ボクは絶対にメス堕ちしない‼︎〜ソシャゲTS転生者が行く、メス堕ち道中〜 作:メガネズミ
今回の挿絵はかなり前からあっためてたやつなので、ぜひご覧ください!
ビーチ輝く観光の地!ワンハ公国!【水着イベント】
やぁ!カルム君に『カル』という愛称を付けたボクだ!向こうからも『シー』呼びになっている。特別感があってとても嬉しい。
とうとうファスト王国から旅立つことになった僕達は、次の目的地であるセカン帝国に向かおうとした。だが道中にある小国、ワンハ公国にて怪しげな男の目撃情報があったというのだ。奇妙な灰色の格好をしていたらしい。
転移術らしきものを使った事を考えれば偽物かもしれないが、万が一という事もある。行くだけ行ってみようという流れになり、来てみたのだが。
「すっごく白い砂浜だな!」
「照りつける…日差し…アツイ…デスゥ…」
「透き通った綺麗な海ね〜!」
「えーっと…沢山の観光客?」
そうなのだ。ここは言ってしまえば…
「ビーチだぁ!!!」
観光名所として名高い、巨大なビーチなのだ。
ワンハ公国は観光産業が主な国の事業であり、ファスト王国、セカン帝国からやってくる観光客をメインに商売をしている。その中でもこのビーチは、かなりの人気スポットだ。
人が多い分目撃者も多いと踏んで来たのだが…気まずい。ここはビーチだ。つまり大体の人が水着である。このまま普段通りの服を着てビーチに出れば、僕達も怪しい集団だと思われてしまうだろう。
適当なレンタル水着を選んでさっさと聞き込みをしようと考えていたのだが、生憎全て貸出中らしい。運が悪すぎる。
仕方なく街で買うことにしたのだが…まぁ言わずともなんとなく分かっているだろう。まただ。トリィ達に着せ替え人形にされかけた。正直危なかったが、ボクがお腹の呪印を気にしているような素振りをしたら引き下がってくれた。
あれ?これ言い訳に使うにはかなり便利では?確かにこれを見られるのは嫌だ。なんかそういうファッションが好きな人だと思われたくない。位置が位置だし。まぁ位置が違っても嫌だけど。
ただ…うん。なんというか、ここで隠したりして引き下がるのも癪なのだ。あの鼠野郎にされた事を気にしている感が出過ぎるのも、なんというかムカつく。
それに…せっかくなら、そういうのを気にしないボクに合った水着を着てみたい。あと、観光名所のビーチともなれば目を惹くような女の子がいて、その子がカルの視線を奪って行く…というのはなんだか気に食わない。なぜか。そういうのを考えただけで、胸の奥にモヤっとしたものを感じる。これは一体なんだろう?まぁ多分健康を害するものとかではないだろう。考えるのをやめればすぐに消えるし。
とまぁそんな訳で、自分なりにこれならいける!と思った水着を決め、カル達の所へ戻った。どうやらここら辺の店でも聞き込みをしていたらしく、やっぱりあの鼠野郎っぽい人の目撃情報があったらしい。
ただ、途方に暮れていたのを見た人が居たらしい。少し信憑性が下がった。だってそうだろう?ボクを弱体化させるなんていう、自分で言うのもなんだけど割と手柄の部類に入る事を成したのにも関わらず、途方に暮れている?よく分からない。
ふと空を見れば、そろそろ日が暮れ始めている。ビーチの方からは人が帰ってきており、徐々に空き始めているのが見える。そろそろボク達も宿を探さないと。そう考えていたのだが、トリィ達からこう提案された。人が少なくなったのであれば、周辺のお店の人も仕事に飽きが出来ているし話を聞けるのではないか?と。
確かに、先ほどレンタル水着のために店に入った時もすごい人だかりが出来ていた。忙しそうな店員を見れば、話を聞けないことくらい簡単に分かった。
だが、今なら聞けるかもしれない。宿の手続きはトリィ達がやっておくから、カルとボクとで聞き込みをしてこいとの事だ。何か意図を感じるものの、行っておいて損は無さそうということで2人でビーチに行った。
更衣室で着替えて出てきたボクの姿に、カルはさぞ驚いた事だろう。なぜなら。パーカーを羽織っているだけに見えたからだ。
「シー⁉︎それは…えっと…水着?」
「うん!中に着てるから大丈夫!ちゃんと防水のやつだし!」
「そっか…それなら良いかな?」
今のボクは、パーカーの中に白いビキニを着ている。まぁカルからはパーカーしか見えていないだろうけど。というのも、例の呪詛の紋様。もう呪印と略すけど、それを他の人に見られたくなくなってしまったのだ。土壇場で。やっぱり恥ずかしい。更衣室では幸い見られなかったけど、流石にテンションが上がりきってない今は無理だ。真昼間で太陽が照りつける中とかならまだしも。
