頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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スラっと書けたので投稿します!


第76話 決戦!ハチロク&ワンビアVSFC&フェアレディZ 前編

秋名山の頂上、ワンビアとハチロクが路肩に止め、彩音達のCR-X達は別の場所に止めて降りる。

そして走一と拓海はワンビアとハチロクから降りて来て、その様子をギャラリー達が見ていた。

 

そこに池谷達が駆け寄る。

 

「拓海!走一!」

 

「頑張れよ!拓海!!」

 

「走一も頑張れよ!!」

 

「俺さ!!お前等が必ず勝つって信じてるかなら!! 高橋涼介と如月琢磨なんかぶっちぎって!群馬最速コンビとなれよ!!拓海~!走一~!」

 

 

バコーン!!!

 

 

っとイツキが興奮していた時に、真美と亜里沙のハンマーと蹴りがさく裂し、それによりイツキは涙目で倒れる。

 

「「やめなさいって!!」」

 

その事に走一達は苦笑いし、拓海は何とも言えない感じになっていた。

 

そして…。

 

「遅いぞ」

 

啓介の言葉に走一達は振り向き、啓介はため息を吐きながら言う。

 

「はぁ…10時ギリギリか、相変わらずとぼけた奴だぜ。それに朝倉、お前まで遅いとはどう言う事だ」

 

「すいません、拓海を迎えに行ってたもので…」

 

「まるで親父みてぇな言い方だな」

 

走一の言葉に拓海が呟き、そして涼介と琢磨が走一と拓海の方を見る。

 

「待っていたぜ」

 

「楽しみにしていたよ、今日のバトルを…」

 

そう言って2人は走一と拓海の元に近づき、四人が向かい合う。その光景を彩音達や玄達、そして春樹達や亜里沙が見つめる中で、イツキが唾を飲み込みながら見る。

勿論それはギャラリーの皆も同じだった。

 

走一と拓海の様子を見て、涼介と琢磨が口を開く。

 

「その若さで…よくあれ程のテクニックを身に着けた物だな、つくづく感心させられるよ」

 

「どうも、俺はカートをやっていたものですから…」

 

「成程ね、君からはどうもカート上がりのオーラが見えたよ。それなら納得だ」

 

「俺はただ…秋名の峠を人より多く走っている分、慣れてるだけです。特別なものは何もありません」

 

走一達がそう言う中で、拓海だけは違った。拓海は自分がどれだけ素晴らしい才能を持っている事を自覚しておらず、自分の事を低評価していた。

 

「多分俺の事を買いかぶって…勘違いしているだけだと思います」

 

「おいおい拓海、それは無いって…」

 

「玄、黙ってろ」

 

玄が呆れるところを道郎に止められ、それを聞いた涼介と琢磨が笑みを浮かばせる。

 

「フッ、面白い事を言う奴だ…。お前は…自分で自分の事をよく分かってないみたいだな」

 

「え?」

 

「君は…自分が思っている以上の…特別な才能があるって事を、今日のバトルで良く感じた方がいい…」

 

「俺が…?」

 

「(そりゃそうだ…拓海、お前は涼介さんや琢磨さんが感じる才能に気づいている。勿論俺もだ…、拓海はこの秋名で収まる程のスケールじゃない)」

 

走一がそう思う中で、涼介は拓海に言う。

 

「お前は…面白い」

 

「?」

 

「いずれゆっくり話してみたいぜ」

 

そう言って涼介はFCの所に行き、上着を啓介に渡す。

そして琢磨は走一の方を見て、こう言った。

 

「朝倉君、君は…()()()()()()()だ」

 

「っ!?」

 

「今度…ゆっくりと話をしよう」

 

琢磨もそう言って自分のS130に向かい、運転席へと乗り込んでいった。

 

そして啓介は涼介の方を見る。

 

「兄貴…」

 

「そろそろ…始めようか、楽しい夜になりそうだ…」

 

涼介はそう言ってFCに乗り込んだ。

その様子を見た啓介は皆に叫ぶ。

 

「よし皆!車移動してくれ!!」

 

「はい!」「おう!」

 

その言葉に周りが慌ただしくなり、彩音は走一の方を見る。

 

「走一…」

 

一方走一は琢磨の言った言葉に引っ掛かりを感じていた。

 

「(俺が最後の相手…? 琢磨さん…アンタは…)」

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして藤原豆腐店では、文太の他に泰三が飲みに来ていて、互いにビールをつまみを食べては飲んでいた。

