頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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第102話 因縁!三つ巴バトル!! 後編

池谷達が赤城山に向かう際、猛烈なインパクトを残したレビンのハチロクターボと異常なシルエイティ。

 

そんな中で秋名山の秋名湖では、走一達が秋名湖に到着して、走一達が湖を見ている中、イツキがある事を言った。

 

「昨日のバトル、拓海が負けたとは思ってないって、高橋啓介がわざわざスタンドまで来て言ったんだって」

 

「どんな意味なのかは分からないけど、手も足も出なかったんだ…、あれか完全な負けだよ…」

 

「そうだな。拓海のハチロクは俺達の速さに付いて来れなかった。でもそれは俺も一緒だ、俺も園崎の速さには全く付いていけなかった…、あれだけ速い走りをする奴は初めてだ…R34をまるで軽自動車の様に操るんだからな」

 

走一と拓海の話しを聞いたイツキはそれに首を傾げながら言う。

 

「そんなに速かったのか?須藤京一と園崎零士って?」

 

「ああ、途轍もなくな…」

 

「速いよ…、多分秋名でも勝てなかった…」

 

それを聞いた彩音達は改めて園崎零士の速さを痛感する。走一の走りを凌駕する零士の走りを皆が見ている、ただそれを賢一郎と舞人、理央と美央が顔を見合い、賢一郎が問う。

 

「走一、園崎零士って…まさか、あの“零士”なのか?」

 

「ん?賢一郎、お前知ってるのか?」

 

賢一郎が以外にも零士を知っている事に振り向き、彩音達もそれに振り向く。

 

「ああ、園崎零士…、噂ではイギリスの名門、『ロイヤル・ドニントンパーク・レーシング・スクール』…略してRDRSを主席で卒業した凄腕天才レーサーで、神奈川に戻ったのも日本でレースの魅力を見せたいとの事だって、今は投資家で稼ぎながら走っているとの事だって」

 

「何だって…!?」

 

走一がそれを聞いては驚き、春樹もそれを聞いては驚く。

 

まさか自分達が相手した相手は、レースの本番であるイギリスで、しかも名門と呼ばれるRDRSのレーサーである事に目を疑った。

 

そんな人物が対戦相手だったとは、まさかの走一と春樹は思いも寄らなかった。琢磨の教え子であるが、そんな経歴があるとは知らなかった。

 

走一達が少しばかり重い空気になっている中、イツキが場を和ませる様な話しに切り替える。

 

「そ、そうだ拓海!走一! ハチロクとワンビア…直るのか?」

 

「…エンジン載せ替えるしかないって、親父が言ってる…」

 

「ああ、こっちもエンジンを載せ替えする予定だ。ただ問題がある。今の俺の金じゃあ、エンジンを買う事も難しい…」

 

走一は湖を見ながらそう言い、拓海は少しばかりそっぽを向く。

 

「行かなきゃよかった……赤城なんて、でなきゃハチロク…壊す事なんてなかったのに」

 

「でも拓海。ハチロクのエンジンの壊れ具合、あれは何時壊れてもおかしくもなかった様子だ。そうでなきゃブロックを突き破ってブローするなんてあり得ない。恐らく親父さんは知ってたんだろうな、ハチロクのエンジンがそろそろヤバいって」

 

道郎の言葉に拓海はその事に振り向く。

 

まさか文太は知っててそのままにしておいたのか、そう思うと、拓海は少しばかり言葉を失うのだった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして赤城山では、大勢の走り屋達がギャラリーに来ていて、そこで中里の乗るR32がやって来て止めて、そこに居る慎吾と平八の所に行く。

 

「慎吾、平八」

 

「よう毅…」

 

「毅さんも来たのですね」

 

「ああ、お前等も来たんだな」

 

「…ああ、今回ばかりはレッドサンズを応援しようと思ってな」

 

三人がその場でギャラリーをし、始まるバトルを待つ。

 

「フッ、高橋涼介と如月琢磨が負ける訳がないぜ。あの2人を間地かで見た俺が言うんだ。間違いない」

 

「そう言えば毅さんは2人の走っている所を見たんですよね、それなら納得です」

 

「ああ…、だが俺が気になるのはハチロクとワンビアだ、あいつ等が負けたのは今でも信じ難い事だ…」

 

「俺もだよ、あいつ等がそう簡単に負けるなんて、俺は思っちゃいねぇよ」

 

「(2人がそう思うなんて、やはりハチロクとワンビアをよく思っているって事なんだな…)」

 

平八が中里と慎吾を見て思い、薄っすらと笑みを浮かばせるのだった。

 

 

そして別の場所では、先ほどのハチロクターボとシルエイティが上って来て、それを見たギャラリーが見る。

 

「おおっ!ハチロクだ!!」

 

「秋名のハチロクか!?」

 

「バーカ!埼玉ナンバーじゃねぇか?」

 

「シルエイティもだぜ、今日のバトルをギャラリーしにきたのか?」

 

そう言っては見ているギャラリー達、そしてハチロクターボとシルエイティは止めて、ハチロクターボの運転席と助手席からは若い男女、そしてシルエイティの運転席からは同じように若い男子が降りてくる。

 

「和美、この辺がいい…」

 

「うん兄貴」

 

「さーて…、噂のエンペラー…どんな走りを見せて貰えるかな?」

 

ハチロクターボから降りて来た『秋山 渉』と『秋山 和美』、そしてシルエイティからは『柳田 小太郎』がギャラリーに参加し、レッドサンズとエンペラーのバトルを見届ける。

 

 

そして赤城山頂上では、涼介と琢磨が待っていて、その様子を啓介や史浩、そしてこのバトルをすると聞きつけた壮真と幸間が駆け付けた。

 

「おいおい…兄貴の奴、まさか京一とバトルする事になるなんて…」

 

「アイツ、前に兄貴に散々コテンパンにされた事、もう忘れたのかよ?」

 

「まあまあ、そんな事言わないの」

 

っとそこに同じようにギャラリーしに来た蓮華が壮真と幸間を止めて、それに啓介は呟く。

 

「どっちにしろ、今日のバトルで決着が付くのは間違いない。それを待とうじゃねぇか」

 

そう言って啓介が呟くと、下からエンペラーの軍団が上がって来て、それに涼介と琢磨は見て、先頭のエボⅢが止まって、京一が降りて来て、2人と対面する。

 

「…何か言いたい事はあるか?涼介、琢磨」

 

「別に、今日の交流戦は…俺と琢磨が、お前との対戦が全てだ」

 

「そう言う事だ、楽しもうじゃないか」

 

それを聞いた京一は笑みを浮かばせる。

 

「フッ、望むところだ…、始めるとしようぜ…“()()()()()()”って奴をな!」

 

涼介と琢磨が、京一とのバトルがもうじき始まるのであった。




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