頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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お待たせしました。最新話です。


第75話 群馬エリア頂上決戦 後編

秋名山頂上、給水塔辺りで池谷達がその様子を待っている中で、イツキが時間を見ていた。

勿論そこには雅人と海斗と陽毬も居た。

 

「9時45分か…、あともう直ぐだ…ああ~~~!!!もう心臓がバクバクしますよ!!!」

 

興奮するイツキを他所に、池谷達はこの緊張感の圧迫に押されていた。

 

「…この空気、何時もの感じと違う…」

 

「ああ、いつも見ているバトルとスーパースターたちのバトルを前にすると、全く違う感じがするよ…」

 

「(無理ないな。なんせあの涼介達だからな)」

 

そう言っていると、下からエンジン音が聞こえて来て、それに皆が振り向くと、下からFCを先頭にレッドサンズのメンバー達がやって来る。

 

それを見たイツキは息を飲み、池谷達はそれを静かに見る。

 

「来たか、高橋涼介…」

 

「スーパースターのお出ましだ…、あっ!」

 

すると健二がレッドサンズの後ろから三台の車がやって来るのが見えた。それは琢磨が乗るフェアレディZ S130が来て、その後ろに壮真と幸間のZ31とZ32が来た。

 

「あっ!如月三兄弟だ…!!」

 

「如月琢磨だ…」

 

「プロレーサーのご登場だ…、後は拓海と走一が来たら役者は揃うな」

 

池谷と健二がそう呟く中、イツキはその様子に震えていた…と言うよりも、圧倒されていた、これだけの大物がいつもと違う雰囲気を出していて、それにイツキは圧倒されてしまったのだ。

 

そしてFCとS130が止めて、そこから涼介と琢磨の2人が降りて来て、その登場にギャラリーの女性陣達は興奮していた。

 

涼介は回りを見て呟く。

 

「ハチロクとワンビアはまだ来ていない様だな」

 

「あいつは何時もの事だよ、何時もギリギリでくる奴だ。それにしてはワンビアの方は遅いな…」

 

「恐らく迎えに行っているだろうな。彼らしい」

 

啓介の言葉に琢磨がそう呟く。そう、走一は今拓海を迎えに行っていたのだ。勿論道郎達や彩音達も一緒で、春樹や亜里沙も一緒である。

 

そして始まるまで少しの時間、皆が待っていると涼介が啓介にある事を語る。

 

「…啓介、これは…ずっと前から考えて来た事だが、もしストリートで負ける時が来たら、俺は引退する」

 

それを聞いた啓介は勿論、壮真も幸間もそれを聞いて驚き、琢磨だけはそれを何も反応はなかった。まるで最初から知っていたかの様に。

 

「えっ!?何言ってんだよ? 兄貴が負ける訳ねぇじゃねぇか!」

 

「まあいいから聞けって。引退と言っても走りを止める訳じゃない、最前線を退くと言う意味だ。今までとは違った意味でチームには参加するさ」

 

「レッドサンズ関東最速プロジェクトはどうなるんだよ!? 兄貴が走ってくれなきゃ絶対無理だ!!「啓介君」っ!?」

 

突然琢磨からの問いに啓介は驚き、琢磨は静かに語る。

 

「涼介のタイムリミットが近い事…、君は知っているよな? それを踏まえて最前線から退くと言うのなら止めない、涼介は進むべき道があるからな」

 

「おいアンタ!!兄貴が言っているって時に何だよ!? 兄貴を負かしたアンタが言うと嫌味に聞こえる!!」

 

「啓介、そう言うな…。だが琢磨の言っている事は理解している。俺はまだここで負けるつもりはない、だが覚えておけ啓介、世代交代は必ずある、俺もいつか琢磨と同じように誰かに負ける時は必ず来る…」

 

「俺もだ、壮真も幸間も覚えておけ、俺が必ず勝てると言う確信はない、俺もいつか誰かに負ける…」

 

それを聞いた啓介と壮真と幸間は言葉を無くし、ただ涼介と琢磨の目はある確信のある目があった。

 

「ただ、こいつ等には抜かされるなって、思った走り屋は今まで5人…いや、大勢いた。その内の1人が啓介、お前だ」

 

「俺…?」

 

啓介は涼介から告げられた事に驚く。涼介は微笑みを見せながら頷く。

 

「そうだ、お前には天才的なひらめきを感じる、間違いなくお前は速くなる」

 

「そして壮真と幸間、お前等がその内の2人だ」

 

「俺等…?」

 

「兄貴を超える…?」

 

壮真と幸間はその事に唖然として呟き、琢磨はそれに頷きながら言う。

 

「そうだ、お前達は俺を超える才がある。間違いなくお前等は速くなる。そして俺に頼らず皆を引っ張るレーサーとなるんだ…」

 

「…おい兄貴、その言葉を聞いていると、兄貴もしかして…」

 

壮真は琢磨の言っている意味をが徐々に気付き始め、琢磨はそれに薄っすらと口角を上げながら言う。

 

「そうだ。俺は今日のバトルを最後に…引退するつもりだ」

 

「なっ!おい正気かよ兄貴!?」

 

幸間はそれに驚き、琢磨はそれに頷きながら言う。

 

「勿論正気さ、俺はレーサーをもそうだが、レーサーと走り屋としての最前線から退き、次の世代への育成に専念しようと思っている。いつまでも現役で走り続ける事は不可能だからな」

 

「お!おいおい! アンタもかよ!?」

 

「琢磨…お前も考えていたのか」

 

「そうだ。だから俺も悔いを残さない為に、俺は今日のバトルを集中する。そして残る者達は…」

 

琢磨がそう言おうとした時に、下から何かが聞こえて来て、啓介達が振り向くと、下からワンビアを先頭にハチロク、セリカGT-FOUR、FTO、NSX、CR-X、EG6二台、プジョー、ロードスター、GTO、スープラ、インプレッサ、R33が続いてやって来た。

 

それを見たイツキが興奮した。

 

「来た!!拓海と走一が来た!! おーい!!拓海ーーー!!走一ーーー!!」

 

ワンビア達が来たのを見た啓介達は涼介と琢磨の方を見る。

 

「兄貴、その残る者達って、あのワンビアとハチロクの事か?」

 

「それとセリカにFTOにNSXもかよ?」

 

「おまけにGTO等もか?」

 

それを聞いた涼介と琢磨は笑み浮かばせながら言う。

 

「フッ、まあそこはおいおいって所だ」

 

「今は誰も負けはしない、今夜は…本気の全開ドライブだ!!」

 

涼介と琢磨はやって来たワンビアとハチロクを見ながら呟く。

 

そして…決戦の10時になるのであった…。

 

 

 




申し訳ございませんでした。リクエストキャラ第二段を募集中です。
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