頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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お待たせしました。最新話です。


第103話 プライドの激闘!! 前編

赤城山で涼介と琢磨、京一のバトルが始まろうとする前、池谷と健二が赤城山に到着して、健二の180SXを止めては見える所に向かっていた。

 

「いよいよだな…」

 

「ああ、高橋涼介と如月琢磨…、そして須藤京一の三大巨塔がぶつかり合う…。特に須藤京一は昨日拓海を葬った事で、エンペラーは高ぶっているからな…。ここで高橋涼介と如月琢磨の2人が須藤京一を下してくれればいいんだが…」

 

そう池谷がそう言っていると、池谷の肩にトントンと手を叩く人がいて、それに池谷は振り向くと、そこには真子と沙雪の2人が居た。

 

2人が居る事に池谷達が驚く。

 

「真子ちゃん!!?」

 

「沙雪ちゃんも!?」

 

「こんばんわ、浩一郎さん」

 

「やっほー、アンタ達も来てたのね」

 

「ああ、まさか2人も来ていたとは驚いたよ」

 

池谷達はちょっと落ち着きを取り戻しつつ、真子と沙雪と話しつつ、2人は今回のバトルの事を問う。

 

「なあ真子ちゃん、沙雪ちゃん。君等はどう見る?今回のバトル。やっぱりエンペラーの須藤が速いと思うかい?」

 

「…十中八九、エンペラーの須藤京一が速いって事は間違いないわね。なんせあの拓海君が追いつけなかったって今噂になっているぐらいだから。でもそれだけで速いって言われても全然説明が鳴ってないわ」

 

そう沙雪に池谷と健二は見る。

 

「だって相手はあの高橋涼介と如月琢磨だもん! それにある噂を聞くと、高橋涼介は如月琢磨に抜かれたって話しを聞くから、如月琢磨は想像以上に速いって事が分かってね、このバトル…もしかしたらとんだどんでん返しが来るかも!だからこのバトルを楽しみにしてよう!」

 

「おっ、そんな所に居たのか」

 

沙雪がそう説明していると、雅人と慎太郎の2人がやって来て、池谷達が振り向く。

 

「おう」

 

「お前達が来てないから、何処に居るか探したんだが、ここに居たならよしだ、俺達も此処にするとしよう」

 

「ああ、そう言えば英太の奴はどこ行ったんだろうな…」

 

「英太?」

 

慎太郎の言葉に雅人は振り向き、慎太郎は振り向きながら言う。

 

「実はもう1人英太って奴って言う知り合いがいてな、彼が同じようにこのバトルをギャラリーしに行くって言ってたんだが、一体何処に行ったのやら…」

 

そう池谷達に言う慎太郎…、そして英太の方ではかなり多い場所のギャラリー場に居た。

 

英太は場所を間違えてしまったらしく、少しギュウギュウ詰めになっていた。

 

「くっそ…!こんなに多いとは聞いてないぞ!? そんなにも多いと見る事も出来ない…。別の場所に移動してみようかな…」

 

そう言って英太が別の場所を探しは見ると、人が少ない場所を見つけ、そこをギャラリーにしようとした所、1人の女性が木にもたれながら見つめていた。

 

その女性は百合華であり、その女性に英太は問う。

 

「やあ、君もこの場所をギャラリーに?」

 

「ええ。あの高橋涼介と如月琢磨が、エンペラーの須藤京一がバトルするって話しだもの。見逃せないわ」

 

「成程、なら俺も此処をギャラリーしていいかな? あっちの方はギャラリーが多くて」

 

「勿論構わないわ」

 

百合華の許可を貰った英太はこの場所をギャラリーとして、バトルが始まるのを待つのだった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして秋名湖で、走一達が話し合っていると、一台の車がそこにやって来る。

 

走一達が振り向くと、その車はシビックEK9だった。

それに走一達は振り向く。

 

「シビックのEK9…?」

 

「EG6の次世代型…、なんだか庄司慎吾を思い出すな…」

 

っとそう言っていると、EK9から1人の女子…絢美が降りて来て、亜里沙を見ながら叫ぶ。

 

「いたー!!!!亜里沙!!こんな所に居たわねーーー!!」

 

「え?………………ああ~~~~~~~~~~~!!! 絢美!!!アンタ何でこんな所にいるのよ!!?」

 

