頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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登場するリクエストキャラを分ける為に前編と後編に分けました。


第85話 秋名に集まる走り屋達 前編

雅人達に連れられた走一と彩音は拓海達が居るガソリンスタンドを後にし、雅人達に連れられた場所、喫茶店に来た。

 

走一は雅人に連れられた事を問う。

 

「雅人さん、一体ここに何があるんですか?」

 

「実は君に会いたい人が居るみたいなんだ。この喫茶店で待っている、さあ行こう」

 

雅人はそう言って海斗と陽毬と一緒に喫茶店に入り、走一と彩音はその後に続く。喫茶店の中に入ると奥に2人の男女が居て、その内に1人は女性であるが背が高かった。

この2人はあの涼介と琢磨とのバトルをギャラリーしに来ていた葉一と純恋だった。

 

2人は走一達を見て立ち上がる。

 

「おっ、来てくれた!」

 

「その子があのワンビアのドライバー?」

 

「そうだぞ、連れて来たからには理由を説明、そっちがするんだぞ」

 

「助かるよ」

 

「雅人さん。彼等は?」

 

走一は雅人に葉一と純恋の事を問い、それに雅人は走一の方を向く。

 

「彼等は秋原葉一と松島純恋、俺も初めて会うんだけど、俺達が走一君達の所に行こうとした時に、偶然彼らが走一君の事を探していたらしい」

 

「すまなかったね!俺は秋原葉一! こっちが恋人の」

 

「松島純恋!よろしくね?」

 

走一達に自己紹介する葉一と純恋、走一は2人の様子を見る。

 

葉一は背が低いのと純恋が背が高いのを見て、まるで海斗と陽毬の全くの別バージョンを見ているのだと思ったのだ。

 

「どうも、それで俺に会いたいとは?」

 

「あ、そうだった。君があのワンビアのドライバー、あの高橋涼介と如月琢磨を負かすとは凄いな! 出来たらハチロクのドライバーにも出会いたかったんだが…」

 

「バイトって聞いたからには、それはちょっと無理よね」

 

「どうも…、確かに琢磨さんとのバトルはきつかったです。プロドライバーの圧力は想像を超えるものでしたからね。勿論拓海も涼介さんとのバトル…かなり厳しかったと言ってましたし…」

 

その話しを聞いた葉一と純恋は走一の話しを聞いては納得する表情をし、そして葉一と純恋は一度互いを向き合い、頷きながら走一の方を見る。

 

「なら頼みがある!一度俺と走ってくれないだろうか! 君の走りを間地かで見たい!」

 

「俺の走り?」

 

「そうよ!私達も車を持っているから、一緒に走れば何か楽しめると思うの!」

 

その話しを聞き、それに走一はちょっとばかり考えるが、海斗と陽毬の2人が横から入る。

 

「俺も一緒にいいか? 君等の車にちょっとばかり興味もある」

 

「俺達の?」

 

「ええ、特にあなたの車にはね。私と同じ車らしいし」

 

陽毬の問いに葉一は少し考えるも、それに頷く様に了解し、純恋もそれに了解した。

 

そんな中で、走一の携帯が鳴り、それに走一は出る。

 

「はい、もしもし」

 

『走一、俺だ』

 

「春樹か。どうした」

 

『今夜走るぞ。お前も来い』

 

その発言に走一は若干察する。走一とのバトルの続きをするのだろうと、それには走一は答える。

 

「いいぞ、ついでに玄達にも呼ぶ。それでいいか?」

 

『ああ、将たちも呼ぶつもりだ。今後の事を話す為にな』

 

「(ん?今後…? 俺の考えていた事と違うのか…?)」

 

走一はそう思いながら、玄達に連絡を入れて、その後彩音達や雅人達も一緒に誘う事とした。勿論拓海達も一緒であった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

秋名山の麓、走一達は現在頂上で待っている春樹達に合流する為、秋名山を上る事にした。

 

勿論彩音達の車も一緒であり、亜里沙も一緒であった。。

 

そして拓海の他にイツキと池谷、健二の3人組もであった。

 

頂上で走一達を待つ春樹達の他に4人の女子たちが居た、それはあの時茂木とギャラリーをしていた、美琴たちだった。

そこに上がって来た走一達が来て、春樹達は振り向く。

 

走一達はワンビア達から降りて、春樹達は走一達の方を見る。

 

