DQM(ダンジョン・クエスト・モンスターズ) 作:クロマ・グロ
本作品は正直ほぼ思い付きと衝動で書いていますのでかなり気まぐれで投稿させて頂きます
一応今書いてる作品で終盤に入っているものがあるのでそちらが終われば投稿ペースが少しは早くなると思います。
ガラガラと馬車が揺れていく音と共に意識が目覚めていく。
どうやら眠っていたらしい。
「お?お客さん起きましたかい?そろそろ例の都市が見えてくるはずですぜ」
馬車の御者をしている男はそう言いながらこちらを見る
「そうですか……短いようで大分長く感じましたよ」
「はははは!無理もありませんよ!
馬車の中でやれることなんて限られてますからたった3日程度の旅でも少人数だと退屈になるものですよ。
何かしら退屈しのぎになる話でもあれば別ですけどそのうちネタが尽きるのがオチですからね」
御者は笑いながらそう答え、馬の方へと向き直る。
「そろそろ到着するのなら改めて荷物の確認だけでもしておかないとですね」
「そうですね、と言っても忘れ物をしないようにとしかアッシとしては言えないんですがね」
「まぁ御者が物を盗もう物なら信用ガタ落ち処か殺されかねませんからね」
「あっはははは!分かってるじゃないですかお客さん!
そういえばお客さんは何故あの町へと?と言っても目的なんて一つしか無いですかね?」
俺はその事を思い出しながら右手の人差し指に嵌まっている大粒の緑色の宝石が嵌め込まれた指輪を見ながら故郷を離れた目的を思い出す。
「他の人の目的がどうなのかは知りません。
俺は故郷で培った技術を高めて新しい高みを目指したいだけですよ」
「つまりは強くなりたいって事ですかい?」
「若干違いますが概ねその認識で間違いないですね」
「まぁ深くは詮索しませんよ、この手の事は詮索してもあまり意味がありませんからね。」
「こちらとしてもありがたいよ、若干説明が難しい部類の話になってたからね」
「そりゃ助かった、アッシみたいな馬車の御者ぐらいしか脳の無い阿呆には小難しい話なんてさっぱりですからね」
そのまましばらく揺られ続けていると進行方向の奥の方に何やら細長い建物のような物が見えてくる。
そしてまだ町は殆ど見えていない事からその建物がどれだけ桁違い大きさを誇るのかが良く分かる。
「…………あれが
「ええ、すごいもんでしょう?
初めてこの町に来たお客さんはみんなあれの大きさにびっくりしてますからね!」
「ええ、話には聞いていましたがやはり現実で見ると全然違いますね」
「そりゃそうですよ!そもそも吟遊詩人の歌ですらバベルの凄さを語りきれないなんてこの町に来たお客さん達からすれば常識みたいなもんですからね」
確かにな……俺は
おそらく内部も
「お?もう外壁が見えてきましたぜ?」
「どれどれ……おおおお!!」
「お客さん良い反応してくれますね?
さぁ到着ですぜ!ここが夢見る冒険者達が集う町、迷宮都市オラリオですぜ!」
ここがオラリオ……思っていたよりも何倍も……いや、何十倍も規模が違う!
やはりフィクションと現実は違うということか!
「ここから……俺の冒険者としての人生……文字通り第二の人生が始まるんだな」
俺が自分の胸にこれからの期待や夢を抱いている間にどうやら馬車の方も外壁の門に到着したようで俺は手荷物を肩に背負い御者の人にお礼を言って町へと入っていく。
ちなみにこの世界では基本的に賃金は後払いの為にしっかりと別れ際にお礼として2200ヴァリスを支払っている。
この世界における金銭価値としては1ヴァリスが日本円でいう所の40円位の認識だ。
例えばどこぞのロリ巨乳を司る神様がやっているバイトなんかの時給が30ヴァリスなことから正確には日本円換算で36円前後といった所だろうが地域によって物価がめちゃくちゃ変わってくるため概ねこの認識で問題は無いと思う。
その事からこの2200ヴァリスというのは日本円なら8万円近い価値なのだが丸三日の移動に加えて夜営やら馬の必要経費等も考えると実は割と妥当処か良心的な部類だったりする。
そして俺のこの考え方から気付く人は気付くでしょうけど自分は所謂転生者と呼ばれる存在でもある。
とはいえ前世の記憶なんてこの世界の知識とある世界の知識くらいのもので自分が何であったかなんてのは殆ど忘れている。
唯一覚えているのがあるゲームをとてもやり込みまくっていたというだけなんだけどね。
さて、問題はどのファミリアに入るべきかなんだが……とりあえずフレイア、ロキ、デュオニュソス、アポロン、ソーマ、ヘルメス、イシュタル、イケロスは論外だ。
特にイケロスは
ロキに関しては俺の
そんなことを考えながら移動していくと一際大きな建物が見えてくる。
「あの建物……見覚えがあるな。
