頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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前回に引き続き、リクエストからエナジーマン氏のリクエストキャラを登場させます。
徐々にリクエストキャラを登場させますので、期待してください。


第56話 スーパースターとプロレーサーからの挑戦状 前編

赤城山でブルーメタリックのハチロクに乗る蓮華がやって来て、涼介と琢磨の所にやって来る。その中で雅人達は蓮華の服装を見て若干目を見開く。

 

なんせ彼女の服装はフリルが多めの服やハート型の金具が付いたストラップシューズなどを好む、“地雷系”ファッションなのである。

 

それを見た雅人達はちょっとばかり小さな声で話す。

 

「なあ、あれって今時のファッションなのか?」

 

「いや、流石にそれは無いだろう…」

 

「でもちょっと凄すぎッて感じかな…」

 

雅人達がそんな事を気にしている中で、蓮華は涼介と琢磨の所に行き、声を掛ける。

 

「やあ、久しぶり」

 

「畑薙蓮華。お前が此処に来るとはどういう風の吹き回しだ?」

 

「普段お前は妙義や碓氷の所で走るしかないお前が此処に来ると言う事は、何か用があって来たと言う事だな?」

 

その事に蓮華は頷きながら言う。

 

「その通りだよ。実はさ、最近噂になっている秋名のハチロクと稲妻のワンビア、どんな人たちなのかちょっと気になるのよね。それにこの間だって碓氷峠でシルエイティとバトルしたって聞いたから、かなり興味大有りなんだよね♪」

 

蓮華の言葉に涼介と琢磨は顔を合わせ、蓮華の方を向きながらハチロクとワンビアの情報を教えるのだった。

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

 

そして9月に入り、走一達は二学期を迎える事となった。走一は彩音と拓海とイツキのクラスで、玄達は別々のクラスである。

 

そんな中でイツキがクラスの男子たちに自慢げな話しをしていた。

 

「ズババババババババーーーーーーン!だろう!? そんでもってコーナーをドギャギャギャギャギャギャギャーーーーンって抜けていくんだよ!間違いなく俺は風になってたな~!」

 

イツキの自慢話に走一は呆れかえっていた。

 

「アイツ…、ドラテクも全くないのに、あんなに自慢しやがって…」

 

「まあまあ、イツキ君も自分の車を持っているんだから、良いじゃない」

 

「それはそうだが。そろそろアイツが来る頃…」

 

走一がそう言うと、イツキの頭にどデカいハンマーが振りかぶり、イツキの頭に直撃する。

 

 

ドカーーン!!!

 

 

「あで~~~~……!」

 

「調子に乗るな!」

 

真美がハンマーを持って自分の教室に戻って行き、それにクラスの男子たちは唖然としていた。それに女子たちはくすくすと笑いをこれらえていて、走一はやれやれとしていた。

 

すると予冷の鐘が鳴ったと同時に担任の教師が入ってくる。

 

「おーい、席に着け。SHRを始める前に転校生を紹介するぞ」

 

担任の言葉にクラスのざわつき、それにイツキが興奮する。

 

「おい拓海、転校生だってよ!! どんな子かな?可愛いかな?それともちょうボインな子かな!?」

 

「おいイツキ…、女だって決まった訳じゃないだろうに」

 

拓海が呆れながらイツキに言うも、担任がその転校生を教室に入れという、そしてその転校生に拓海だけじゃなく、走一と彩音は思わず顔を上げる。

 

それは髪をサイドテールにした茶髪の女の子、そしてイツキ好みのやや巨乳よりの身体付きをしている為か、イツキはそれに思わずうっとりとしてしまう。

それに気づく事なく、その少女は自己紹介する。

 

「【遠藤(えんどう)亜里沙(ありさ)】です。今日から宜しくお願いします」

 

そう言って頭を下げる亜里沙、その様子に走一は何か不思議なものを感じていた。

 

「(う~ん…何だろう、彼女からは何かドライバーとしての波動を感じる…。確信的な事じゃないんだけど……う~ん…分からん)」

 

そう走一は思いながらも亜里沙は近くの席…走一の前の席に座る事になる。

 

そして後ろの方を向いて走一に挨拶する。

 

「初めまして、亜里沙よ。よろしくね?」

 

「あ、ああ…こちらこそ」

 

走一はちょっとばかり、ぎこちない挨拶を交わすのだった。

 

 

 

そして掃除の時間で、イツキが走一達と一緒に掃除をしながら言う。

 

「今年の夏は、インパクトのある夏だったよな~!」

 

「何が…?」

 

