確認取ってないので結構不安
揺れる装甲車の中は沈黙が続いていた。聞こえてくるのはエンジン音とタイヤが地面を掴む音が振動として足に伝わってくる
この沈黙の中、ヒナの携帯に通知が1つ届いた。内容は部下からの報告だったが空気が和み、長門の口が開いた
「すまない。少しいいか?」
「なに?」
「ここは何処だ?そしてあなた方は誰だ?」
長門としては当然の質問だ。何せ海に沈み、目が覚めたら裏路地におり、何も分からず街に出ると全ての人間が銃を持って、コンビニには弾丸やマガジンが売られている。日本ではまずありえない
戦っている時にも違和感があった。長門自身もだが弾丸が当たっても血が出ないのはありえない
「先に言うべきだったわね。ここは学園都市キヴォトスのゲヘナ自治区。私たちはゲヘナ自治区の風紀委員会。私は風紀委員会で委員長をしているヒナよ…」
「風紀委員会で行政官をしています。アコです」
「私は長門型戦艦のネームシップ、長門だ。ところで学園都市とは何だ?政治はどうしてるんだ?」
「名前の通り数千の学園が集まって出来た都市。全ての管理は連邦生徒会が行っていて1つの自治区が学園って扱いなの。それより戦艦って…?あなたどう見ても人間でしょ?」
ヒナにとってみてもおかしかった。戦艦とは名前の通り戦う艦…なのだがヒナは戦艦という船は聞いた事は無かった。船は喋らないし動かない。そもそも人間の形すらしていない
そのような話をしている間にも装甲車は校舎にたどり着いた
「…着いたようね。続きは後ほど聞くわね」
「了解」
装甲車を降りた先はナチス・ドイツを思わせる石造りの建造物が建ち並んでいた
「まるでナチス・ドイツの世界に居るようだな」
「その『ナチス・ドイツ』というのも分からないのだけど…」
長門とヒナはそれぞれが噛み合わない言葉を言いながら取調室に歩いて行った
「…さて、形式だけだけど事情聴取を始めるわね。まず何故不良たちと戦っていたの?」
ごく一般的な質問であった。長門は事情を一から全て話した。自分はこの世界の人間では無いこと、元の世界で日本海軍艦娘部隊の戦艦として深海棲艦と戦っていたこと、その中で撃沈され、気づいたらこの世界に居たこと、不良に絡まれた原因など洗いざらい全て話した
「…なるほど…それじゃあ話は通じないわね…」
「そういう事だ…私のことは警察に引き渡すもよし、牢獄に放り込むもよし…自由にしてくれ」
「いや、そんな事はしない。長門さんを引き渡すのはもったいないわ…そうね…
風紀委員会に入らない?」
「…え?」
「確かにそうですね。両者メリットしかありません」
長門は唖然しアコは賛同した。理由としては現在の長門は学生証が無く、実質戸籍が無いとも言える状態で、風紀委員会は人員不足で幹部特にヒナの負担が大きい。しかし風紀委員会に入る事で長門は学生証を手に入れ、戸籍を得る、風紀委員会は幹部レベルの人員が入り、幹部の負担が(少し)減る。どちらにとってみてもメリットしかない
「…そうか…元は一度死んだ身…この命、あなた方に捧げます…これからよろしく頼む……その…ヒナさん……」
「ヒナでいいわ…これからよろしく、長門」
長門の風紀委員会加入が決まった
続きません
他の艦娘を追加してもよろしいでしょうか?
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いいですよ
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そんな事すんなボケ