うつけが斬るっ!   作:例のサーモン

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はじめまして、例のサーモンと申します。
アカメが斬るを見ていてどうしても書きたくなったので初投稿です。
原作改変は一部のみで、原作は出来るかぎり違和感のないようにしていきたいです。
一部の改変・・・?サヨとイエヤスが生きててもいいじゃないか!という思いから
この作品となりました。。。。


プロローグ

 

 

丹波亀山城においていよいよ出立という時。

決意を胸に秘め、将は声を震わせた。

  「・・・時は今。

      雨が下しる

      五月かな

  皆の者。これより出立いたす!

  我等の目的地は・・・

  本能寺である。

  これより天下は・・・この明智光秀が獲るっ!」

 

男が眠りについたその後。

外の物音にて男は目を覚ました。

音の正体は、男には軍兵の進軍の音と思えた。

「・・・お蘭!お蘭はおるか!」

「・・・上様・・・これは・・・」

「・・・お蘭。ただちに物見をしてまいれ」

「・・・ははっ」

「・・・何事でございますか?」

「・・・濃か、そちにも聞こえておろう」

「・・・?これは・・・まさか。」

濃と呼ばれた女性は音の正体を想像し凍りついた。

それは戦の際に聞こえてくる音とまったく同じだったからだ。

そこに物見から帰ったお蘭と呼ばれた将が戻ってきた

 

「・・・上様!軍兵が!軍兵が寺内に侵入しておりまする!」

「・・・うむ、して旗の紋所は?」

「・・・き、桔梗にてございまする」

「じ、十兵衛殿が・・・何ゆえに・・・」

 

「・・・うわっはっはっは!

    やはり光秀めにしてやられたか。

    天下布武を邪魔する輩は家中では光秀と思うていたが」

 

男はもう既に自らの死に場所がここであると感じていた。

であればこそ逃げる事など男の中には存在しなかった。

 

「・・・かくなる上は是非もなし。

    来る者すべて地獄へ道連れへしてくれる!

    濃!そちは侍女らと共に落ちよ!」

男のその言葉は聞くと濃は頭を振り、声を荒げた。

「・・・いやでございまする!

 父方の家は既になく、母方の家の者が謀反とあらば。

 わらわにもう帰るところなどございませぬ」

「殿のお供をさせてくださいませ!

 わらわは・・・わらわは殿にどこまでも

 ついて参りとうございまする!」

 

男は己と共に死ぬと答えた濃を見た。

 

「・・・ふっ・・勝手にするがよいわ

 わしもあとから参るでの

 六道の辻に道を踏み迷うな!

 そして髪を乱さず笑って待っておれ!」

 

「行くぞ、お蘭!!

 光秀が手の者を斬って斬って斬りまくってくれようぞ!!」

 

そう言葉を発した男の顔は死に直面してなお輝きを増していた。

 

「この森蘭丸、地獄まで上様について参りまする!!」

 

「・・・殿、お逃げくだされ。もう、ここまで敵が・・・」

「・・・・・お蘭。これより奥の間に入る。何者であろうと通すな」

「・・・・・」

「そして、頃合いを見て、火をかけい」

「・・・はっ・・」

 

男は火の手の上がる奥の間にて、自らの最後とする事を決めた。

男が舞う。

---人間五十年。

  下天のうちを

  くらぶれば

  夢幻のごとくなり---

男が舞う。揺らめく炎と共に。

 

 

後世において戦国の覇者、魔王と呼ばれる男の最後。

男はその生涯を炎の中で終えた。

・・・だが、最後の瞬間。

大きな光が男を包んだ事はどこにも記載されていない。

 

―――その男の名は「織田信長」

―――これは魔王が見る華蝶の夢。

 




短いですが投稿。
次回ではチョウリさんや、ゴドー大将軍の出番あり?
つたない文章で申し訳ないです・・・
少しでも楽しんでもらえたらうれしいです。
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