記憶が正しければあれがギルドのはず……ダメ元で何処か入れそうなファミリアが無いか聞いてみるか」
建物の中に入ってみるとその中は多くの冒険者で賑わっており
一番大きな受付の方へと向かうとギルドの職員の人が目の前の窓口にやって来て……ってあの人は。
「こんにちわ、ギルド職員のエイナ・チュールと申します。
本日はギルドにどのようなご用件でしょうか?」
「冒険者になりに来たのですけど何処か募集をしているようなファミリアが無いかダメ元で聞きにきて見たんですけど大丈夫でしょうか?」
「ええ、問題ありません。
先にお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
名前……なんの因果なのか今世での俺の名前はあるゲームのキャラの名前とおなじなんだよなぁ……。
「アンセス・ジョーカーです。」
「ありがとうございます。
現在ジョーカー氏が入れそうな募集となりますと……あ!ジョーカー氏は運が良いようですね。
ちょうど今はロキファミリアが大口の団員募集を行っておりますのでそちらへ向かってみてはいかがでしょうか?」
うげっ……よりにもよってロキファミリア。
だが大手である事は変わり無いし地雷案件やらストーリーでのゴタゴタさえ無視すれば普通に優良物件なのは間違いないんだよなぁ……。
「成る程……念のため他の募集中のファミリアの名前と場所を教えていただけますか?もしダメだった時の保険とこの都市に来たばかりなのでは地図代わりにしておきたくて。」
「分かりました、それでしたら少々お待ちください。」
それにしてもエイナ・チュールか……ハーフエルフの女性であり、この世界……『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』における主人公ベル・クラネルの専属となる人でありちょいちょい関わりが出てくる。
人としては常識人で良識があるからまぁ初心者の俺としてはかなり助かるな。
しばらくするとエイナさんが手書きの地図とファミリアの書かれた用紙を持ってきてくれる。
「お待たせ致しました。
現在募集をしているファミリアはこちらになります。
とはいえ条件としましてはやはりロキファミリアが一番の好条件となっておりますので先ずはそちらから向かうことをおすすめいたします」
「色々とありがとうございます」
「いえいえ、ファミリアに入れましたらまた手続きが必要になりますので私の方へと来てください」
「分かりました」
とりあえず良い情報は貰えたな。
だがロキか……とはいえ他のファミリアは見た感じ一部地雷混ざってはいるしあまり条件が良くなさそうな所もある。
一度行ってみるか?
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地図に従いロキファミリアのある場所へと向かうとちょうど入口の方に一人のエルフ……もといハイエルフと貧乳を司るげふんげふん、この大手ファミリアの主神である神ロキが入口の方にいた。
「ああん?」
神ロキに睨まれた!?嘘でしょ考えてることがバレた!?
「おん?なんや君ごっつ可愛いやん!新しい入団希望者なん?なぁなぁリヴェリア!この子すぐ入団させてもええか?」
「おいロキ……君、うちの主神がすまないな」
「いえ、大丈夫ですよ
それにしても……ハイエルフの方に主神であるロキ様が門にいるとは……入団希望の俺としては試験が少々怖くなってきましたね」
「そんなに畏まらないでくれ、私はそういった扱いはあまり好きではなくてな」
「良く言うわ~、君そんな事良いながら全然身構えてないやん!
おもろい子やね~。」
「いえいえ貧乳を司る神様程では……」
「誰が貧乳を司るんじゃい!?つか何で下界の子がその弄りを知っとるんや!?」
あ、やっべ……どう誤魔化したものか。
「クスッ……確かに面白い少年だ。
普通入ろうと思うファミリアの主神にそんな事を面と向かって言う人間はそう居ないぞ。」
「いやぁ、弄りがいのありそうな
「そうかそうか……良かったなロキ、面白い子が入ってくれそうで。」
「リヴェリアも何笑っとるんや!?
まぁええわ、そんじゃ面接場所までつれてったるさかい一緒に行こうやないか」
ノリ軽いなぁ……つか主神自ら連れてこられた人物への面接とか絶対プレッシャーかかるよなぁ……。
「良いんですか?」
「モチや!それに君みたいなカワエエ子が眷属になってくれるんなら大歓迎やわ!」
「まぁ軽く話した限り君なら大丈夫だろう。
ウチもこの間の遠征でメンバーを多く失っていて人員が不足しているんだ、面接と言ってもそう難しいものじゃないから安心するといい」
いや面接で安心してくれとか全く信用出来ない言葉なんですけど……。
「まぁまぁ細かい事気にしてたらハゲるで?
