ボクは絶対にメス堕ちしない‼︎〜ソシャゲTS転生者が行く、メス堕ち道中〜 作:メガネズミ
また、AI生成のイラストなので、苦手な方は挿絵は見なくて大丈夫です。
そのための準備に時間がかかってしまったので本文短めです。
やぁ、ボクだ。昨日見繕ってもらった服が届いたのだが…なんだろうか。割とボクに合っている気がする。団長の服の方をモチーフにしているようで、ボクがこれを着ることに抵抗が少なくなるように作られているのだろう。あんなにひらひらしたものは着れないと思わせておいて、現実的な妥協点を提示するやり方とは。これならいいかも…となっている自分が居るので、なんというか嵌められた気分だ。
それはそうとついでに付いてきたメイド服らしきものは一体なんなのか。確かに昨日の着替えの中には近しいものは入っていたけど、そんなに似合っていたのだろうか?まぁ思い返してみれば結構反応が良かった気がする。トリィ達もそうだが、カルム君も割といい反応をしていた。まぁ途中からフリーズしててその後の服については反応貰えなかったけど…
「ねぇシーア〜?服の方はどうかしら〜?」
そんなことを考えていると、トリィ達が宿舎にやって来た。せっかくだし、普通の服の方を着ていこうか。流石にメイド服は…まだ早いと思う。自分の中ではいい感じに着こなせたので、見てもらうとしようか。
「えーっと…こんな感じでどう…?」
でも、いざ見せるとなると少し恥ずかしい。鏡で見ている分には良いけれど、誰かに見せるのでは話は別だ。あとスカートも少し恥ずかしい。浮き上がりそうなひらひらの端をぎゅっと掴んでいる。
「えぇ〜!似合ってるわよ、シーア!やっぱりこれくらいの方がシーアにお似合いね〜!可愛いのも私は良いと思うけど…本人が納得してないと!」
「シーアもいつもより雰囲気が柔らかくなってるな!凄く良いと思うぞ!」
「そちらの…方が…読書にも…映えると…思います…!」
トリィ達からは概ね高評価。少し自信がついた。だが、肝心のカルム君は…何も言わずにぽかーんとしている。やっぱり合わなかったのだろうか?
「カルム?シーアが待ってるわよ?」
「う…うん!その…凄く、似合ってる!」
「似合ってる」という言葉を聞いただけで、自然と頬が緩む。嬉しい。正直1番不安だったのは、カルム君にどう見られるかだ。トリィ達はまだ同性としての補正がつくから良いけど、異性からの視点は意外と厳しいと聞く。まぁカルム君だから大丈夫だとは思っていたが、それでも褒めてもらえてとても安心できた。
「そういえばシーア?もう1着あったはずなのだけど…どう?着てみない?」
「えっ⁉︎でもアレって…」
アレとはメイド服の事だろう。流石に…どうなんだ?似合っているんだろうけど、自発的に着る勇気はまだそこまでない。
「良いじゃないの〜?それに…」
「それに?」
躊躇おうとするボクに、耳元に口を寄せたトリィが悪魔の囁きをする。
「カルム、良い反応をするわよ?昨日のシーアのメイド服姿、結構気に入ってたみたいだし…も〜っと、褒めてもらえるわよ?」
…確かに。昨日反応が良かったのは事実。それがボク用に調整されたとあれば、より良い反応を引き出せるかもしれない。アリだ。せっかくだし、それっぽい演技も一緒にしてみるのはどうだろうか?団長モードを維持した実績のあるボクなら、それっぽい演技もいけるはずだ。
「えっ…何?何を話してるの?」
「内緒よ、カルム〜?あなたは楽しみにしてれば良いの!」
よし。せっかくだしやってみよう。とまぁ意気揚々と着替えに戻り、メイド服に着替えているボクは、後から見ればおかしかったと言わざるを得ない。精神に異常をきたすような何かがあったんじゃないだろうか。やっぱり呪詛かな?うーん…これは多分鼠公の仕業だな!ボクのプライベートにまで関わるなんて。どんなところにでも潜り込む、正にネズミ野郎だ。
…ともかく、それを理解できたのはその日の夜であり。ブレーキが壊れて止まらない暴走車のようになったボクは、控えめに言ってやらかしたのだった。流石に悪ノリが過ぎた。とりあえず、覚えている限りの事を想起してみよう。
あの後着替えたボクは、コツコツと靴の音を響かせながら、無言でカルム君に近づいた。
「へ…?な…何を…?」
「…………」
カルム君の前まで行くと、スカートの端を持ち上げて一礼。なぜかスラスラ出てくる口上を告げる。
「本日付けで専属メイドとなりました、シーア・フロールと申します。家事や仕事など、何かご入用でしたら何なりとお申し付けくださいませ。」
「な…何言ってるんだ⁉︎し…シーア団長…?」
少し後ずさったカルム君をみて更に揶揄ってやろうとしたのか、過去のボクは更に馬鹿な追撃をかます。
「何を仰っているのですか?団長、などとお呼びになる必要はございません。わたくしは…いえ、『ボク』は。カルム君の…貴方のメイドですからね?ご・しゅ・じ・ん・さ・ま…?」
耳に口が触れるかという近距離での囁き口撃を受けたカルム君はかぁっと顔を赤くし、ふらふらと腰を抜かす。すかさずボクが地面に座り込み、肩をぐっと押さえて頭の位置を調整して膝枕の体勢に持っていく。これがボクのフィニッシュホールド。
「決まったね…ボクの勝ちだ…!」
「………」
「シーア?ちょっとカルムには刺激が強いんじゃ…フリーズしてるわよ?っていうかそこまでしちゃって良かったの…?」
誇らしげなボクに向かって、割と困惑気味で聞いてくるトリィと、もはや感情がオーバーフローして動けないカルム君。言うほど過激かな?別に直接攻撃したわけじゃないし…でも膝枕はやり過ぎだったか…?
…とまぁ、何も状況を理解出来てない過去のボクは。特に気づく様子もなくカルム君が再起動するまで膝枕をし続けて。日が暮れた頃に元に戻り、ふらふらと立ち去るカルム君を見送ったのち、普段通りに生活して床についてからようやく事の重大さを理解するのだった。
思ったよりもアンケートの票が多くてビビってます。もういっそ全部個別エピソードにすべきでは…?とか思ってます。単体で書ききれそうにないのは他のエピソードに吸収か本編ストーリーでやってく流れって感じで。
二章以降の掲示板回をいつやるか
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一章のように間に挟んでほしい!
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イベントのように章終わってから見たい!