プロローグ No.1 目覚め
…しくじったな…
殿を務めるなどとカッコつけずに撤退しておけば良かったかもな…
わざわざ改二改修までしてくれたと言うのに…
すまない…提督…先に待っているぞ…
「んっ…ぐっ…ここは…」
目が覚めた先は天国でも地獄でもなく、裏路地だった。
最初に周囲を見渡した。周囲には捨てられた銃やマガジン、薬莢がそこらじゅうに散らばっていた
次に手元を確認した。艦娘の象徴である艤装は殆ど無く、残っているのは頭のヘッドギアと足の艤装しか残っていない
そして1番違ったのは頭の上に旭日旗の様な見た目のものが浮いていた
長門は自分の頬をひっぱ叩き、夢ではないと確認した
「…死にそびれたのか…だがこの命、無駄にはしない」
長門は立ち上がり、1番近くに落ちていたSIG556を拾った。多少錆びているが動作には支障は無かった。コッキングレバーを引き、弾が入っているか確認した。よくある路地裏に銃が弾を込められている状態で落ちているのを不思議に思いながら歩き始めた
裏路地を抜けると市街地だった
しばらく歩き、気づいたことがあった。それは目に入る全ての人が銃を持っており、頭の上に変な模様が浮いている事である。銃はカスタムされたりデコったりと携帯の様に銃を持ち歩いている。コンビニに入るとマガジンや弾薬が当たり前のように売られていたりちょっとした拳銃も売っている。頭の上に浮いているのは全員柄が違っていた。次は動物やロボットが人のように歩いている。ロボットは有り得るが動物はありえない。どれもこれも日本ではまずありえない光景だ。
銃を持っているからか変な目では見られなかったが周りからは「ねぇ、あの人綺麗だよね」やら「カッコイイ…」等の声が聞こえてきた
しばらく歩いていると人並みが少なくなり綺麗だった街並みも薄汚れた街並みに変わっていった。通行人もスケバンの様な不良が多くなった。
そんな中、長門は歩いていると1人の不良の肩に当たった
「おい、てめぇ肩当たったぞ」
「すまない」
長門は軽く謝罪し、その場を去ろうとするが
「てかお前、見ねぇツラだな…私らのシマに1人で入るとはいい度胸じゃねえか!!(ꐦ°д°)ア゙ァン?お前ら集まれ!!!!獲物だ!!叩き潰してやれ!!」
長門の周りに続々と不良が集まり、各自で発砲し始めた。長門も拾ったSIG556で反撃したが5~6発発砲すると弾詰まりが発生し、撃てなくなった。長門は銃のバレルを持ち、不良に向け全力で投げ飛ばした。狙われた不良は頭に直撃し、気を失った
「何だこいつ!!」
「何をしている!!撃て!!撃て!!撃ちまくれ!!」
弾幕が更に激しくなりそのうちの1発が顔面に当たった…が弾頭は弾かれ、当たった場所は少し赤くなっただけであり、怯む様子は全くない
そして武器を失った長門は不良が1番固まっている場所に突撃し、1人目は右腕で顔面を、2人目は左腕で腹を、3人目は右足で蹴り飛ばした。蹴り飛ばされた不良は5m以上吹き飛ばされ、叩きつけられた衝撃で壁が砕けた。それを見た不良達は怖気付き、撃つ手を止める者や中には逃げ出す者も現れた。次第に銃声は小さくなり、消えた
「さっきの勢いはどうした?かかってこい」
長門は不良共を煽ると数人の不良が吶喊するも関節技を決められ、行動不能になった。武器を奪い、更に戦おうとした。が…
「ちょ、やばい!!ヒナ来たって!!」
「なんでよりによってヒナなんだよぉぉぉ!!」
「逃げろ!!」
「待ってよォ!!」
「銃声がなってたから来てみたはいいけど…面倒くさそう…」
パトロールに出ていた風紀委員長、空崎ヒナが到着し、不良共は逃げた。争った場に残ったのは長門と気を失った不良だけになった
「…」
「…」
沈黙の時間が続く
「…ねぇ」
「…なんだ」
「これはあなたが1人でやったの?それと見ない服だけど何処の生徒?」
ヒナは気絶している不良に視線を向けながら質問する
「そうだが……生徒とはどういう事だ…?私は学生ではない。日本海軍の軍人だ」
「日本…海軍?…生徒じゃ無い…軍人?話が噛み合わない…事情聞きたいから着いてきてもらっていい?」
「?分かった」
状況を理解出来ていない長門に対しヒナはアコに対して車両を手配を命令した。手配した数分後、アコが運転する装甲車がヒナの前に停車した
「委員長!!今到着しました!!」
「お疲れ様、アコ。あなた、乗って」
「分かったが…どこに行くんだ?」
「言ってなかったわね。今からゲヘナ学園…私たちが在学してる学校に行くわ」
「学園…」
後に「攻めのヒナ」「守りの長門」と恐れられるコンビのファーストコンタクトであった
続きません
他の艦娘を追加してもよろしいでしょうか?
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いいですよ
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そんな事すんなボケ