ボクは絶対にメス堕ちしない‼︎〜ソシャゲTS転生者が行く、メス堕ち道中〜   作:メガネズミ

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白いローブがあれば無敵だよね!なお現実は…?

 やぁ皆!白いローブを着てればバレない説で押し通ろうとしているボクだ。

 

 騎士団長として恐れられているボクが取れる最後の手段、それがあのローブだ。認識阻害があるからバレにくいし、一度助けているから大丈夫なはず。確かに鬼教官みたいに厳しくはしているけど、それはそれとして仲良くなりたいのだ。

 

 早速ローブを着たまま訓練所に入ってみる。空気がピリつくことは無さそうだ。まずは一安心。続いてカルム君達に声をかける…のだが。

 

 …今更だけど少し怖い。また怖がられやしないかとビビっているのだ。ローブ越しとはいえ、どんな態度で接するべきかが全然わからない。取り繕った団長としての接し方は分かっているが、普通に接するにはどうしたら良いだろうか。

 

 考えながらウロウロしていると、トリィが話しかけて来てくれた。あんまり周りに聞かれないようにしつつ、今の騎士団のことやカルム君達の冒険の話をしている。久しぶりにボクの素を出せるのが楽しい。

 

「そうなんだよね…ボクは出来れば皆と仲良くしたいんだけど。中々上手くいかなくてさ…」

 

「そうね…難しいかもしれないけれど、勇気を出して素で接すれば良いんじゃないかしら〜?」

 

「大丈夫かなぁ?ボクの素の姿、変だと思われないかなぁ?割とおっちょこちょいだし…」

 

「それは普段もそうだと思うわよ〜?」

 

「そう⁉︎頑張って隠してるつもりなんだけどなぁ…!」

 

 隠せてなかったのか…結構ショックだなぁ。それ。いい感じにこう…カバー出来てると思ってたんだけどね!漏れちゃってたか…まぁこの前も力が溢れちゃってたし言われてみればそうかもしれない。

 

「なぁトリィ、その人って…」

 

 ん?男の人の声がするぞ?というかこの声はカルム君…?え⁉︎なんでここに⁉︎よりによって今のタイミングで⁉︎ボクは喋り方を切り替えるのが苦手だ。だからトリィと話してる時に来られると素で話すことしか出来ない。一体どうしたら…待てよ。…いっそここで素を出せば仲良くなりやすいかもしれないのでは?よし。もうこのまま接してしまおう。

 

「そうよ〜?この間助けてくれた人!名前は…」

 

「し…シロ!そう!ボクはシロ!よろしくね!」

 

 ちょっ⁉︎団長ってバレたら仲良く出来なくなるでしょ!トリィに本名をバラされそうになって焦ったボクは咄嗟に偽名を名乗った。トリィがジト目でこっちを見てくるが無視する。仕方ないだろう⁉︎ボクが団長ってバレたらビビられるかもだし…仲良くなれないかもしれないし…

 

「シロか…よろしくね、シロ!僕はカルム・ディアス!」

 

「よ、よろしく!カルム…君?」

 

「呼び捨てでも良いけど…呼びやすい呼び方で良いよ?」

 

「じゃあ…カルム君で…!」

 

 ナイスだぞボク!いい感じに名前呼びを回避しつつ君付けに収めた!流石のボクも推しの呼び捨てはハードルが高い。高すぎる。

 

「ねぇシロ、この前は助けてくれて本当にありがとう!おかげで皆無事でいられた!助かったよ!」

 

「あの時の事は…恥ずかしいから忘れて欲しいかな…?無言でオーガトロールを倒したのもちょっとカッコつけてたところはあったし…」

 

「そう?僕達を助けてくれた時はまるで英雄みたいでカッコよかったけど?」

 

「ヴッ…!そ…その話は出来れば封印…」

 

「でもすごく立派な背中だったし!」

 

「ピィッ!」

 

「…???」

 

 恥ずかしい‼︎どんな羞恥プレイだ⁉︎まさかそんな褒められ方するとは思ってなかった…穴があったら入りたい…!あっ待ってそんなに褒めないで恥ずかしいから!ダメだって!ボクそういうのに慣れてないから!あぁもう…なんでそんなに際限なく褒め言葉が出てくるのさ!

