頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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第110話 現るハチロクターボ&ハイパワーシルエイティ!

走一達があの後、秋名湖から帰ってすぐ学校に行こうとしたが、流石に今から学校に行こうと言うのも正直行くのも面倒と思い、あの後走一達は適当に遊んで行った。

 

その後走一達は親…、もとい、母親たちにもの凄い圧で問い詰められたのは言うまでもない。

 

数日後、拓海達がいるガソリンスタンド、拓海とイツキがいつも通りバイトしていると、そこに1人の少女がやって来る。

 

「あ!ここに居た!」

 

「え?あ!この間の…!」

 

イツキがその少女を見て驚き、イツキの声に拓海と池谷が振り向く。

 

「え?」

 

「何だイツキの奴。女の子に声を掛けられて驚いている? どう言う事だ?」

 

池谷がその事を呟いていると、イツキはその少女、秋山和美と話していて、一通り話した後、イツキの方を振り向いて言う。

 

「それじゃあ7時半ね? その時待ってるから!」

 

「う、うん! 分かった!」

 

そう言って和美は去って行き、その様子を池谷は問う。

 

「イツキ、今の子は?」

 

「え? えっと…ちょっと知り合いで…」

 

「知り合いだ~? どこが知り合い何だよ!? どう見たって気になってるじゃねぇかよ!!」

 

っと池谷がイツキの首を絞めるかのようにし、それにイツキは苦しそうな様子になる。

 

その様子を拓海は呆れた様子で見ていて、ただ空を見るのであった。

 

 

 

 

そして赤城山、そこには啓介と賢太が突如訪ねて来た渉と小太郎にバトルを申し込まれた。

 

勿論その事に賢太が突っかかろうとしたが、それを啓介が止める。

啓介がその挑戦を…。

 

「断る」

 

「はぁ?」

 

「何だって?」

 

啓介が断った事に渉と小太郎が思わず反応する。

 

「俺達は地元ではバトルしねぇんだ」

 

「何故だ、俺がハチロクだからか!?」

 

「それだったら俺も黙っちゃおけねぇぜ」

 

渉がバトルを断られた理由がハチロクである事だと思いイラつき、小太郎も渉を加勢するかのように言う。

 

だがそれを啓介が首を横に振るかのように言う。

 

「違うね、地元じゃ燃えねんだよ。群馬エリアの奴等ならレッドサンズが地元でバトルしないのは誰でも知っているからな、悪く思わないでくれ」

 

その事に納得がいかない渉と小太郎、埼玉エリアから来て、バトルしないって事を言われたら納得がいかないのも無理はない、だが啓介の言葉に少しばかり雰囲気が変わる。

 

「ついでに教えておいてやるよ、俺達はハチロク乗りを甘く見ちゃいない。この群馬エリアには下り専門の凄いハチロクとそれと並ぶ、異常に速いワンビアが居る。その二台がコンビとなって、この群馬エリアを盛り上げている。しかもその二台は今まで誰にも負けた事がない」

 

「何!?」

 

「負けた事がない!?」

 

「そうだ、どんな車にもだ」

 

啓介の言葉を聞いた渉と小太郎は思わず目を見開く。群馬エリアに凄く速いハチロクとワンビアが居ると聞いて、思わず渉と小太郎の口角が上がる。

 

「へぇ…それは面白れぇな。なら俺がそのワンビアとやらを下せば、面白くなるかもな!」

 

「そうだな、試してみようぜ、俺とそのハチロクがどっちが速いかを!」

 

「おい貴様等!」

 

「構うな賢太」

 

賢太がそれに突っかかろうとするが、それを啓介が止める。

 

「とにかく、地元じゃやらねぇ。じゃあな」

 

そう言って啓介はFDの所に向かい、その際に賢太が渉と小太郎に指さす。

 

「フッ!何処の誰だか知らねぇが、啓介さんにたてつくのは10年早い!!」

 

「あっ?見るからに遅い奴が何言ってんだ」

 

「何!!?」

 

「賢太!」

 

啓介が賢太に向かって叫び、それに賢太は思わず止まり、すぐに自分のS14の所に戻って行く。

そして2人が乗り込み、エンジンを点火させて、頂上を去って行く。

 

その様子を渉と小太郎は見て、2人は顔を合わせる。

 

「仕方ない」

 

「ああ」

 

渉と小太郎はハチロクとシルエイティに乗り込み、エンジンを入れて、二台はその場でアクセルターンをしながらFDとS14を追いかけていく。

 

そして一気に追いつき、FDを煽って行く。

 

