頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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第46話 碓氷峠最速のシルエイティ

拓海を自宅に送り届けた際に、豆腐店から出て来て鉢合わせとなった海斗と陽毬にワンビアを見て興奮して、戸惑う走一。

すると2人が走一のワンビアに近寄り、海斗と陽毬は走一達に問う。

 

「なあ、この車の所有者は?」

 

「ちょっと聞きたい事があるだけど~?」

 

っとその言葉に拓海と彩音は走一の方に指を指し、海斗と陽毬は走一の方を見る。

 

「へぇー、君がワンビアのドライバーか?」

 

「ナイトキッズのバトル見てたわ。18歳なのに凄いドライビングセンスね」

 

「あははは、どうも。それにしてもこんな高価な車を持っている上に、中身をチューンしているって事は走り屋ですか?」

 

走一の洞察力の高さに海斗と陽毬は思わず驚きを隠せない。

 

「ほう~驚いたもんだな。一目見ただけで分かるのかい?」

 

「ええ、主なチューンは足回り系と吸排気系ですか?」

 

「そうよ。私のはサスペンションとショックアブソーバー、ブレーキ系のチューニングよ」

 

「俺のは足回りとブレーキのチューンに加え、ECUチューンする為に冷却系のラジエーターの強化だ」

 

2人は自分達の車を見ながら、自分達のチューニングした所を言う。

走一は改造した所は一目見ればある程度分かる為、一目見て分かったのである。

 

すると店から文太が出て来て、海斗と陽毬を見る。

 

「何だ、まだ居座ってるのか? 長身の兄ちゃんにデカ尻の姉ちゃん」

 

「おいおい店主さん…」

 

「ちょっとやだ~店主さんたら♪ 人のお尻をそんなに見ないでってば~」

 

((おいおい…、いきなり何言ってんのこの人/クソ親父は))

 

「(最低~…)」

 

文太の発言に陽毬はちょっと困る様な仕草を見せ、焦る海斗に呆れる走一と拓海、彩音は少しばかり冷たい目線をする。

 

それには全く気にしない文太は続きを言う。

 

「申し訳ないが、いつまでも此処にたむろされちゃ商売が進まねぇよ」

 

「ごめんごめん。それじゃあまたね」

 

「えっと…君は」

 

「走一、朝倉走一です。走一で結構なんで」

 

「そっか、それじゃあ走一。またな」

 

そう言って海斗と陽毬はNSX-RとランエボXに乗り込み、藤原豆腐店を後にした。

 

後ろ姿を見る走一達の様子に、文太は問う。

 

「それで、お前さん等2人はどうしたんだよ?」

 

「え?ああ~、豆腐を買いに来たんです」

 

「それよりも文太さん。あの発言はちょっとばかりセクハラですよ、ちょっとは気を付けて下さい」

 

「ぅ…そ、そうか…、気を付ける」

 

彩音の言葉に文太は少しばかり発言を気を付け、走一は豆腐を買った後、ワンビアで彩音と一緒に帰って行った。

 

その後、走一は恵子に麻婆豆腐を作ってもらい、同時に彩音もお呼ばれして四人で食べたとさ。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして翌日、池谷が真子とデートする為軽井沢に向かっている中、健二の180SXが尾行していた。

 

「へへっ! 池谷の奴、どうせ言う程可愛い筈ねぇけど、アイツ結構大袈裟な所があるから、思い込み激しいしな~」

 

「えへへ!言えてますね!」

 

そんな雑談をして居る健二とイツキ、拓海はただ前を眺めているだけだった。

 

健二の180SXを走一達のスープラ達が追いかけていた、走一にワンビアは今日馬力を300馬力にする為に工場に預けてある。

 

「全く…健二先輩達は何考えてんだが」

 

「面白半分で行ってるって事はないよね?」

 

『そんな訳ないでしょう? もう…』

 

『いや、多分だけど面白半分だと思うよ…?』

 

走一と彩音、真美の話しに凛が言って来て、それに道郎が問う。

 

『どう言う事だよ?』

 

『いやほら、拓海君以外池谷先輩達…ふざける事あるじゃない。ずっと…』

 

「(…まあ、それは言えるけど…)」

 

っとそう考えていると、健二の180SXがスピードを上げ、S13の横に並んでしまった。

それを見た走一達は…。

 

「あ、こりゃバレたな」

 

『んで、どうするんだ?サービスエリアに降りるぞ?』

 

玄の言う通り、拓海達は一度サービスエリアに降りる事になった、走一達はその後を追いかける事とする。

 

そして健二は両手を合わせ頭を下げながら謝る。

 

「すまん!池谷…勘弁してくれ! 真子ちゃんがどんな子か見たかっただけなんだよ」

 

「そうっすよ!別に先輩のデートの邪魔はするつもりはないっす!」

 

「本当にそうか?」

 

っとそこに走一達がやって来て、それに驚くイツキと健二。池谷は走一達にも若干睨んでいた。

 

「なんだ?走一達も追ってたのかよ?」

 

「そんな訳ないじゃないですか。俺達はイツキと健二先輩を見張りに来たんですよ」

 

「イツキ君もそうですけど、健二先輩はちょっと調子に乗っちゃう所がありますから」

 

そう言う走一と真美。

 

「あ、そ…そうか。すまない」

 

その事を聞いた池谷は走一達に謝り、そして健二達に言う。

 

「まあ…もういいよ、別に帰らなくて、紹介するだけなら別に構わねぇからさ」

 

「じゃあその後俺達は碓氷峠に行ってきます」

 

「碓氷峠?」

 

「ああ、秋名とは違う峠を見てみたいからな」

 