拓海はただぼーっとしながら窓を拭いていて、それにイツキは振り向く。

 

「何がって! 俺は車買っちゃうしさ~♪ 拓海は彗星の如く走り屋の世界にデビューしちまうもんな~。勿論走一達も同じだぞ?」

 

「勿論ってなんだよそれ…、まるでお前が誘ったかのように言いやがって」

 

「まあまあ」

 

走一はイツキの言葉に少しばかりイラっとしてしまうが、それを彩音が宥める。

 

拓海もその言葉にはちょっとばかり困り果てる。

 

「止めてくれ…そう言うの」

 

そう拓海が言うが、それを気にしないイツキは指で何かを数えていた。それを見た走一達は問う。

 

「何数えてるんだ?」

 

「四つだよ四つ!拓海がこの夏でバトルした数! まずは高橋啓介のFDだろう?次にナイトキッズの中里のR32、んでもって庄司慎吾のEG6とのガムテープ・デスマッチ、最後がこの間碓氷での真子ちゃんと沙雪ちゃんとのシルエイティ! あっ、そう言えば走一もこのバトルに参加したっけ?」

 

「いい加減にしないと真美の代わりにゲンコツを入れるぞ…」

 

「まあまあ走一…」

 

若干イラついてきた走一を宥める彩音、そんな事を気にしないイツキは腕を組みながら言う。

 

「四戦全勝、藤原拓海の不敗神話が始まった夏って訳だ。単なるボケ男からだんだん変わって来てるぜお前?」

 

「…そんな大げさなもんじゃねえよ」

 

「そんなに謙遜すんなよ! それに走一だってこの夏で三戦して全勝だぜ! 拓海に負けない様にもっと頑張れよ!」

 

「…お前さ、俺がカート時代にレース経験している事忘れてないか? 拓海と違ってレースキャリアが違うんだよ、って言うかイツキ…調子に乗ってないか?」

 

走一は少しばかりイツキの方を睨み付け、その事にイツキは気まずそうになって黙り込み、彩音は苦笑いをしてしまう。

 

「…で!でも! 走一もそうだけど拓海には勝ち続けてくれよ! 俺がお前等を負かし、群馬…いや!関東最速と呼ばれるその日までな! 名付けて!【秋名の流星 イツキ】!! な~んちゃって…ってあれ?」

 

イツキは拓海の方を見ると、拓海が居ない事に気づき、それに走一に問う。

 

「なあ、拓海は?」

 

「茂木に呼ばれて行ったぞ。どんな話しか知らないけど」

 

「な!何なんだよ全く!!」

 

それにイラつくイツキを他所に、走一と彩音はもうどうにもならないイツキを放っておいて掃除をするのでった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

その日の夜、走一達は秋名山に上っていて、頂上で彩音達のCX-R達を持って来てはドラテクの練習をしていたのだ。

勿論拓海もイツキも一緒に来ていた。

 

彩音達はドラテクを基礎を走一達から学ぶ理由、それは彩音達も車の運転が上手くなりたい事と、バトルをしてみたいとの事だった。

 

共にバトルの様子を見て行くうちに、彩音達もバトルに参加したいと言い出して、それに走一達はちょっとばかり悩んだが、彩音達がやりたい気持ちを尊重させるために教えている。

 

走一達は彩音達の運転を見て、走一は道郎に問う。

 

「道郎、どう思う?」

 

「そうだな…、凛はメカに強いから、ある程度の車をどうコントロールするかを理解しているから、問題ないだろう。真美と友梨佳は若干ぎこちない所があるけど、そこを修復していけば問題はない。ただやはり彩音だけは…」

 

「だな…彩音だけは皆と違ってかなりおどおどしている所がある。まずはそこからだな、でも彩音は俺の隣でいつも俺のドライビングを見ている。そこからヒントになる事もある」

 

「それってどう言う事だ?」

 

「玄…ちょっとは理解しなよ…」

 

玄の相変わらずの事に廉一郎は呆れていた。

 

すると下からエキゾースト音が聞こえて来て、それに走一達は振り向く。

 

「何だ?」

 

「池谷先輩達かな?」

 

拓海とイツキがそう言うと、下から二台の車が上がってくる。

 

その車は【BMW M3 (E36) 1997年式】と【マツダ ロードスター RS (NB8C) 1998年式】だったのだ。

 

二台ともカスタムされた車で、その車に走一達は呟く。

 

「BMWのM3とロードスターRSか…」

 

「この辺では見かけない車だ」

 