台所では恵子が追加のおつまみを作っている中で、受話器が鳴って、それを文太が立ち上がって出ようとしたが恵子が先に取ってしまう。

 

「はい、藤原豆腐店です」

 

「ちょ!恵子ちゃん…! 君が出ちまったら…」

 

『ん?恵子ちゃん? 可笑しいな?俺ちゃんと文太の家に電話したはずだが…?』

 

「あら祐一さん」

 

電話の相手は祐一だった。現在祐一は甚平たちと一緒に秋名山に来ていた。

 

今の状況を報告しようと電話したのだが、恵子が出て驚いていた。

恵子は文太に電話を変わり、文太が出る。

 

「すまねぇな祐一、んでどうしたんだ?」

 

『ああ!今甚平たちと秋名山に着いた所なんだ! すげぇギャラリーだ!』

 

「ふぅ~ん、それで?」

 

文太は興味なさそうな声を出し、それに泰三は笑っていた。

 

『なあ文太…、拓海と走一は勝てると思うか? なんせ相手は群馬最速のストリートキングにプロのレーサーで王者の様なものだからな…』

 

「知らねぇよ、他に用がないなら電話切るぞ」

 

そう言って文太は電話を切る。

 

 

 

秋名山のギャラリーで、祐一が電話している最中に切られてしまい、それに戸惑う祐一。

 

「ちょ!おい文太!! 切るんじゃねーっちゅうの!!」

 

「ハハハハハ! 文太がマイペースだって事、祐一だって知ってるだろう?」

 

「それは…そうだけどよ?」

 

甚平の言葉に祐一は薄々納得し、和真や智晴は呆れながらもバトルの始まりを待っていた。

 

「それにしても…プロのレーサーとのバトル…、どうなる事やら」

 

「だが泰三が決めたセッティングなら、良いバトルをすると思うぜ? あいつが選んだものは全部良い方向に変えてくる」

 

「そうだが…」

 

祐一はそれでも若干心配はしていた。池谷達の前で勝てると宣言はしたものの、実際は内心不満が一杯だったのだ。

 

だがそれを和真が言う。

 

「なあに、心配するなって祐一、走一も拓海もやれるさ」

 

「…そうだな」

 

 

 

 

そして慎太郎の所では、先ほど上がって行ったワンビア達を見て、英太が笑みを浮かばせる。

 

「あのワンビアが琢磨の対戦相手って事か。実際見たらなかなかやるそうな感じに見えるぜ」

 

「そうか? 俺は朝倉君が勝てるかは分からないが…」

 

「俺はちょっと感じて来たぞ。お前が彼とバトルして、彼の能力を見極められないってどういう事だよ?」

 

「それは…」

 

慎太郎が考える中、絢美は何故かイライラを積もらせていて、それに気づいた英太が問う。

 

「どうした?」

 

「…さっきのロードスター…、あれって亜里沙よね?」

 

「ん?ああ、今日は友達の応援のために一緒にって…」

 

「アイツ~~! ライバルであるアタシを置いて行くとはいい度胸じゃない! 今度会ったら絶対に抜かしてやる!」

 

っと亜里沙の愚痴を言う絢美の様子に、慎太郎と英太は何とも言えなかった。

 

 

 

慎太郎達はまた別の所、翔は美咲を連れてギャラリーに来ていた。

 

「うおおおお!! 走一さんがバトルするところ!早く見てみたい!!」

 

「五月蠅い、静かにする。もう…」

 

美咲に注意される翔、するとそこに…。

 

「はあい、君達」

 

「「??」」

 

翔と美咲が振り向くと、そこには百合華が居たのだ。

 

「あっ!貴女は!」

 

「百合華さん、貴女も来てたのですか?」

 

「ええ。朝倉君と藤原君の応援にね。あのスーパースターとプロレーサーとのバトルはちょっと興味があるからね」

 

そう言って百合華は木にもたれてバトルが始まるのを待ち、翔も始まるのを待っていた。

そして美咲は眠たそうにあくびをする。

 

 

 

 

そしてまた別の所、ある車がそこに止まっていて、その人物は見ていた。

 

その車は【シボレー・カマロ 1993年式 前期型】であった。

 

「この山で琢磨が若造と…、何考えてるんだあいつ…」

 

その人物は琢磨をよく知る人物で、今後の事に影響があると、この時は誰も思わなかった…。

 

 

 




リクエストキャラの第2段を公表中です。
どうか見て行って下さい。
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