ボクは絶対にメス堕ちしない‼︎〜ソシャゲTS転生者が行く、メス堕ち道中〜 作:メガネズミ
到達!セカン帝国はキケンな香り⁉︎
昨日のことで若干モヤっとしたものを抱えつつも、惜しみながらワンハ公国を後にした。水着とかそこら辺は持っていく事にした。道中の水浴びなんかにもちょうど良かったし。
うっかり水浴び中に裸を見られる…なんて事が起こらないように着てみたが、途中水で遊び始めたクロエのおかげで一悶着あったのは記憶に新しい。
水着を着ているからという理由で始まった水掛け遊びはどんどんとエスカレートしていき、しまいにはムキになったウィズの魔法で吹き飛ばされて。
「うぅ…まさか吹き飛ばされるなんて…」
「シー、大丈夫……っ⁉︎」
「大丈夫…ってどこに顔くっ付けてるのさ!」
「お…お腹です…」
水の中とはいえカルともみくちゃになってしまったり。あれは恥ずかしかったぁ…よりにもよってお腹!例の紋様があるせいでなんか変な気分にもなるし…!モゴモゴ喋ったり吐息がかかるせいでこそばゆいし!まぁ後少しずれてたらもっと凄い位置に当たってたからセーフではあるかもしれないけど…!
「やったなシーア!こんにゃろ〜!」
「わわっ⁉︎やりすぎだよクロエ…あっ!」
「シー?そっちはどんな感じ…っ!」
「ダメだからねカル!今は!今は本当にダメ!」
クロエとの水掛けといった度重なる消耗のせいで水着の紐がプツリと切れてしまい、ギリッギリで回避したもののカルの目の前で胸を晒す事になりそうだったり。あれに関しては今はまだ早いけど。
あれ?なんでボク「今は」って…
…まぁいっか!
とにかく、色々とハプニングが起きた事で水遊びは禁止になった。一時的に。と言っても水遊びが禁止になっただけであり、水浴びをしなかった訳ではないのでそっちでもハプニングは起こったけど!直接ボクが見られたわけではないけど、その…脱いだ服とかそういう…ね?
そんなこんなでわちゃわちゃしながら道中を進んでいき、半分くらいになったあたりで思わぬ人物が一行に加わる事になるのだった。
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セカン帝国。ファスト王国から進み、ワンハ公国を通ることで辿り着ける場所。1人の女帝が圧倒的な力を保って治めるここは、ファスト王国とも馴染みが深い。
王国を出て、最初に選択した目的地はここだ。途中にあったワンハ公国は中継地であり、まずは帝国で情報収集をすべきだと考えたのだ。というのも、ここは公国は勿論の事、王国をも凌ぐ人口と力を持っている。それに伴って情報網も発達しており、鼠公を追いつつ確実にアジトを突き止めるにはここが良いと感じたからだ。
まぁもっと遠くに最適な場所がありはするのだが、王国からは少し遠いためせっかくの情報が古くなってしまう可能性もあった。でなければせっかくカル達と長旅が出来るのにそれを短くする理由はない。
ちなみに王と女帝は顔馴染みであり、ごく偶にお忍びで一緒に酒盛りをしている。まぁそんなこと外部には漏らせないけど。なぜ知っているのかと言えば、騎士団長のボクは警備を任される事が多いからだ。まぁ弱くなった今では任命されなくなってしまうだろうけど。眠らずの番で王様達の酒盛りを見るのは意外と楽しいので、少しだけ残念だ。
さて、セカン帝国について語るとすれば、特徴的なものがあと二つある。一つ目は…
「ここがセカン帝国…」
「これは…また…随分と…大きな…建物…」
初めて訪れたであろうカル、ウィズが思わずため息をついた。それもそうだろう。ボク達の目の前に聳え立つのは、創作の魔王城もかくやという巨大なお城。というか塔。摩天楼という言葉が相応しいだろう、帝国のお城だ。いつ見ても大き過ぎるし、高過ぎる。参考までにファスト王国の城と比べるのであれば、アレが三つくらい上に乗っかっている感じだ。デカ過ぎる。多分巨人がいたら振り回して武器にしそうだ。1番高いところのデザインとかまんま槍だし。
「あー…帰ってきちゃったな…」
「ウダウダいうなチビクロ!せっかく案内してやったんだからよ?」
「はぁ?バカ兄貴に言われなくても道くらい知ってたが?」
隣で来た事に後悔してるクロエを気遣ってか、シュヴァルが軽くイジる。案の定突っかかったクロエは、先ほどまでの元気の無さが嘘のようだ。こういうとこだよね…聞こえてるかい?ちゃんと妹を見てるシスコン君よ!やり方はともあれ、喧嘩別れのような形でこの国を飛び出した事で気まずくなっているクロエの調子を一発で取り戻させた。
なぜシスコンストーカー君ことシュヴァルが同行しているのか。ワンハ公国で鼠公を探しに行って貰う体で厄介払いしたつもりだったが、よほど妹が心配かつボクの事が気になるのか、あっという間に公国内を駆けずり回って来てしまった。既に鼠公が公国内には居ない証拠を引っ提げているものだから、追い出すわけにもいかない。しかも運の悪い事に、新たにセカン帝国の女帝から命を受けたらしい。内容は勿論、ボク達の護衛と案内だ。ワンハ公国で休憩している間に王が伝令したのだろうか?