ほな早速行こか」
「えっ!?あ、ちょっと!?」
結局俺は神ロキに引きずられながら面接会場へと向かうことになった。
流石にこの体制で会場入りするのは恥ずかしいから普通に歩きたかったが悲しい事に【
もう少し鍛えれば良かった……。
「ん?ロキにリヴェリアじゃないか、入口の方で良さそうな人物でも見つかったのかい?」
「まぁそんなとこや」
「ロキ、いい加減離してやったらどうだ?
流石にこの連れ方はこの少年が可愛そうだ」
「あぁメンゴメンゴ」
結局面接会場まで引きずられてしまった……しかも振り替えって会場を見てみると目の前にはこのファミリアの団長である金髪の少年のようにも見える容姿をした人物……【
「やぁ、ロキが迷惑をかけたみたいだね。
先ずはお互い自己紹介と行こうか。
僕はフィン、このファミリアの団長をしている者だ。」
「アンセス・ジョーカーです」
「ッ!」
俺のファミリーネームを言った途端に神ロキの顔つきが変わって笑みを浮かべる。
まぁジョーカー……切り札なんて神ロキと関わりがありまくりだからなぁ……
「さて、先ずはこのファミリアに来た理由を聞こうか」
「単純にこのファミリアが一番条件が良かったと言うのが一つ、あとは大手のファミリアなので下手な所に入るよりは今後の生活に支障が出ることは少なそうなので」
「成る程ね、ロキ?」
「ウソはついとらんね」
「なら良かった。
じゃあ君はこのファミリアに入ったら何を成したい?」
「…………【
フィン団長がロキを見るとロキは頷く。
するとフィンは自分のいたデスクを離れてこちらへと来る。
「なら最後に質問だ。
君は僕達に害を成すつもりはあるかい?」
「へ?特にありませんよ?と言うか神は確かウソが分かるんですよね?
俺が例えそのつもりがあってもバカ正直に面接に受けにはきませんよ。」
「なんやバレとったのか、フィン~もうええやろ?」
「はぁ、ロキは全く……騙すような真似をしてすまないな」
「いえ、当然の警戒だとは思います。
というか今の質問もせいぜい保険ってとこなんじゃないですか?」
まぁやらないよりはやった方が安全面考えるなら良いだろうし大口の募集らしいからな。
「その認識で間違ってはないよ。
特に問題は無さそうだね、新しいメンバーとしてこれからよろしく」
フィン団長は手を差しのべて来たのでその手を取り、握手をする。
「こちらこそよろしくお願いいたします」
ロキファミリアか……まぁ贅沢は言ってられないし好条件なのは間違いないないからな。
ソード・オラトリアには関わりたくないなぁ……。
「いよっしゃぁ!!んじゃ早速【
「へ!?ちょ!?」
結局俺の抵抗虚しくまた引きずられてしまう。
しかもフィン団長とリヴェリアさんは苦笑いをするだけで止める気はないようだ。
あぁ……もうどうにでもなってくれ。
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結局俺は神ロキの部屋まで引きずられて来てベッドに座らされた。
「邪魔な服なんか脱いでうつ伏せになるんや、早速刻んであげたるから……ぐへへ……ぐへへへへ」
神ロキ、すっげぇ犯罪臭がひどいです。
とりあえず背中に刻む関係上邪魔なシャツを脱いでベッドの上にうつ伏せになる。
背中に馬乗りになる形で神ロキが乗って何かを垂らしてあく。
唾液じゃなくて血だよね?そうだよね?
すると背中から何か妙な熱を感じる。
どうやら無事に【
「出来たで~。
さてさて結果は~っと…………」
神ロキが背中から降りたのを確認して脱いだ服を着ると何故か彼女が険しい顔をして固まっていた。
その手にある用紙に写っている俺のステイタスを見てみると……
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アンセス・ジョーカー
Lv.1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【】
《スキル》
【
・迷宮内部にて常時発動
・
・
・迷宮の加護を受ける
【
・
・
・仲間
・
【
・仲間
・同種の
【
・一定の強さに達した
・生み出した
・配合をした際に
《転生配合》
・一方の
《配合啓示》
・特殊な組み合わせによって生み出される
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…………知ってた。
俺の故郷そういう場所だったもん……
「ッ!!」
そして急に頭にあるレシピが浮かぶ。
完成形がなにになるのかは一切分からないがそれに必要な
それにしてもこの素材……迷宮は冒険者の三大
そしてしばらくフリーズしていた神ロキが目を見開いて……
「なんっじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
と大きな叫び声を上げた。
そしてうちの主神様の叫び声はオラリオの全てヘと響いたらしい………
本日のレシピ
・ダークゴライアス
+
・ジャガーノート(強化種)
+
・アンタレス
+
・
配合結果???《幻獣系SSランク》