斜め下に抜きゲー悪役TS転生   作:神谷涼

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26:血の絆

 

 オナホ(捕虜にした隊員名)に聞いても、内容は大差なし。

 さすがに幹部全員の前でエロイベント発動は、ハードル高い。

 メスイキ(隊員名)と同じく虐待まがいの真似をしないよう、ドクターに言っとくだけになった。

 

 ただ。

 あの、オナホちゃんの能力が使えないよう延々と地下に掘りぬいた専用監禁部屋で気づいた。

 能力範囲、能力無効。

 そこをうまく処理すれば……いけるかもしれん。

 

 で、サイコレズ参謀とカベジリ長官には敢えてNTR(部隊の名前)ではなく、世界征服作戦の調整を頼み。

 今日は基本的に待機、つまり休憩として。

 アジト内の様子を見て回ったりして過ごし……。

 

 そして夕食後の夜。

 

 自室……といってもサイコレズ参謀の部屋に戻ったわけだが。

 

「なぜ私は呼ばれているのだろう! 弾劾なら逃げたいのだが!」

 

「そういうつもりはない」

 

「ベッドの方なら、私は午前だけで疲労困憊しているのだが!」

 

「あの、さすがに3Pは心の準備が……」

 

「違う」

 

 部屋の主であるサイコレズ参謀だけでなく、ハメゴイ将軍も呼んでいる。

 以前あったモニター台やら椅子やらは、俺が押し掛けた日に能力で消去した。

 そして、その後は二人してベッドだけあればいいような生活をしてたから……この部屋には家具がベッドしかない。

 

 だから、三人でベッドに座っているわけだが。

 

 うん、ごめん。

 このベッド、めっちゃ湿ってるわ。

 俺とサイコレズの夜と朝の性活のせいで。

 二人で平気で寝てたけど、人を呼ぶと自覚するえぐい性臭。

 

「と、とはいえ部屋に連れ込まれて、このベッドに座らされるということは、だな!」

 

「落ち着け。立っていてもかまわん」

 

「なら、そうさせてもらおう!」

 

 よっぽど居心地悪かったのか、すぐ立ったな。

 

 ホント、じっとりしたベッドですまん。

 カベジリ長官に頼んで、テレポートで布団を干しに行くか……いっそ新しい布団にすべきか。

 でも二人でいろいろと汁も出るし、消去だと布団やマットも消えるし。

 プレイ用マットを持ち込むとか……。

 

 ああいや、いかんいかん。

 将軍を呼んだ目的はプレイではない。

 本題に入らねば。

 

「将軍、参謀。二人とも服を脱げ」

 

「「えっ」」

 

「ま、待て! 違うと言っただろう!」

 

「そ、そうですよ! 確かにハーレムに協力するとか言いましたけど!」

 

 ん?

 ああ、そうか。

 

「そういう意図ではない。これから私の能力を使う。貴様らの服を逐一消すわけにもいかんだろうが」

 

 毎回、服消してるから……そのうち、着替えもなくなりそうだし。

 

「能力を!? なんのために!」

 

「脱がなければ服が消えるだけだ。全裸で自室に戻りたくなければ、脱げ」

 

 言葉だけ聞くと、確かに我ながらひどいな。

 キャラの名前がアレだから麻痺してきてるのか。

 

「あ、あの、ではどうして私の部屋で……」

 

「他の二人にはまだ早いからな。信頼できる貴様ら二人にまず、試さねばならん」

 

「信頼……ふへへ、わかりました……では……」

 

 信頼できるって言うだけで、わかりやすく表情かわるなー。

 そして相変わらず簡単に脱げる服だなー。

 

「それで脱ぐのか、参謀!」

 

「貴様も脱げ」

 

 元アイドルだけあって脱ぐハードルたけーな。

 

「ぐ……カメラで撮ったりしないでもらいたい!」

 

 後ろ向いて恥ずかしそうに脱がれると、ムラッとくるじゃねーの。

 男の体だったら、反応してたな……。

 

「あっ♡ デスアクメ様♡」

 

 言いつつ、脱いだサイコレズを抱き寄せてあちこち撫でまわしてしまってるけど。

 コイツのせいで、なんか性的所作を脊髄反射級に刷り込まれた気がする。

 思えば、コイツと初めてヤってから数日しか経ってないのにな。

 

「ぬ、脱いだぞ!」

 

「…………」

 

 恥じらいながら目の前で脱いで、胸とか股間とか手で隠されると……なんか新鮮で興奮するな……。

 いつも能力で服消しての、ラキスケ展開ばっかだったもんな。

 今回は俺の方は服着たまま、脱いでくトコ鑑賞できるのも大きい。

 正直、いつもの衣装で体のラインほぼ丸見えだし、パンツも普段から着けてないの知ってるんだが。

 これは、なんというか……。

 

 視姦! せずにいられない!