そう言って走一達はスープラ等に乗り込み、池谷の後を追いかけるのだった。

 

そして…。

 

「と言う訳で…俺の知り合いなんだ」

 

「なっ!!?」

 

「んがっ!!?」

 

健二とイツキは衝撃が走り、拓海は何時もの表情で見ていて。走一達はその真子の姿にただ目が釘付けとなった。

 

それは余りにも美しく、スタイル抜群のまさに美女の女性であったからだ。

 

「初めまして、佐藤真子です」

 

「「は!初めまして…」」

 

「(すごーい…池谷先輩が言っていた事が本当だったなんて…)」

 

「(やば…私池谷先輩を疑ったわ)」

 

イツキと健二が慌てて頭を下げる中で、彩音と真美は若干疑った事に謝り、そして池谷は真子と向き合う。

 

「…そ、それじゃあ真子ちゃん、行こうか」

 

「はい」

 

池谷は真子をS13の助手席に乗せ、池谷は運転席に行こうとした際、健二とイツキに向けて「シッシッ!」とはらうかのように邪険扱いする。

 

それを見た走一は若干苦笑いする。

 

そして池谷達はそのまま走り去っていき、その間、イツキと健二は頬をつまんで現実を確かめる、イツキは拓海の頬をつまみ、健二はイツキの頬をつまんで確かめた。

 

「夢じゃない見たいっすね…」

 

「信じられねぇ…、俺…すげぇ~ショック…、何で池谷にあんな可愛い子が…」

 

「その前に…健二先輩。貴方一体何をしてるか、分かってます…?」

 

「え?」

 

健二は真美が言った言葉の意味が理解出来ず、真美の方を振り向くと、真美の頬を逆の手でつまんでいて、真美はそれに怒りが爆発寸前だった。

それに健二は目が飛び出る位驚き気づいた。

 

「どひぃえ!!!!しまった!!!」

 

 

 

ドガンッ!!!

 

 

 

真美のハンマーが健二とイツキに向けて振り下ろされ、それによりイツキと健二は涙目となる。

 

「だはぁ~~……とうとう俺も食らったか~…」

 

「はい、これが真美のハンマーの威力っす…」

 

イツキと健二は頭に大きなたんこぶが出来て、涙目になりながらへこむ。

 

そんな様子に走一達は何とも言えず、そして走一は皆に言う。

 

「それじゃあ碓氷峠に行こうか。あそこがどんな峠か見てみたいし」

 

「ああ、俺も碓氷がどんなコースか見たいしな」

 

「おう!!」

 

「うん、そうだね」

 

走一達はそう言ってスープラに乗り、碓氷峠に向かった。それを見た拓海達は向かう。

 

「…どうします?」

 

「そうだな…、男三人でぶらぶらするのもな…」

 

「…それなら、走一達と一緒に碓氷峠にでも行きませんか?」

 

っと拓海がその事を言い、それにイツキと健二は振り向き、意外な事に顔を向くのだった。

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして碓氷峠に来た走一達、碓氷峠の道幅の狭さと、ハードなワイディングロードを見て関心した。

 

「凄いな…、こんな道幅が狭い峠があるなんて…」

 

「今乗っているスープラじゃダメなの?」

 

「駄目だな、こいつはワンビアより重い上にちょっと幅が大きいんだ。扱いなれているこいつでも、俺はワンビアの方が良い」

 

『ねえ、この峠で一番速い走り屋は誰だろう?』

 

っと真美はそれを訪ねて来て、それに走一達は考える。

 

「うーん…誰なんだろうな」

 

『なら近くのガソリンスタンドでもよって聞いてみるか? あそこなら走り屋関係の人間が居ると思うし、情報も入るだろうさ』

 

道郎がその事を言い、それに走一達は頷きながらガソリンスタンドへと向かった。

そしてガソリンスタンドで走一達はスープラにガソリンを給油して情報収集していると、健二の180SXが来て、それに走一達は見る。

 

「あれ、拓海達だ」

 

「どうしたんですか?」

 

「いやさ、さっき碓氷峠に行ってみたんだよ、そしたら秋名とはかなり違うコースだった事に驚いたぜ」

 

「成程、それより拓海、イツキ、碓氷の速い走り屋が分かったぞ。シルエイティだってさ」

 

っと走一達の問いに拓海達は首を傾げる。

 

「シルエイティ?」

 

「ああ、俺の車と同じ色の奴。しかもそのドライバー…女性らしいぜ」

 

「ええ~~!?」

 

その事に健二は驚きを隠せず、イツキもそれに驚き、拓海はまだ分からずだった。

 

「マジかよ…、それは驚いたな」

 

「あの…シルエイティって?」

 

「ああ、ワンビアの反対バージョンの車だ、180SXのボディにシルビアの顔を取り付けた奴。もともとワンビアもシルビアのボディに180SXの顔を取り付けたのもそれだよ。シルビアとワンエイティだからシルエイティ、そしてワンエイティとシルビアからワンビアって名前が付いたんだよ」

 

「「「へぇ~」」」

 

走一がそう説明し、拓海と彩音とイツキそれに納得するかのような返事をし、それには若干凛と友梨佳は笑いをこらえていた。

 

「でもそのシルエイティが碓氷最速って事か…、見てみたいもんだな」

 

「それなら夜になれば見れると思うよ。でも間違ってバトルなんか仕掛けない方が良いともうよ、地元の連中でも勝てないぐらいなんだ」

 

っとスタンドのスタッフが教えてくれて、それに走一達はそれに考えこむ。

 

地元でも勝てない程速いシルエイティ、走一はそれに会って見たいと思うのであった。

 

 

 

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