とにかく、この面倒くさい男と一緒に行くのは正直反対だったのだが…クロエの事を考えると同行させて正解だったかもしれない。
「んで団長の妹!団長について聞きたい事がだな…」
前言撤回。やっぱこいつしつこい。ウザい。嫌いだ、ボクは。口を開けばクロエかボクの話。偶には自分語りでもしたらどうだろう。まぁ聞き流すけど。いっそ正体を明かして…ってダメだ。弱いボクじゃ信じて貰えないや。諦めよう。ワンチャン女帝が助けてくれれば良いけど。
「とりあえず〜王城を目指しましょうか?
ここで話していても仕方がないでしょう?
シュヴァル君、あなたの任務はこうしてお話することだったのかしら〜?」
「…ぐ!それもそうだな!」
ナイスだトリィ。やっぱり頼りになる。まぁ仕方ないか、とばかりにシュヴァルが歩き出し、王城へ向かって歩き出した。目的地が近づくに連れ、閃光と爆音が大きくなってゆく。ボロボロの城下町が見え、あちらこちらに赤文字の看板が建てられている。
「えっ…?一体何が起きてるんだ⁉︎」
「襲撃…?でも…この感じは…違う…?」
建物は砕け、あたり一面に瓦礫が散乱している。焦げたような後からは、爆破や魔法の痕跡が見えるだろう。一見攻め入られたような光景だが、城下町以外は至って平和だ。おっと、また爆発が起きたらしい。近くでもうもうと上がる煙を呑気に眺めるのは、一度でもセカン帝国を訪れたことのあるメンツだけ。カルもウィズも、困惑しながらもこの状況を飲み込もうとしている。セカン帝国の特徴的なもの。その二つ目がこれだ。と言っても、この絵面の衝撃以上に驚く真相があるのだが…おっと。
「うわぁあああああああ!!!!」
「っ!大丈夫ですか⁉︎」
爆風に吹き飛ばされたのだろう、帝国の一般市民がこちらに向かってくる。咄嗟にカルが受け止めたようで、怪我はないみたいだ。ほぼ無駄かもだけど。
「どうしたんですか⁉︎なぜこんな状況に…!」
必死に問いかけるカル。ウィズもこくりこくりと頷いて、飛んできた男の答えを待つ。一瞬の静寂の後、男はゆっくりと口を開いた。
「なぜ?それは…今!革命の最中だからです!」
「…え?」
「…なん…て?」
驚いてるなぁ…カルもウィズも。
「「えっ⁉︎」」
「聞き違いじゃないよね?」
「そう…何かの…間違い…とか…」
「いえ!私帝国民は!セカン帝国に革命中です!」
「「ええええええええええ!?!?!?」」
まぁ…そりゃそうだよね…?
真相を知らないとそうなるよね…!
知っててもおかしな国だと思う…本当…
果たしてセカン帝国の絵面の真実とは!
当てられる人居るんでしょうかね…?
是非感想で当ててみてください
二章以降の掲示板回をいつやるか
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一章のように間に挟んでほしい!
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イベントのように章終わってから見たい!