「ヤー、ダメでスね! サンプル採取不可能! 笑えル! アハハハハハハ!!」
「疑うわけではないが、本当に私は吸血鬼だったのか」
昨日は疲れて寝たからな。
例の脳の状態とか調べてもらうため、Dr.ヤクギメックスの研究室に来たんだが。
採取した体組織が、すぐ塵になってしまう。
見ててシュール。
髪の毛とかも、落ちるとすぐ塵になって消える。
「吸血鬼スゴーイ!」
「抜け毛とかも、しばらくしたら消えちゃいますからね」
「……貴様、ゲロを吐いていなかったか?」
サイコレズ参謀に言われると、例外がやたら思い当たるんだが……。
「胃液自体はすぐ消えるんですが、消化途中のものは私の体じゃないので……」
「だったら、うどんなんか食うな!」
もろに形の残ってた麺を掃除したの俺だぞ!
胃液オンリーだったら普通に消えてたんじゃねーか!
「吸血鬼だって、うどん食べたくなる時があるんですよ!」
「じゃあ朝のはなんだ! 貴様の一部の毛だけ、なぜ残る!」
「そこはほら、私はデスアクメ様の一部なので、デスアクメ様の体に触れている間は、離れていない扱いに……」
う、嬉しくない仕様~~~!
「だったらなおさら、わかっていて顔の上に乗るな!」
「ちゃんと残るから血とか唾液とか交換できるんですよぉ」
「ぐぬぬぬ」
確かに、そっちはさんざんしてるけど! けど!
ん? 逆に言うと他のヤツとしても、サイコレズほど深くはできないわけか。
「それに、消えちゃうから衣装とか持ち物に私の体液が残ったりしていなかったでしょう?」
それ、ドヤ顔で言うことじゃねぇからな。
「貴様に直接される私の肌は、ずいぶんな臭いになっていたがな」
「そこはマーキングですし♡」
うぐぅ、ここで怒れなくなってる辺り、やはりまだコイツに屈服してる部分が……。
「そ、それにしたって毛は邪魔だろうが! あのまま人前に出ていたらどうする!」
「わかりました。剃ります! よかったら剃ってください!」
「え……あー……うーん、傷がついたり……いや、大丈夫か」
剃毛プレイってアレだよな。
シェービングクリーム塗って剃るんだよな。
転生前でも電動シェーバーしか使ったことないから、安全カミソリでも気を使う……再生するから大丈夫とはいえ……うーん。
「よかったら、私にもデスアクメ様の毛を剃らせてください!」
実際、
衣装上、はみ出さないかいつも気になってはいた。
そう考えると、剃ってもらうのはアリか。
「まあ……かまわんが」
「やったー!」
喜ぶことかぁ?
「あノー、私の研究室で、いちゃつかナイで欲しイかな?」
「「アッハイ」」
ドクターの冷たい声で我に返った。
確かに
他にもまだまだ確認すべきことはあるのに!
「すまん。まだ確認事項がある……NTR(部隊の名前)の捕虜二人の肉体面で共通する部分はあったか?」
「アー、あッた! ありマシた!」
特殊能力者にはやはり、一定の共通点があるってわけか。
「しかーシ、この二人には間違いナイ事案だけど、将軍や長官に一致しマセん! 総帥にも!」
「どういうことだ?」
「遺伝子から見て、コの二人は共通の親を持ッテいます! イボなンとか!」
「異母姉弟、または異父姉弟ということか?」
「ソーそれ!」
「…………そうか」
まさか……いや、そういうことか?
「貴様、連中側の科学者……ハラマセとか言う奴の遺伝子を持っていると言っていたな?」
「持ってル!」
「それも比較してみろ。私の懸念通りなら、ヤツも同じ親を持つはずだ。念のために将軍と長官についても、もう一度確認しておけ」
「??? わかりマシた!」
「ど、どういうことです?」
「特殊能力者……その全員の共通点がわかってきた。参謀、カベジリ長官と共にNTRの内部スタッフも洗い出し、まとめておけ。名前、性別、年齢、公的な能力者か否かだけわかればかまわん」
「了解しました!」
俺は……そうだな、まずは将軍に話を聞くか。
本当にそうだったらマジでクソだな。
いらんトコだけ、重いゲームみたいな設定しやがって……!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「――そうか。聞いて悪かったな」
「いや、私こそ、話していなくて……」
ハメゴイ将軍にしては珍しく、言葉の歯切れも悪い。
俺もこんなこと、聞きたくなかったわ。
たとえ本人的に整理がついてても、第三者におおっぴらに話したくないだろし、話した後の空気も最悪だよな。
「私も、どうやら同じ理由で能力を得たらしい。私自身の能力でソレも記憶ごと消してしまったから、わからんがな」
「何!? も、もしかして、私の記憶も……」
消してくれと言いたそうだが。
そんなデリケートな操作、できるか!
