頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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ここからが主人公のバトルです。


第133話 激闘!ワンビア対S15 前編

ハチロクとSW20のバトルは拓海の勝利へと終わり、拓海は急ぎスタート地点へと戻っていて、イツキが戻って来た拓海を見て声を上げる。

 

「あ!!おーーーーい!!拓海ーーーーーー!!!」

 

手を振るイツキを他所に、拓海は玄のセリカの隣に止め、降りては皆と向き合う。

 

「拓海!やったじゃねぇか!!」

 

「何とか勝てたよ…。それより走一は?」

 

「今準備を終えて、スタートラインに並んでいる」

 

道郎がそう言うと拓海がその様子を見る。

 

スタートラインには走一のワンビア、ダニエルのS15が並べられていて、走一とダニエルは向き合っていた。

 

「いよいよだ…。零士が君を高く評価していたからな…どれほどの腕前か早く試したい」

 

「ああ…RDRSの次席、どれほどのものか見極めて、そして勝つ!」

 

「じゃあ始めよう。楽しみだぜ…!」

 

そう言って走一とダニエルはワンビアとS15に乗り込み、スタートラインに着く。

 

その様子を見ていた彩音と拓海達の所に数台の車がやって来た。それに彩音達が見ると、やって来たのは雅人と海斗達だった。

 

「彩音ちゃん~!真美ちゃん達も!」

 

「あ、陽毬さん、それに雅人さん達も…」

 

「お兄ちゃんも来たの?」

 

「来たのって…亜里沙、その言い方はないだろう…」

 

「まあまあ。それよりもバトルはどうなってるんだ?遅れてしまったが…」

 

慎太郎が亜里沙の言葉に少し落ち込むも、雅人がそれを慰めながら彩音に問う。

 

「今走一がバトルを開始する前です。相手はダニエル・アンダーソンさんです」

 

「ダニエル!?」

 

彩音の言葉に慎太郎は驚きながらS15を見る。運転席にダニエルの姿が見えて、慎太郎はそれを見て驚きを隠せないでいた。

 

「まさか…アイツが走一君の対戦相手なのか…!」

 

「おい、知っているのか?」

 

雅人がその事を問うと、それに慎太郎が頷く。

 

「ああ…、アイツは…俺の弟と何度も競い合っているんだ。レースの世界で」

 

「「「ええっ!?弟!?」」」

 

慎太郎の言葉に亜里沙以外の彩音達は勿論拓海達もそれを聞いて驚きを隠せないでいた。

 

 

 

琢磨達が居る場所、そこでは走一とダニエルのバトルが始まるのを待っていた。

 

するとそこに二台の車が来て、それにエンペラーのメンバーが見る。

 

「あ、おいあれ…」

 

「ああ、如月三兄弟の2人の壮真と幸間じゃないか?」

 

っとその事に琢磨が振り向くと、壮真と幸間がやって来た。

 

「兄貴!」

 

「お前達、どうしたんだ?」

 

「どうしたって、ダニエルがあいつとバトルするって聞いて、やって来たんだよ。一応俺…アイツとチームメイトだからな」

 

幸間がその事を言って、琢磨は「そうか」と呟きながらバトルの開始を待つ。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そしてバトルの開始が迫り、池谷がワンビアに乗る走一の所による。

 

「走一、お前は大丈夫だよな? 拓海と違ってちゃんと作戦はあるよな?」

 

「…相手に効くかどうかわかりませんよ」

 

「おいおい!そんな事を言うなよ! 拓海と同じだったらシャレにならないぞ!?お前も親父さんからアドバイス貰ってるか!?」

 

走一の言葉に慌てる池谷、走一はその事にちょっと困った感じになる。

 

「まあ言ってはいました。ただ相手に効くか分からない。なんせ隙が全く無い相手だから」

 

「ええ~~~…」

 

「こりゃあ厳しいな…走一の相手は」

 

池谷はそれに情けない声を出し、健二はダニエルの方を皆が呟く。

しかし走一はそんな事を気にもしなかった。

 

「でも、気にしていたら勝てませんから、やると決めたからにはやるだけです」

 

「走一…」

 

走一の言葉に池谷はただ見つめる。そして彩音が走一の側に来て言う。

 

「走一、頑張ってね…!」

 

「ああ…!」

 

その事に頷く走一。

 

そしてバトル開始の合図は勿論、引き続き池谷が行う事となった。

 

「カウント行くぞ!! 5!4!3!2!1! GOーーー!!!」

 

カウントがゼロになったと同時に走一とダニエルはアクセルを全開にして、スタートダッシュをしては同時に発進する。

 

「うっわぁ~!すげぇぜ!! ハチロクと同じ様に飛び出して行った!!」

 

「速いぞ!!走一~~!!」

 

「負けんじゃねぇぞ!!」

 

「勝って来いよ!!」

 

その様子を見たイツキと健二、玄と舞人が興奮する。

 

それを静かに祈る彩音。

そして同時にスタートしたワンビアとS15、最初に頭を取ったのはS15、それを追いかける形となるワンビア。

S15に乗るダニエルはバックミラーを見ながら笑みを浮かべる。

 

「(さーて…見せて貰おうか、零士が君を高く評価する実力を! 俺はとことん攻めさせてもらうぜ!!)」

 

ダニエルはそう思いながら、最初のコーナーをドリフトをして行き、それを追いかける走一、彼もまたドリフトでそれを駆け抜けて行き、ダニエルを追いかける。

 

 

琢磨達が居る場所で、スタートしたとの報告を受けたエンペラーのメンバーがすぐさま知らせる。

 

「ああ、分かった。第一コーナーからで、S15が先行!ワンビアが後を追っています!」

 

「…幸間。お前確かあのダニエル・アンダーソンとチームメイトだったよな。アイツの走りはどうなんだ…?」

 

啓介が幸間にダニエルの事を聞いて、それに幸間は考えながら言う。

 

「…ダニエルのドライビングはとても繊細だ、園崎零士に及ばないが、アイツはライン取りが上手く、タイヤマネジメントも凄く上手くて…温存がとても効く」

 

「確かに、零士からその様な事を聞いた。アイツは…RDRSでそれを学び、レースの世界だけでなく、このストリートの世界にも顔を出した。零士が誘ったからにはそれだけ腕がある」

 

「…そうだな」

 

琢磨がの言葉に京一も頷く。

 

「アイツとバトルした時、俺はカウンターで決めようと思っていた。だが俺は相手を先行させたのが間違いだった…」

 

「どう言う事だぁ京一?」

 

清次がその言葉の意味が分からず、それを問いかけるも、京一はこう答える。

 

「相手を先行させてしまった時点で、朝倉が勝つ条件がかなり厳しくなってしまったっと言う事だ。それだけあのダニエル・アンダーソンが速いと言う事だ…、何処かであいつが抜くきっかけを見つけない限り、奴に勝機はない」

 

その言葉に蓮華は息を呑み、涼介はPCを操作して、今のデータを収集していた。

 

 

バトルはどのような結果になるか…。

 

 




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