「アンタが赤城に行かないって慎太郎さんから聞いて、この秋名湖に行くって聞いて来たのよ!! どうしてこないのよ!?エンペラーとレッドサンズの交流戦よ!?」

 

「それどころじゃないのよ!!」

 

亜里沙と絢美が激しい口喧嘩をしている中で、走一は絢美を見て目を細める。

 

「……ん? お前…もしかして木村絢美か?」

 

「っ、ようやく思い出せた様ね。朝倉君。まさか貴方がワンビアのドライバーとはね…。まあ、貴方の活躍、高橋涼介と如月琢磨のバトルの問いにギャラリーしに行った時、見たわ…。想像以上に腕前が上がている上に、負けたくない気持ちがググっと上がったわ」

 

「その負けん気な感じ、思い出させる」

 

走一がそう呟く中で、絢美もその事に笑みを浮かばせながら頷く。

 

その様子に亜里沙が問う。

 

「それで、どうしてアンタがここに居る訳よ?」

 

「はぁ!?さっきも言ったでしょ!? 今日はレッドサンズとエンペラーの交流戦!! 同時に如月琢磨さんが走るのよ!? 見に行かないでどうすんのアンタ!!」

 

「だからさっきも言ったでしょ!! こっちはそれどころじゃないって!! アンタホント昔から人の話しを聞かない奴~!!」

 

「それどっちよ!!」

 

「そっちでしょ!!」

 

亜里沙と絢美の口喧嘩の様子に、走一達は何とも言えず、ただ唖然として見ていた。

 

そして走一は赤城の事を考える。

 

「(…琢磨さんと涼介さんのバトル…相手はあの須藤京一、どんな結末かな…、正直気にはなるが…)」

 

そう走一がそう思い、2人の勝利の事を願うのだった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして赤城山頂上で、FCとZS130、エボⅢがスタート位置に付き、スタートの合図は啓介が行う事となった。

 

清次がエボⅢに近寄り、京一に問いかける。

 

「なあ京一、どんな作戦で行くんだ?」

 

「“シミュレーションZZZ(トリプルゼット)”だ」

 

「トリプル?そんなもんあったか?」

 

清次は京一から聞いた言葉に首を傾げる、本来シミュレーションは1から3までしかなく、清次はそれしか聞いていないのだ。

だが今回京一からZZZと聞かされては、京一は説明する。

 

「相手は高橋涼介と如月琢磨だ、通常の作戦ではまず通用しない。この日の為に練り上げた作戦だ…ZZZで一気に叩て、必ず勝つ!」

 

そう聞いては清次は下がり、啓介がカウントダウンを開始する。

 

「カウント始めるぞ!! 5!4!3!2!1!GOーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

スタートと同時にFCとZS130、エボⅢがスタートし、走り出していく。

 

三台がスタートしていく様子を見ていた蓮華はただジッと見つめていて、啓介もそれを見届けた。

そして第一コーナーでFCとZS130がコーナーを抜けて行こうとする際、エボⅢがわざと後ろに付き、それを突いて行く形で走って行く。

 

第一コーナーのすぐ近くに居た海斗と陽毬、更に夏夜子と神楽坂がその様子を見ていた。

 

「…ねえ海斗、エボⅢのスタート…なんだか」

 

「ああ、俺もそう思っていたよ、アクセルを踏んでいなかった…」

 

「これって何かあるよね?」

 

「うん、私もそう思う…」

 

そしてその様子を同じように見ていた秋山兄妹と柳田が見て、和美が興奮する。

 

「凄い凄い!三台共凄い迫力!!」

 

「…小太郎、お前気づいたか? あのエボⅢの行動…」

 

「ああ、スタートダッシュで飛び出したと思ったら…抜けきらなかった、4WDの加速力なら抜ける筈だったのに…あえてそうしなかった。恐らくあのエボⅢ…何か意図があって後追いを選んだんだ…。そうじゃなきゃ前に出ていって済むだけの話し、こんな面白いバトルが見られるなんてな…」

 

「ああ、わざわざ赤城まで足を運んだ回があった」

 

そう語る渉と小太郎、そしてFCとZS130、エボⅢのバトルは此処から始まるのであった。

 

 

 

 




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