頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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ようやくイツキの車が登場です。そして彩音達の車も登場します。


第30話 彩音達とイツキの車

拓海と中里のバトルから一夜明け、走一達は一度拓海達のバイト先に向かった。今回は珍しく彩音達が同席しておらず、今回は走一達のみだった。

 

走一達が拓海達のバイト先に到着し、それに拓海と池谷に健二が振り向く。

 

「よう、走一達じゃねぇか」

 

「おはようございます。拓海に池谷先輩に健二先輩、あれ?拓海、イツキはどうした?」

 

走一は何時も一緒にいるイツキが居ない事を問い、それに拓海は言う。

 

「実は今日は見てないんだ、一応店長からは遅れてくるって聞いてるみたいなんだ」

 

「へぇー、そうなんだ」

 

その事に道郎が納得し、玄と廉一郎が頷いていると、健二が彩音たちが居ない事に気づく。

 

「ありゃ?そういや走一、お前等彩音ちゃんたちはどうしたんだよ? いつも一緒じゃないのか?」

 

「ああ、彩音達は一度…」

 

走一が健二に彩音達が居ない事を説明しようとした時だった。

 

 

 

プップーッ!

 

 

 

後ろから突然クラクションが鳴り、それに走一達と拓海達が振り向く。

 

すると5台の車が入って来て、それに走一達は思わず目を向ける。そして降りて来たのは彩音達にイツキだった。

 

それには池谷と健二が驚きを隠せず、拓海と祐一は唖然としていた。

反対に走一達は意外そうな目をしていて、彩音達の車を見ていた。

 

まずイツキの車は【AE86 カローラレビン GT-APEX 2door (1985年式 後期型)】だった。2ドアタイプのハチロクは合成が強い為、主にラリーを中心と活躍が多い。

 

そして彩音達の車はそれぞれ違うもので、彩音の車はホンダの車で【ホンダ・CR-X (初期型D15Bエンジン)】だった。

 

真美と凛の車は【ホンダ・シビック EG6 SiR-II (1992年式 前期型)】。

最後に友梨佳の車は外国車の【プジョー・106 3door (1998年式 後期型)】だったのだ。

 

走一達はそれに目が行っていて、イツキが自慢そうにする。

 

「へへへ! 買っちゃったハチロク~!内緒にしてたんですけど、今日が納車だったすよ!」

 

「おおーッ!遂にやったなイツキ!まだ綺麗じゃんか!」

 

「遂に親父さんに泣きついて保証人になって貰ったって訳か?」

 

「へへへ~!実は「はいそこまで! 調子のりタイムは終了!!」うっ!」

 

っと真美が横から割り込み、何故かそれにイツキの言葉が止まってしまう。

それに走一達は思わず顔を間合い、それに問う。

 

「おい真美、一体どうしたんだ?」

 

「イツキが調子に乗っているってどういう事だよ?」

 

走一と道郎がその事を問い、真美は呆れながら言う。

 

「それはイツキ君の言葉から良いと思うわ。絶対に分かると思うから」

 

「うっ…やっぱり、今は言うタイミングじゃ…」

 

「何言ってんの!! 私達があの場に居なかったら、アンタ()()()()()になってたじゃない!!!」

 

真美が少しばかり大きな声で怒鳴り、それにイツキは少しばかり落ち込み、それに走一が問う。

 

「間違えそう…? イツキ、一体何が間違えそうだったんだ?」

 

「はい、イツキ君!」

 

「う……、これです…」

 

っとある写真を取り出し、イツキはそれを走一達や拓海達に見せる。

 

それは3ドアタイプのAE86だったのだ。それも白全体のAE86である。

池谷達はそれを見て首を傾げる。

 

「これハチロクだろう? これが一体どうしたって言うんだ?」

 

池谷達はその様子を見て、何処にでもある普通のハチロクだと思っている。しかし走一達は違った。

その写真を見て、すぐに気付いたのだ。

 

「これ“ハチゴー”じゃないか?」

 

「ああ【AE85 カローラレビン】、何だイツキ、これを買う予定だったのか?」

 

「ぐえっ!!一発でバレてる!?」

 

「当たり前でしょうが!」

 

イツキは走一達にすぐにバレた事に驚き、真美はそれに言う。

拓海達はその言葉を聞いて驚きを隠せないでいた。

 

「ハチゴーって…、あのAE85!?」

 

「はい、AE85はAE86に人気を取られ、ずっと陰の存在でしたけど。あるレーシングドライバーがそのハチゴーを乗って腕を磨いたって言う事例があります。今写真にあるハチゴーも良い車ですよ、SOHCエンジンの4A-Cもチューニング次第では早い車になりますよ」

 

走一達はそう池谷達に話している中で、何だか徐々に恥ずかしくなって来たイツキはその場から逃げ出した。

 

「あっ!待てよイツキ!」

 

「あ…、イツキ」

 

いきなり走り出した事に走一は追いかけようとしたが、それを拓海が止めて、目線で「俺に任せてくれ」との合図を送り、イツキを追いかけ始めた。

それには走一達は頭をかく。

 

「う~ん…ちょっとハチゴーの事を言い過ぎたかな?」

 

「いいのよ、あいつには丁度いい感じだから!」

 

「いやいや真美ちゃん。それはそれでちょっとかわいそうだ、もうちょっとイツキの気持ちを考えてやってくれ」

 

っと祐一は真美に少しばかり注意をし、それには真美は少しだんまりしてしまう。

 

走一達はそれには何とも言えず、イツキを追いかけて行った拓海の後を見るのであった。

 

 

 




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