ボクは絶対にメス堕ちしない‼︎〜ソシャゲTS転生者が行く、メス堕ち道中〜   作:メガネズミ

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想定外にしっかり票がばらけている水着イベント!
幾つかは後のイベントに回さないと消化し切れないのでは…?それか割と長編でガッツリやるとか…


旅の準備と都の仕立て屋

やぁ、ボクだ!カルム君達と旅をする事になり、色々と準備をしている所だ。トリィにも手伝ってもらいながらさまざまな品物を用意する。ダンジョン攻略に必要な物は大体知っているけど、旅をするとなると話は別だ。ボクはまだ長旅というのを経験していないから、どこまで厳しいのかが分からないのだ。外交とか交渉とか、そういうのは大体王様とか他の人が動くことが多い。ボクが若い事もあるが、それ以上に国力アピールとしての面が大きい。人材が充足している事を示すためであり、実際それで上手くいっている。

 

とりあえずトリィに言われたものは大体収納した。この世界における収納は、いわゆるアイテムボックスのような魔道具を用いる。見た目は普通のバッグだが、ある程度までなら見た目の質量を無視して収納可能だ。まぁめちゃくちゃ高い上に手に入れられるのも王様の援助があるからこそ、というすごい代物だから一般庶民の手にはあんまり届かないけど…。一応は一般人でも買えなくは無いけど、紛失や破損を考えるとやっぱり迂闊には手が出せないだろう。これを狙ってくる野盗も多く、騎士団長だった頃はよくバカなお貴族様に取り返して欲しいと泣きつかれたものだ。愚民を煽るためとか言ってぶらつくなよなぁ、全く。

 

野盗も普通に使ってる場合が多いから、取り返しやすかったのがありがたい。ついでに盗まれた物品の押収も同時に行えてラッキーなのだ。まぁ野盗からしても、拠点を移す際に全部とまではいかなくとも嵩張るものだけ突っ込めるから使い勝手良いだろうし。

 

とまぁそんな感じで凄いバッグがあるのだが、今のボクの持ち物は市販のただのバッグで事足りている。というのも、無いのだ。荷物が。服だって騎士団の服数着分とナイトウェアだけだ。私服?無いけど?だって私生活無かったし。基本的に騎士団としての業務があって、休日は大体あぶれた仕事の処理とか貴族の命令とかで仕事か、することがないと大体訓練だ。カルム君達の役に立つために必死だったのと、単純に服についての理解が育たなかったのも原因だ。

 

子供の頃から剣を振る事を選択し、そこからメキメキ伸びてったせいで親も止めるに止められず、成長してからは女の子っぽい服を着る機会は無かった。結果として服に関しての感覚は前世のままで止まっているのだ。

 

まぁあまりの私物の少なさにカルム君達全員から総ツッコミを受けるほどとは思っていなかったが。そんなに変だろうか?だってダンジョン攻略だし、服とかは動きやすいこれがあれば十分だろう。と言ってみたのだが、女性陣の中でも特にトリィはダメだった。新しい服を買うまで冒険させないくらいの勢いで服の需要性を捲し立てられ、あれよあれよと流されてしまい。ボクは今、都の仕立て屋で着せ替え人形にされています。助けて。

 

「ねぇ?これ絶対ボクには似合わない…」

 

「そう?似合ってるわよ〜?次はこれね!」

 

「似合わないよ!フリフリなやつとか特に!」

 

「合っているのにね〜?ねぇカルム、彼女似合ってるでしょう〜?」

 

「……………」

 

「あら?フリーズしてるわ…ちょっと衝撃的過ぎたかしら〜?」

 

庶民感覚のままで居たせいもあって、まるっきりこういうところには縁がなかったボクはコロッと騙されてしまい、店内に押し込められたかと思えば。トリィ曰く合いそうな服を片っ端から試されている。どう考えてもボクには合わないだろう可愛い系のタイプや、普通に考えたら道端に引っ掛けそうなドレスタイプなど、色々着せられた。しかもその度にカルム君に見せようとするのはなんだ。見ろカルム君を!めちゃくちゃ動揺してフリーズしてるじゃないか!あまりに似合わないボクの姿を見て、なんて声を掛ければ良いのか分からないに違いない。