 

「なぜ凝視する!」

 

「ああ、では三人で固まるぞ」

 

「はい♡」

 

 ごまかし半分にベッドから立って。

 参謀と将軍を二人とも両脇に抱える。

 

「脱いだ服も、ベッドも範囲外になっているな?」

 

「大丈夫です!」

 

「ああ、服は離した……!」

 

 いつものように振舞おうとしても、言葉の端々に緊張が見えるハメゴイ将軍。

 かわいいじゃねーの。

 

 とはいえ、不安を解消するため。

 種付け野郎をさっさと始末するためにも。

 今は能力検証を兼ねて、なんとかストーリーを進展をさせるしかない。

 

「では、使うぞ」

 

 黒い炎が俺の内からあふれだし、三人を包み込んだ。

 

 

 

     ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 特定事象に対する、おそらくは世界規模の認識阻害。

 俺の“絶対存在”はそれを無効化してる……はずだ。

 さすがに転生者だから効かない、なんて微妙かつわかりにくいチートじゃねぇだろって信じたい。

 参謀にも認識阻害が効いてる以上、吸血鬼チートでもないだろしな。

 

 その前提で。

 

 能力発動して、能力範囲内で会話すりゃ時間停止について認識共有できるんじゃまいかって考えたわけだ。

 この二人なら能力の中で消去されずいられるし。

 三人で会話すれば、検証もしやすい。

 共有して能力解除後に再び認識阻害されても、情報共有しやすいし。

 何よりネームド以外は認識もろくにされない、閉鎖環境同然の世界で孤立してるのきつい。

 

 結論から言うと、成功した。

 

 いろいろ説明を重ねると、二人とも時間停止を認識できた。

 自身が“なぜか信じられなかった”ことで認識阻害能力のやばみもわかってくれた。

 

 わかってくれたんだけど。

 この体(おれ)自身がどんな目にあったか、半ば推測でも話すことになって。

 

 すべてを知り、しっかり認識した結果……。

 

「あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! ぐぶっ……おぼろろろろ…… あぁぁぁいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! あいつが! ぐ……おぶっ……」

 

 ハメゴイ将軍が殺意の波動に呑まれ。

 断続的に吐くゲロ……今は胃液が、俺の能力で消去されてる。

 

「能力がなかった頃のデスアクメ様を監禁レイプ……受精……堕胎……だから自ら記憶を……ははは……初めてですよ、ここまで私をコケにしたおバカさんは……」

 

 サイコレズは血涙ながしながら宇宙の支配者みたいになってる。

 お前、妊娠以外はだいたい同じようなこと俺にしたじゃねーか。

 

 二人が激情にかられまくってるおかげで、俺は冷めてる。

 将軍は特にメンタルダメージ入りまくってる。

 

 時間停止能力者の種柘植(たねつけ)肝夫(きもお)

 どうやらアイドルだったハメゴイ将軍の握手会とかに来てたらしい。

 粘着的なファンで、資金力と立場を利用して接待まがいもさせてたとか。

 だから最初に名前でた頃から、将軍はヤツのことを知ってたのか……。

 

 そいつが将軍を襲った上、事件後に大量に罵倒メール送ってきたとか。

 自作自演扱いで炎上したのもヤツが煽ったのが大きな理由だとか。

 たぶん将軍が通報してなきゃ、延々と犯しに通うつもりだったんだろ……エロゲ的にはよくある流れだし、それで逆ギレして罵倒し、炎上も加速させたわけか。

 

 そりゃ、将軍もこうなるか……。

 というか、知ってこうなるってことは、俺が言ったのマジでまったく信じてなかったんだな。参謀以外じゃ最も関係深いと思ってたのに、ちょっと凹むんですけど。

 

 そんでも狂乱状態の将軍は見てて痛々しい。

 それに、能力解除したら認識阻害をまた喰らうかもしれん。

 なので俺としても、もう一つ。

 思いついたコトをしてみよう。

 

「……おい、参謀」

 

「ああ……なんてこと……あの頃、どれだけ断られてもきちんと発信機と盗聴器を持ち物に仕込んでいれば……いえ、私が生やして先にデスアクメ様の卵子を着床させておけば……」

 

 いつの間にか単なる願望になってるじゃねーか!

