とりあえず、この問題はこの後解決策考えましょう。

 

 今は門の対応を優先してください」

 

「了解した」

 

「オーケーだよ」

 

 そう言って終え達3人は門の対応をするため、ヘッドセットを装着し、近くにいるトリガー所持者のトリガーを準備状態にして対応に入っていく。

 

「門から出てきたトリオン反応は2体、位置は?」

 

「…X-208、Y-317地点、メタちゃん!」

 

「…いわれなくても進めている、少し待ってくれ」

 

 そう話して、メタグロスさんは機材を操作してその地点のカメラを起動する。

 

「…え、これって…?」

 

「ああ、人型だな…。ちょっと厄介になってきたかもだな」

 

 そこに写っていたのは白い髪をした小柄な少年とその横で浮遊しているトリオン兵。

 

 それと同時に俺は連絡用のスピーカーを起動する。

 

『…人型近界人襲来、十分に警戒しながら接近してください。

 

 向こう側に攻撃の意思がない場合や、対話の余地があるのならすぐにこっち側に伝達をお願いします」

 

 俺はそうスピーカー越しにトリガー所持者へと伝えていった。

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