 

「……………」

 

「シーアが可愛い服を着てるのを見て脳がパンクしたのね…ちょっと刺激が強過ぎたみたい…けどこうしていかないといけないのは事実、少しでもシーアにも、カルムにも慣れさせていかないと…。だとしたら、やっぱり…」

 

トリィはダメだと判断、クロエやウィズに助けを求めるが、2人ともカルム君の横でボクを眺めてるばかりで助けてくれない。なぜか店員さんもノリノリで着せ替えてくるから、まぁ大変だった。結局、その日はフリーズしていたカルム君が苦言を呈した事でようやく着せ替えが終わり、後日ボクに会うイメージの服を数着用意するという事で話がついた。

 

「任せてくださいお客様!明後日…いえ、明日までには仕上げますから‼︎久しぶり腕がなりますとも‼︎うおおおおおおおお!!!!」

 

文字通り目がキラッキラで、やる気に満ち溢れて仕事に取り掛かる店員さんがやけに印象に残った。モチベーション上がりすぎじゃない?

 

 

 

 

 

帰路に着いたあたりで、それとなく聞いてみる。

 

「それにしてもなんで服を?ボクにはこの団長の服があるのに…」

 

「いいえ。それじゃダメなのよ〜?

良い?騎士団の服はあくまで業務用に作られているの。だから、ダンジョン用の服とは訳が違うのよ〜?確かに見た目は派手だけど、機能性はバッチリ。それに、オシャレした方が気分も盛り上がるでしょう〜?」

 

「機能性かぁ…確かに。オシャレは無くても良いんだけど」

 

そう。そもそもボクは、あんまり周りに自分をよく見せたいとかそういった考えはない。強いていうなら…カルム君にはカッコ良いところを見てもらいたくはある。それでも、あくまで騎士団長としてのボクだ。シーア・フロールとしてのボクは、割とそこまで見てもらいたい感じはない。どうせボクは女を捨てて剣に走った人間だし、何よりボクのような人間を女としてみるような男はそうそう居ないだろう。最初から対象外だって。誰が好き好んでこんなボクを選ぶというのか。

 

カルム君がボクを誘ったのだって、あくまでも友人として。強さも含めてかもしれない。あとは弱ったボクを見かねて誘ってくれたのもあるだろうか。確かにボクはカルム君に事故で胸を揉まれた事もあった。その時には彼も赤面していたが、だからなんだという話だ。彼だって年頃の男の子だ。女の子の胸に興奮する事もあるだろう。まして服越しとはいえしっかり触れちゃった訳だし。そういう対象に見ていない相手でも、あれだけのアクシデントがあれば仕方ない。

 

当たり前の事のはずなのに、自分で言ってて少し胸の奥がチクリとしたのは気のせいだろう。多分呪詛のせいだ。許さんぞ鼠公。今度会ったらボッコボコにしてやる。近いうちに会うような気がするのだ。団長としての予感だが、こういう予感って結構当たるのだ。これまでも度々そういう事があった。もしかしたら、忘れている原作知識がまだ頭の片隅にはあって、それが影響しているのかもしれない。

 

ボクを対象とする人なんて〜という話はカルム君には聞こえなかったようだが、なぜか女性陣には聞こえていたらしい。目の色が変わった彼女達に気圧されながら、良い感じに場を濁してその場を立ち去った。

 

 

「まさかあそこまでとは思って無かったわ…シーアは確かにそういうところがあるとは思っていたけれど〜」

 

「どうするんだ?流石に認識を改めさせた方がいいだろ?」

 

「私…も…賛成…」

 

「…?????」

 

「じゃあそういう訳で、作戦立てるわよ?おー!」

 

「「おー!(だ/です)!」」

 

「?????」

 

シーアの受難は、続く。

 

Tips:

都の仕立て屋

 

とてつもない技術を持ちながら、それをほぼ趣味のためにしか使わない職人が多く勤務しているお店です。さまざまな国の都で店を出しており、やけに煌びやかだったり、その人に合っている服の場合は大体ここが作っています。




※鼠公は全く悪くありません

ちなみに水着イベントの方にも彼は登場予定です

二章以降の掲示板回をいつやるか

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