 

 カルム君による羞恥プレイもとい褒め言葉の嵐は人目も憚らずにローブをギュッと掴んで縮こまり、ゴロンと転がって心底恥ずかしそうにしているボクを見たトリィが止めるまで続いたのだった。恥ずかしい。

 

「ごめんシロ…そんなに恥ずかしがるとは思わなくてさ…」

 

「…ボクも過剰に反応し過ぎたからおあいこって事で」

 

 まさかここまでボクが追い詰められるとは。さすがカルム君だ。主人公は伊達じゃない。もしボクがTS転生者じゃなかったら、多分コロっといってたかもしれない。トリィ曰く、ボクはおっちょこちょいでポンコツな上でチョロいらしいのだ。自分ではそんな事は無いと思うけど。

 

「そういえば僕達を助けてくれた時って任務だったの?」

 

「えーっと…それはその…王様からの内密なやつで…」

 

 思わず言ってしまった。慌ててハッとして口を塞ぐが、時すでに遅し。久しぶりの大失態に、ローブをギュッと掴んで地面をゴロリと転がる。やばい。素の状態で気が抜け過ぎていた。

 

「だから王は…なるほどね!だとしたら少しくらい…」

 

 何やらカルム君が1人で納得しているが、何に納得したんだろうか。一方とんでもないポンコツぶりを披露したボクは恥ずかしさに悶え続けている。ローブがあって助かった。まだこの姿はトリィにしかバレていないし。

 

「ううううううう〜〜〜!!!!!」

 

「あらあら〜?随分素が出てるわよ〜?」

 

「言わないでよトリィ…!恥ずかしいじゃんかぁ!」

 

 トリィから思わぬ追撃があった。もうボクのライフはゼロだ。大人しくローブの中で縮こまって猫のように丸くなっている。カルム君とトリィのコンボには、ボク程度じゃとても太刀打ちできなかったのだ。まる。

 

「お…終わった!終わったぞカルム‼︎」

 

 ん?何やら遠くから声が聞こえる。クロエちゃんだろうか?どたどた聞こえるし…これは例のアレでは?カルム君に突撃するやつでは?ぜひこの目で見たい…‼︎寝転んだ状態から上体を起こそうとするが、ボクの目に飛び込んできたのはカルム君の胸板だった。

 

 …なんで?

 

 もしかして突撃したのって背中?別にお腹から突撃するの限定じゃないんだぁ…

 

 っていうかこの勢いだとカルム君がボクにぶつからないか?上手い事避ければ…って今上体を起こしてる途中だから無理じゃん!身動き取れない!

 

 めまぐるしいほどに困惑して加速する思考とは裏腹に、一度動き出してしまった体は止まらない。案の定突っ込んできたクロエに押される形でカルム君が大きくぐらつき、白いローブの上に倒れ込んだ。そう、ボクの上にだ。

 

『むにゅっ』

 

 慎ましやかながら、しっかりと形の整ったそれ。柔らかな双丘に、ローブ越しに指ががっしりと食い込んだ。

 

「痛たた…!ねぇクロエ?突撃はやめてって何度も…あれ?何か柔らかい感触が…っ⁉︎」

 

 倒れ込んだカルム君が咄嗟に手をついた先。白いローブで覆われているため、外からは分かりにくいが…しっかりと感触が伝わったカルム君なら、どこを触ったのかはっきりと分かったのだろう。みるみるうちに顔が赤くなる。

 

「ごっごめんシロ!わざとじゃな…っ⁉︎」

 

 急いで手を退けようとしたのだろう。だが、体を支えている手を無理に離したらどうなるか。答えは簡単。先ほどカルム君が手をついていた場所に頭から突っ込む、だ。

 

『むにゅっ、むにゅり』

 

 ボクのそれは、顔の重さに押しつぶされ、ぐにぐにと形を変えられている。

 

「ほ…本当ごめん…偶々触っちゃっただけで…悪気は無くて!本当だから!」

 

 何が起きたのか。端的にいえば、アレだ。ローブ越しとはいえ、手と顔で。そう…おっぱいを。顔から火が出るかと思うほど、熱が籠っていく。ダメだ。カルム君の顔を直視出来ない。恥ずかしさの極致で声も出せない。次第に意識が遠のいていき、今にも途切れそうだ。薄れゆく意識の中で、少しだけ状況を理解した。

 

「…きゅう」

 

 ボクはどうやら。カルム君に。主人公に。

 

 …ラッキースケベを、されたらしい。

 

Tips:

ゆるふわお姉さんトリィは元騎士団員

 

 トリィは場の空気を和ませるムードメイカーであり、後衛として回復を担当していますが、実は意外と剣術にも長けています。普通の騎士よりか少し強い程度ですが、元騎士団員という経歴は伊達じゃありません。ソロで活動していた時は自身に回復をかけ続けて戦う脳筋スタイルだったとか…?




TS転生者メス堕ちの極意

其の一
先ずはメスである事を理解させよ!

二章以降の掲示板回をいつやるか

  • 一章のように間に挟んでほしい!
  • イベントのように章終わってから見たい!
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