とりあえず、パーカーを着た状態でカルと一緒に歩く。カルの服は普通のハーフパンツタイプのやつだ。いわゆる半ズボンってやつ。流石にブーメランを履く勇気は無かったらしい。まぁそれで良いだろうけど。
一通り聞き込みを終えた頃には、ほとんど人が居なくなっていた。どうやらここ最近新しく出来た施設の方や、宿屋についているナイトプールの方に人が集まっているらしい。
お店の人からの情報だが、この新しい施設というのはどうもこの国発祥のものではなく、別の国、東方の小国のものらしい。ある時から急に建てられた施設は、夜の時間帯の客層をあっという間に掻っ攫っていったらしい。数軒あるようで、そこで泊まることも可能だそうだ。少し気になる。
確か、鼠公の着ていた服も東方由来のものだったはずだ。だが、まさかそんな事はないだろう。あの鼠野郎が、ボク達から逃げた先で途方に暮れた挙句。魔法で施設を建てて経営しているだなんて、あり得ないだろう。
聞き込みも終えたし、そろそろ帰ろうとしたのだが。どうしても…どうしても気になってしまう。今世では、実はまだ海に入ったことが無い。カルも同じのようで、手の届くところにある海に入らず帰るのはすごくもどかしそうだ。
「ねぇカル?ちょっとだけ…遊んでいかない?」
「…ちょっとだけだよ?」
口ではそんな事を言いつつも、ワクワクしながら海へ飛び込むカル。子供っぽくてかわいい。続いてボクも飛び込む。猫獣人は水が嫌いな傾向にあるけど、ボクはあんまり気にならなかった。
飛び込んですぐ、海の心地よさにふわーっと体から力が抜ける。一方のカルはすごくしょっぱそうな顔をしている。確かに経験がないとこのしょっぱさは中々だろう。…よし。
「えーい!」
「うわっ⁉︎シー⁉︎」
ここまでで良いかな…とか言って出ようとするカルを、突き飛ばす感じで水中に押し倒す。困惑して飛び起きて来たのち、ボクの意図を悟ったのか向こうも押そうとしてくる。
「っぷは!なんの…こっちも!」
「残念!ボクのが早いよーだ!」
「どわぁあああ⁉︎」
それをひらりと交わし、背中をトンと押してバランスを崩し、倒す。
「あれぇ?ボク相手とはいえ…たかだか水に落とすことも出来ないの?」
「言ったね!シー!後悔させてやるからね…!」
「きゃー!」
…とまぁこんな感じで。途中足を滑らせたボクがカルを巻き込んでラキスケを引き起こしつつも、水を掛け合ったりして色々遊べた。やばい。そろそろ帰らないと。幸いにも日が長いようで、まだギリギリ暮れきっていない。戻ってしまおうと考えて、そういえばと思い出す。まだこの水着の全容を、カルに見せられていない。
海の水とボクの汗とでびしょ濡れで、色々あって顔も赤くなっているけれども。見せるなら今しかないだろう。
「ねぇ、カル!こっち向いて!」
帰ろうとしているカルを引き留める。
「何?何かあったの…って………!」
…どうだ。ボクの姿に驚いたカルは、絶句している。一瞬不安になったけど、次の言葉でそれも吹き飛んだ。
「凄く…綺麗で。似合ってるよ、シー!」
お腹の呪印のこともそうだし、そもそもビキニなんてボクに似合うのかどうか。色は無難な事と、カルと初めて会った時の思い出のローブの色である白を選んだけれど。否定されたらどうしようか。一瞬でも、似合わなさそうな顔になったらどうしよう。カルは優しいから、面と向かって否定なんてしないだろうけど…顔に現れるかもしれないし。見せるのが怖い。そんな感じで色々と考えていたけれど。こんなふうに言ってもらえるなら、選んだ甲斐もあるというものだ。
…あぁ。これを選んで、良かった。
Tips:
ワンハ公国のビーチについて
観光地である公国の中でも、最も人気と名高い場所です。本来であれば夜であっても人だかりが出来るほどなのですが、どうやら現在では別の場所に客を取られている様子。ですが日中の人気はやはり凄まじく、人が居なくなる事は絶対に無いとまで言われています。
挿絵どうでしたかね?かなり雌度が高いと思います!
規約違反にはならない筈…なってたら消します
今回は水着イベント①!なので次回も引き続き水着イベントです!
二章以降の掲示板回をいつやるか
-
一章のように間に挟んでほしい!
-
イベントのように章終わってから見たい!