「来たか走一」

 

「お前等、なかなか決着が付かねぇな」

 

「分かってる。でも今度は必ずつける」

 

「分かってるよ」

 

その様子を見てイツキ達は思わず囲み、自分達の会議を始めた。

 

「な、何だか走一と春樹、すっげぇ事になってますね?」

 

「そ、そうだな…」

 

「そう言えばあいつ等…ライバルだって言ってるが、仲が良いから親友だと思ってたよ」

 

っとその様にこそこそ会議をするイツキ達。

 

そして彩音達の所に、美琴たちが近寄る。

 

「こんばんわ。貴女達が春樹が言っていた朝倉君達の?」

 

「あ、こんばんわ。はい…そうですが、貴女は?」

 

彩音が美琴たちの方を見て問い、それに美琴たちは自己紹介する。

 

「ごめんなさい。私は春樹の昔からの付き合い、言えば幼馴染ってとこね。私は柊 美琴」

 

「将の幼馴染の安住 泉よ」

 

「富川 ましろ、勇夫の幼馴染でもあるわ」

 

「林 七海です。幸三の幼馴染よ」

 

その事を聞いて彩音達は互いに握手をした。

 

そして走一と春樹がバトルの事に付いて話す。

 

「さて…俺達のバトルをどうするかだな」

 

「ああ、この際バトルをサドンデスの様なやり方で決めよう。その方が決着も付くだろう」

 

「サドンデスね…。お前等のタイヤが持つかどうか心配だな」

 

「だな。お前等はやるとトコトンのめり込むからな」

 

道郎と将にその事を言われ、その事に何も言われない走一と春樹、全く持って2人は似た者同士であった。

 

すると下から何かエンジン音が聞こえて来て、それに走一達は振り向く。

 

「何だ?」

 

「下から何かが上がってくる…」

 

「ん?このエンジン音…【M16A】のエンジン音だ」

 

っと雅人達がそのエンジン音を聞き、走一達が振り向く。すると下から一台の車が上がってくる。

 

その車は【SUZUKI スイフトスポーツ (ZC31S)】、通称スイスポであった。

 

スイスポが上がって来たのを見て、走一達は思わず見る。

 

「何だ、スイスポじゃないか」

 

「珍しい、スイスポはあまり見かけないからな」

 

「でも一体誰のだ?」

 

そう言っていると、路肩に車を止めるスイスポ、そして運転席から1人の女の子が降りてくる。

 

「こんばんわ!ここって秋名山ですよね?」

 

「え?ああ、そうだけど…」

 

近くにいた池谷がそれに答え。スイスポの女性ドライバーがフィンガースナップをしながら言う。

 

「よっしゃ!ここで間違いなし! 私『風見沙耶(かざみさや)』って言います! 男の子には負けない!ってのがモットーのスイスポドライバー! 将来はラリーストになるのが夢の女の子!」

 

「(自分で言うなよな?)」

 

「(だよな?)」

 

沙耶と呼ばれる女の子の問いに思わず小声で話す玄と幸三。そして下からまたしても別のエンジン音が聞こえて来て、それに走一達は振り向く。

 

「なんだ?またか?」

 

「今度はどんな奴だよ」

 

次々と別の車が上がって来るのを聞いて、少しばかりあきあきしてきた走一達。そして下から【ホンダ S2000(AP1後期)】と【トヨタ MR-S】が上がって来た。

 

S2000とMR-Sが上がって来たのを見る走一達、すると海斗がそのS2000を見て、思わず眉を歪める。

 

「うっ!あのS2000…まさか!」

 

「そのまさかよね…?」

 

すると陽毬もそのS2000を見て表情を歪め、それに葉一と純恋は見る。

 

「どうしたんだ?」

 

「何かあったの?」

 

「実はあの車は…」

 

海斗がそう言おうとした時に、S2000とMR-Sがスイスポの後ろに止めて、運転席から1人の女性が降りて来て、海斗に向かって言う。

 

「見つけた~~~!!お兄ちゃん!!」

 

「やっぱりだ…『夏夜子(かよこ)』」

 

海斗は少しばかりうなだれる。降りて来たのは海斗の妹の『天城 夏夜子』、そしてMR-Sに乗るのは夏夜子の親友の『神楽坂 凛』であった。

 

その様子に走一達はただ顔を合わせながら唖然とする他なかった…。

 

 

 

 




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