頭文字D マキシマムブースト   作:ライダーGX

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本日二回目の投稿!どうぞ見て下さい!


第86話 秋名に集まる走り屋達 後編

秋名山に何やら続々と集まってくる走り屋達、その光景に走一達は思わず唖然とする中で、夏夜子が海斗に抱き着いた。

 

「見つけた~お兄ちゃん! 夏夜子を置いて行くなんて酷いよ~!」

 

「別に置いて行った訳じゃないんだけど…」

 

「まあまあ夏夜子ちゃん。そんなに抱き着かなくても…」

 

すると夏夜子が陽毬の方を向くと、鬼の形相の顔に変えて睨み付けて来て、「ガルルルルルルルル…!」と威嚇するような感じを取る。

それには陽毬も苦笑いする他なく。海斗はため息を吐きながら夏夜子を抑えようとする。

 

「落ち着け夏夜子、俺は家族としての夏夜子だってちゃんと見ているぞ。ただ~…兄離れしてくれたら、俺としては嬉しいんだが…」

 

「はぁ~!!?どうして~!どうしてお兄ちゃんは私を軽蔑するの!? 私泣いちゃうぞ~!!」

 

「まあまあ夏夜子。落ち着きなよ…」

 

すると神楽坂が夏夜子を慰め、夏夜子は神楽坂に泣きつく。

 

「うえぇぇえええん! 凛~!お兄ちゃんが冷たい事を言う! 全部長波陽毬のせいだ~!!」

 

「よしよし…」

 

っとその事に凛は思わずビクッとなる。神楽坂の名前がまさか自分と同じ名前である事に驚くのだ。

それに彩音が言う。

 

「凛と同じ名前だねあの人」

 

「そうね、後彩音はちょっと黙っとく」

 

「ええ~~!?」

 

真美の言葉に彩音はショックを受け、それには美琴たちは何とも言えなかった…。

 

ただその言葉に神楽坂が反応しては、凛の方を見る。

 

「え?私と同じ名前なの?貴女」

 

「え、えっと…ハイ、奇遇ですね」

 

「ほ、本当ね」

 

凛と神楽坂は互いに苦笑いをしながら困っていて、それに走一達は互いに顔を見合う。

そんな中、沙耶は走一達のワンビアを見て問いかけて来た。

 

「ねえ!これ君達の車?」

 

「ああ、そうだけど」

 

「ほうほう。成程ね、ねえ!貴方達、私と一緒に走ってよ」

 

「ん?」

 

その事に走一達は思わず耳を傾ける。彼女は走一と春樹にそう頼んできたのだ。

沙耶の言った意味にどんな訳があるか分からないからだ。

 

「俺達と一緒にって…、それホントか?」

 

「ホントよ!ホント! 私、男の子には負けない!ってのがモットーなの、速そうな君達を見てたら挑戦したくなるの!」

 

沙耶の言葉に走一達は互いの顔を見合い、本当に訳の分からない行動だった。

でも誘い…挑戦を受けたからには、受けるのが走一達である。

 

「…いいぜ、走るよ」

 

「俺もだ、その意気込みが少し気に入った。走ってやる」

 

「よし!! 気合入る~!」

 

そう言って沙耶はスイスポに乗り込み、走一と春樹はワンビアとGTOに乗り込んで、エンジンを掛けて走り出す。先頭にスイスポ、その後ろにワンビア、最後にGTOが付いて行く感じで走って行き、その様子を拓海が見つめた。

 

「行ってしまった…」

 

「なあ拓海、お前も一緒に行けばよかったのに」

 

「それはそうだけど…。あまり俺が行っても仕方ないって思って」

 

「はぁ?なんだそれ【ブォォオオン!】おっ?」

 

イツキは反対方向から別の車がやって来るエンジンが聞こえ、それに皆が振り向くと、反対方向から別の車【マツダ サバンナRX-7 GTターボ改(SA22C)】が走って来たのだ。

 

それに彩音を始め道郎達や将たち、そして雅人達がと池谷と健二が見る。

 

「RX-7の古モデル…RX-7GTターボSA22C?」

 

「この辺じゃ見かけない車じゃないか。一体何処の車だ?」

 

池谷と健二がその事に呟き、拓海はその車を見て呟く。

 

「…あの車、ものすごく速い」

 

「え?どういう意味だよ拓海」

 

「もしかしたら…、走一と春樹…抜かされるかも」

 

拓海の言葉に道郎達や将達とイツキ達だけじゃなく、雅人達が驚き、聞いた彩音が走り去って行ったSA22Cを見る。

 

 

そして走一達は先頭を走る沙耶のスイスポを追いかけ、沙耶はコーナーを左足ブレーキを使いながら曲がり、スイスポが出口に向けた直後にパワーで加速して行き、その走りに走一は見て目を細める。

 

「(あれはタックイン! あの技を使うFF使いはあまり見かけないが、FFならではの走りを長けているな! これは面白い!)」

 

「(スイスポ使いとしてはかなりの優秀だな! こいつは面白くなって来やがた!)」

 

走一と春樹はそう思って加速をして行った途端、横から別の車、SA22Cが割り込んできて、そのまま走一と春樹を抜き去って行く。

 

「(っ!?)」

 

「(何っ!?)」

 

そしてSA22Cは前方を走るスイスポさえも軽く抜いて行き、それを見た沙耶は驚きを隠せなかった。

 

「ええ~!?」

 

そしてSA22Cはそのまま走り去って行き、それには走一達は一度車を止め、車を降りては唖然としてしまう。

 

「うっそ~…抜き去られた…」

 

「なんて車だ、あのSA22Cは」

 

春樹と沙耶がそう呟く中、走一はSA22Cの事を考えていた。

 

「(…一瞬だったけど、運転席には1人のオッサンが座ってた。その人はどうって事ない様な表情で走ってた…)」

 

走一は一瞬だけ見えたSA22Cの運転席で、1人の男性が座っていたのが見えたのだ。年齢は文太や泰三とほぼ同じぐらいの男性だったのだ。

 

「(涼しそうな感じで走っていた。俺達の腕前じゃあ…絶対勝てないかも。ははは……世の中はまだまだ広い、上には上が居る!)…面白いよな、世界って」

 

そう呟く走一だった。

 

 

 

そしてそのRX-7GTターボ SA22Cに乗る男性『篠原 玲司(しのはら れいじ)』が薄ら笑みを浮かばせながら呟く。

 

「まだまだ若いね…泰三の息子も、しかしあの腕前なら多少の強敵なら、問題ないかもね…。今日は文太のハチロクが居るって聞いたんだが、見かけなかったね。仕方ない、今度また、会えることを期待しよう」

 

そう呟きながらSA22Cを自宅へと走らせるのであった。

 

 

 

 

 




第1弾のブンブク氏のリクエストキャラと、第2弾のペンギン太郎氏とかなCみ氏からのリクエストキャラが登場しました!
どうか感想と評価をよろしくお願いいたします。
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