「やめろ。他人のものとなれば加減もできん。貴様の精神そのものを消す可能性が高い」
「…………」
それでもいいからって顔しやがって。
こんなことで、すがりつくような目されても嬉しくねぇんだよ。
「聞いた私が悪いと、理解はしている」
「う……うぅ……」
もー、また泣くし。
長身の将軍相手でも抱きしめながら、よしよししてやれるのが
はぁ。
正直、俺自身もかなり凹んでるわ。
予想が外れててほしかったけど……やっぱ外れてくれないんだよな。
「気に病むな。貴様は何も悪くない」
「…………そう、だろうか」
たぶん、長官もそうなんだよな。
バカエロゲなのにクソすぎだろ。
なんでヒロインの内、少なくとも3人が
まだウツボッキーがわからんが、ハラマセ博士も同じ親を持ってるとしたら。
この世界において、特殊能力を発現する鍵ってのは……。
ヤツ……
出産すれば子が能力を発現させ。
堕胎すれば母が能力を持ち続ける。
母親に留まった方が発現する能力は強い。
――たぶん、それで間違いない。
堕胎後に発現したか、受精時に発現するのかは知らん。
能力者があふれてないところ見ると、ヤツの受精率はそこまでチートでもないと思いたい。
どっちにせよ、アリスソフトとか型月の最悪部分を移植してきたような設定だな、クソが。
文字通り、ヤツは種付けおじさんで、それによってヒロインを特殊能力者に変えてくわけだ。
能力者モノなら、ヤるほど周りに能力者を囲えて便利かもしれんね。
妊婦ヒロインは強い能力持ってて、より強い能力ガチャするために出産後にまた孕ませたりね。
される方にとったら地獄だけどな!
「今は私の指示を聞け。ヤツを始末しさえすれば、すべてに終止符を打てるのだ」
「……総帥は、本気で時間停止という能力に備えているのか」
また、そこからかよ!
こいつらなんで、そんな時間停止を頑なに信じねーんだよ!
吸血鬼や物理法則無視がこんだけいるのによ!
第一、世界征服をガチでやろうって方がよっぽど頭おかしいだろが!
しかも……ん?
そうだ、俺らなんで世界征服なんかしてるんだ?
俺らに今必要なのはどっちかというとメンタルケア……いや、まさか参謀、アイツ……俺ら、いや主に
このへん、改めてまた参謀に聞かないとな。
それと時間停止を受け入れない点、主人公補正かと思ってたが……これだけ、俺やサイコレズに主人公権限がシフトしてもぜんぜん揺らがないの、なんか不自然なんだよなぁ。
何かまだ、見逃してる点があるんだろか。
「はぁ……ままならんな……」
「んっ……ん……♡」
はっ。
無意識にハメゴイ将軍の体をまさぐりながらキスしてたわ。
いつもサイコレズといる時のクセが……!
ヤツに見つかったら、また……いや。
ここまで俺らが被害者の会ってわかったんだし。
もう開き直って
シーンを埋めていく方が、タネツケ野郎に巻き返しの機会を作らず動ける。
イベントをガンガン埋めちまえば、ヤツは単なるヒロピンイベント要員だ。
とはいえピンチの裏側があまりにも重いから、今のうちに将軍と長官のメンタルケアが必要でもある。
「拒むなら、これ以上はせん。だが、その言葉がなければ……強引にでも、貴様を味わうぞ」
「………………」
無言で小さく頷くの、かわいいな!
いつものキャラや外見とギャップあって点数高いよ!
そんなわけで、昼食までの数時間。
ソフトなプレイで、ハメゴイ将軍とのイベントCGを回収したのだった。
■イベントのリザルト
01:デスアクメ×サイコレズ(初プレイ)
02:サイコレズ×デスアクメ(逆転調教)
03:デスアクメ×オナホ(ウツボッキーから寝取り)
04:デスアクメ×オナホ(心を無にして攻めプレイ)
05:サイコレズ×デスアクメ(闇中分身攻め)
06:デスアクメ×ハメゴイ(慰めックス)New!
?:デスアクメ×サイコレズ(剃毛プレイ、逆転の可能性も大)Reserved!