走一達がそう呟く中で、その二台は走一達のワンビア達の近くに止めて、彩音達も車を止めて降りる。

 

「誰?」

 

「さあ?」

 

彩音達がそう首を傾げていると、ロードスターから1人の少女が出て来た。

 

「ああ~!朝倉君に青野さんじゃない!それに藤原君も!」

 

ロードスターから降りて来たのは今日転校してきた亜里沙だったのだ。それに走一と彩音は驚く。

 

「君は確か…」

 

「遠藤さん!どうして此処に!?」

 

「実は私、この峠に走りに来たのよ。お兄ちゃんと一緒にね♪」

 

そう言って亜里沙はM3の方を見ると、M3から1人の黒髪のショートヘアの男性が降りて来た。

 

「こんばんわ、亜里沙の兄の【遠藤(えんどう)慎太郎(しんたろう)】と言います。妹が世話になってるね。まだ転校初日だけど」

 

「お兄ちゃん!一言余計!」

 

っと漫才風な感じにしている様子を見て、走一達は慎太郎に頭を下げる。

 

「こんばんわ。同じクラスの朝倉走一です」

 

「藤原拓海です…」

 

「同じく青野彩音です」

 

「同じ学校の合田玄ってもんでさ!」

 

「ちゃんと挨拶しなさい!こんばんわ、林真美です」

 

「野田道郎です」

 

「草薙凛です」

 

「大原廉一郎です」

 

「柳原友梨佳と申しますわ」

 

「武内樹っす!」

 

走一達は慎太郎に挨拶し、慎太郎は頷きながら回りを見て、先ほど彩音達が乗っていたCX-R達を見て問う。

 

「さっき車を動かしていたけど、何をしていたのかな?」

 

「ドラテクの練習です。彩音達が車の運転を上手くなりたいと言って、それで教えているんですよ」

 

「へぇー!青野さん達にドラテクを教えてるんだ? ここで走ってるの?」

 

亜里沙が走一に問いかけ、それに走一は頷く。

 

「ああ、俺達はこの秋名山で走っている走り屋であると同時に、カートをやっていたから教える事も出来るんだ」

 

「カート?カートをやっていたのかい?」

 

慎太郎は走一の言葉を聞いて問い、それに走一は頷きながら言う。

 

「ええ、俺達男子4人は5年前からカートやっていまして、数々のタイトルを獲得しています」

 

「え?4人?藤原君とあのスケベ野郎はどうなの?」

 

「お~~~い!!何で俺だけスケベ野郎なわけ!?」

 

イツキは亜里沙の容赦のない言葉を聞いて、驚きながらそれを問うと、亜里沙は先ほどとは違う冷たい目線でイツキを見る。

 

「だってアンタ、今朝のSHRの時にアタシの胸辺り、いやらしい目で見てなかった?」

 

「ゔ?! そ、そんな事ないよ~?!」

 

「ウソおっしゃい!!!」

 

 

バコーン!!

ドガーン!!

 

 

っと真美のハンマーと亜里沙の上段蹴りがイツキの頭と顔面に直撃してしまい、それに走一達は驚く。

 

「しゅ、しゅみふぁせ~ん…(すみませ~ん)」

 

イツキは涙を流しながらそのまま倒れこんでしまい、真美と亜里沙がプイっとするも、2人が互いに粛清したのを見て、思わず握手をする。

 

「やるじゃない!!」

 

「そっちも!!」

 

息の合った連携に感動するかの様な感じに、走一達はその様子に呆れていた。

 

「(まさか真美と同じように粛清する奴が他にもいたなんて、思わず引いてしまったよ…)」

 

走一がそう思っていると、慎太郎は走一に問いかけて来た。

 

「なあ、君がカートしていた時の事を教えて貰いないか? 勿論君達も」

 

「いいですよ」

 

「俺達が聞ける事なら何でも」

 

走一達は慎太郎とカート話しをして、彩音達は亜里沙と女子の雑談話を始めた。

 

カート話しをしている中で、走一の車であるワンビアを見て、慎太郎が走一に問う。

 

「…なあ、あのワンビアって君のかい?」

 

「え? はい、あのブルーのワンビアは俺のです」

 

走一がそう答えると、慎太郎の表情が少しばかり変えて、何かを伝える為に走一に言う。

 

「朝倉君…。その車は長くない、手遅れになる前に乗り換えた方がいい

 

「…え?」

 

突如慎太郎の言葉に耳を傾ける走一、勿論拓海達もその様子を見て、ただ唖然とするのであった。

 

 

 

 




そろそろリクエストキャラの紹介も作ろうかな?
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