…俺は近界人からの情報を伺うため、カメラを見ながら様子を見ていく。
すると、俺たち三人の腕に装着しているモーフィントリガーに連絡が入った。
…一応言っておくと、このモーフィントリガーは通信用の機材としても使用されている。
そして、俺用のトリガーにはトリガーを起動すればハンマーや斧などを兼用できるブレイカーツール、開発室に常備しているクラッシャーツールである。
これらはほぼレフォースで俺が担当していたトリガーと同じものであり、俺がポケトリアでの試作品として作ったものである。
万が一の時のためのトリガーであり、戦うことより助けることを重視している。
…取り敢えず俺用のトリガーの説明はこれぐらいにしておいて通話に入ろう。
俺は腕にあるモーフィントリガーの側面にある水色のボタンを押し、『CALL MODE』という機械音声が聞こえてくる。
「こちら開発室、現場、どうされました?」
俺がそう応答すると、現場からスピーカー越しに声が聞こえてくる。
『こちら、現場208-317地点、人型近界人と接触。
話すことには『戦う意志はない、次の近界に行くまでの経由地として何日間か滞在させてほしい』とのこと』
「了解しました、『すぐに担当者が向かう、それまでその場で待機していてほしい』と伝達して下さい」
『了解』
そう向こうが話すと通話は切れる。
それが終わると同時に、俺はクラッシャーツールを背中にかけて、ロトムさんとメタグロスさんに伝えていく。
「確認行ってきます、念のためパルキアさんとアルセウス様に報告を。
あとで俺からも連絡します」
「りょーかい、くれぐれも気を付けてね」
俺はロトムさんの言葉に「大丈夫っすよ」と返してモーフィントリガーの上部にあるダイヤルを回し、側面にある水色のボタンを押してトリガーを起動する体制に入る。
その機械音声と同時に横に収納されてあったモーフィングラスが展開され、俺の体はトリオン体へと換装されていく。
そして俺はモーフィングラスを目の位置へと上げ、トリガー完全起動となる音声認証の声を上げる。
そう叫ぶと、俺の目にサングラス型バイザーが装着される。
これで完全にトリガーの起動完了である。
久々に起動したが問題はないみたいである。
俺の腰の右側にはコンパクトなモバイルモードになったブレイカーツールが装着されている。
…取り敢えず、準備は完了したな。
俺は急いで転送装置へと、向かっていく。
そして俺は、息をふうっとつき、メタグロスさんに知らせる。
「メタグロスさん、準備OKです」
「分かった、…システムオールグリーン。
転送!」
その言葉と同時に、俺の体は現場へと転送されていった。
お気づきの人もいるかもですが、モーフィントリガーの元ネタはゴーバスターズのモーフィンブレス、ブレイカーツールとクラッシャーツールはトミカヒーローのレスキューフォース、レスキューファイヤーで登場したレスキューブレイカー、レスキュークラッシャーが元ネタです。