「(強引なやり方になっちまったが、悪く思うなよ!)」

 

「(お前さんが引き受けてくれてたら、こんなやり方にはなってなかったんだよ…!!)」

 

そう思いながら渉と小太郎はFDを徐々に煽り、それをバックミラーで見ていた啓介は目を細める。

 

「(チッ、そこまで絡んで来るなら…ちょっとだけ付き合ってやる!)」

 

そう言ってヘッドライドでS14に合図を送り、それを見た賢太は頷く。

 

「(そう来なくっちゃ! あの余所者たちにガツンとお見舞いしてください!!)」

 

賢太は道を譲り、FDを前に行かせる。

 

それに付いて行くかのようにハチロクとシルエイティが追いかけていく。そしてその際賢太は二台の奇妙な音を聞く。

 

 

キィン!キュン…!

 

 

ブオォオオオオオオ…パシュ!!

 

 

その音はターボの音と、スカイライン系に搭載されていたエンジンと同等の物であった。それを聞いた賢太は直ぐに気付いた。

 

「(あの音は…ハチロクターボか!? それにあれは…RBエンジン!!?)」

 

そう…渉と小太郎のハチロクとシルエイティは、ターボキット搭載とRB25DETエンジンをスワップしたハチロクターボとハイパワーシルエイティだったのだ。

 

 

そしてFDがコーナーを曲がる際にハチロクターボとハイパワーシルエイティがそれに食らいつき、そして立ち上がりでは平然とした様子でFDに付いて行く。

 

その様子に啓介は内心驚いていた。

 

「(何!コーナーの立ち上がりで付いて来れるのか!? 何だあの二台は…並のパワーじゃない! 本当にハチロクとシルエイティか…!?)」

 

啓介がそう驚く中で、コーナーをドリフトで曲がって行くFDと、それに対しドリフトで行うハチロクターボと、グリップ走行で平然と追いつくハイパワーシルエイティ。

その際にハチロクターボがケツをゆらゆらと揺らしながら立て直し、ハイパワーシルエイティは少しばかりホイールスピンを起こすも、それを何とか抑えつつ走らせていく。

 

その様子を後ろから見ていた賢太が唖然としながら追いかけていく。

 

「(畑薙のハチロクと違ってハチロクの方はパワーはそんなにないけど、足回りはハチロクの物だ。シルエイティの方は多少ホイールスピンしているけど、それを抑えられていると言う事は、足回りはGT-R系の足回りを使っているのか!? いつ吹っ飛んでも可笑しくもない車に乗っているのに、あの二台は平然と乗りこなしてる!! 駄目だ!俺じゃ付いて行くとが出来ない…!!畜生!!!)」

 

賢太は悔しながら置いて行かれ、先頭を走っている啓介は若干冷や汗を流しながら思う。

 

「(俺は兄貴じゃないから詳しい事は分からないが…こいつ等はかなりやる! いつまでも引っ張るのは不味いな!)」

 

そう感じながら走り続けていく啓介、その後ろを渉と小太郎は食らいつく。

 

「(舐めるなよ…、手抜いてるとぶち抜くぜ!)」

 

「(隙あらば抜く! それが俺達のやり方だ!!)」

 

渉と小太郎はそのままFDを追いかけ続けて、下りを走って行く。

 

すると目の前に人が三角版持っていた置こうとしていた時だった。

 

「「「っ!!」」」

 

「うわあああああああっ!!!」

 

男が飛んでかわしては、FDは事故ッている車に突っ込もうとする。

 

しかしそれを華麗なテクニックで何とかかわして止まり、後ろに続くハチロクターボとハイパワーシルエイティもそれをかわしては止まる。

 

啓介達は何とかぶつからずに済んだ毛とで、少しばかりホッとした。

 

「びっくりさせやがって」

 

「良い所だったのに…、水さしやがって」

 

「仕方ねぇ…、今日はおひきだ」

 

ハイパワーシルエイティがアクセルターンで回り、ハチロクターボもそれに続いてアクセルターンで回る。

その際に渉が啓介の方に合図を送る。

 

「(改めて仕切り直しをしよう。預けとくぜ)」

 

そう合図を送った後、ハイパワーシルエイティと共に赤城山を去って行き、その様子を笑みを浮かばせる啓介。

 

「(フッ、カッコつけやがって…。世の中には色んな奴がいるんだな、楽しみにがまた一つ増えたな)」

 

そう感じる啓介であった。

 

 

 

 




第3段のリクエストキャラ募集中です。

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