 しかも俺にはぜんぜん笑えん内容!

 

「参謀」

 

「ぐごっ」

 

 脳天を思い切り殴ってしまった。

 感触的に頭蓋が割れて首が折れたっぽいけど、すぐ治るあたりコイツつえーなー。

 今じゃ、俺が消去しようと思っても消去できないことがバレると、実際さっきの実行されそうでコワイ……しかも、俺自身が抵抗しなさそうなのがもっとコワイ……。

 と、それより。

 

「貴様に噛まれた時、私自身も吸血鬼の力をいくらか取り戻していたな」

 

「そ、そうですね……」

 

 涙目で上目遣いされても、今しがたの発言聞いてると素直にかわいいって思えねー。

 参謀の顔を掴んで、俺の首筋に押し付ける。

 

「やれ」

 

「ひゃ、ひゃい」

 

 牙を突き立てられた。

 

「っ……♡」

 

 やば、やっぱ吸血きもちいい……。

 体が火照って、渇いて、こっちも吸いたくてたまらなくなる。

 

 吸血鬼という己の正体を知って初の吸血行為のせいだろうか。

 口の中で犬歯がせり出し、己が吸血鬼だと自覚できる。

 この体(おれ)は吸血鬼能力の大半を、サイコレズに渡したみたいだが。

 本質は変わらんはずだ。

 だから……。

 

「あいつ……あいつを、絶対に……! ぐ、ぅぅぅ、絶対に……!」

 

 まだ狂乱状態のハメゴイ将軍。

 

 その首筋に顔をうずめて……牙を突き立てた。

 

「あふ♡」

 

 普通の人間にとっても気持ちがいいのか。

 突然の快楽に、将軍が気の抜けた甘い声を漏らす。

 

(あー、浮気! 目の前で! 私というものがありながら!)

 

(やかましい! 情報共有のためだ、貴様も将軍の吸血鬼化に協力しろ!)

 

(なな、なんだこれは! 二人の声が頭の中に……!)

 

 セクロスの時しか吸血してなかったんだけど。

 なんか吸血中はテレパスっぽいの通じるのね。

 だから吸血しながらすると、快楽が共鳴して倍増する感じになるのか……なるほどなー。

 

 思わぬ発見。

 

(将軍、貴様には吸血鬼になってもらう。日中の活動が少し制限されるが、三人で確かなつながりを作っておけば、能力解除しても認識阻害の影響を防ぎやすいはずだ)

 

(そうなんですか?)

 

(そうなのか?)

 

 まあ、参謀もしっかり認識阻害効果を受けてたからな。

 俺としては、将軍が暴走したり思いつめないようにってメンタルケアのためにも同族化しておきたい。エロゲ法則的に考えて、快楽こそ最大のストレス軽減。エロの傷はエロでしか癒せない世界。

 将軍を吸血鬼化しておけば、俺の能力影響を受けない可能性がさらに高くなる。再び認識阻害を受けても、気軽に能力で覆えるなら、解除も容易だ。

 生命力自体が強くなるから、危険な目にあっても負傷しない。ないと思いたいが、ヤツら側に捕まるとリョナられる可能性だってあるからな……。

 

 あとまあ、あれだ。

 

 再生能力持ちになれば、アッチ方面でもしっかり付き合わせられるからな!

 3時間でダウンは俺としては物足りんし!

 サイコレズみたいな、吸血プレイもできるし!

 




 オナホちゃんとのやりとりをつらつら書いてましたが、なんかグダった内容にしかならないので自主没。
 話としてサクサク進む方向で舵を切りました。

 吸血鬼化した将軍、外見上はちょっと血色悪くなる程度です。

 なお、デスアクメ様は無限精力の愛人を複数にする(性的な意味での)危険性にまったく気づいてません。
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