はいふり&ガルパン はいふり側(完結)   作:春はる

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この話の内容は。ガルパン側の第7話と同日になってます。

本編をどうぞ。



後日談

 

〜2日後〜

 

 

〜5月7日〜

 

 

〜桜視点〜

 

 

ラット事件が終結した日から2日が経った5月7日。

 

横須賀男子は、今日から1週間の休みとなった。

 

2日前は横須賀港に戻ってきて沈んでいく晴風に敬礼をした後、横女の生徒は一旦全員が病院で検査をする事になり、横須賀男子の生徒に関しては、学校へ戻る事になった。

 

その為、俺を含めた男子校の生徒たちと横女の生徒達は別れる事になったので、皆と少し会話をしてからこの場は解散となった。

 

横須賀男子は、学校に戻った後に生徒数を確認や保健室での体調の簡易的な検査をして、詳しい話等は翌日にすると言われたので解散となり全員は寮へ戻って、その日を終えた。

 

そして翌日……まぁ、昨日の事なんだけど、昨日の朝に講堂で詳しい話をするとの放送がされたので、講堂に集合となった。

 

講堂に集合し、東葉校長から詳しい話がされた。

 

それが明日(今日)から1週間の休みという事を聞かされたんだ。

 

休みにした理由としては、まず俺等が乗っていたしらねが、相当な無茶もしていたからドッグ入りになった。

 

それだけではなく、捜索していた他クラスの艦も修理や艦体チェックが必要になった。

 

しらねクラス以外の他クラスも戦闘になったり、戦闘をしてなくても予定外の長期間の航行だったのも相まって、全クラスは艦が無い状態になった。

 

普通の授業や艦を必要としない実習等もあるんだけど、今回の騒動は予定外の出来事だったので、艦を必要としない授業関係の日程や内容に関する調整が必要となった。

 

そう説明してくれた後に、"皆も疲れが溜まってるだろうから、1週間は休んでゆっくりしてほしいというのが一番の理由だ"と、校長が教えてくれた。

 

つまり、いろいろと理由があるが生徒達を休ませるが大きな理由だったわけだった。

 

だけど、その1週間の休日に全クラスの艦長(クラス委員長)は、顛末書と始末書を書いておくように言われた。

 

俺も含めて"え〜"と声を上げたけど、他クラスの艦長が"まぁ仕方ないか"と言っていた。 

 

他クラス艦長A「横女の方が顛末書とか始末書の量がヤバそうな気がするぞ」

 

他クラス艦長B「それもそうだな。それよりは少ないだろうな」

 

桜「書きながら、上手く過ごしますか」

 

そんな感じの一言の会話をして、講堂での説明は終わった。

 

その後、学校内の各クラスの教室に移動し先生から話を聞いて、俺は顛末書と始末書のプリントを貰った。

 

この後は、この日に出来る授業を受けて解散となったんだ。

 

 

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そして、今日の午後。

 

俺は薫と応急整備長の裕太の2人と一緒に、戦車道全国大会抽選会が行われている場所の港に連絡船で向かっていた。

 

なんでそんな場所に向かっているのかと言うと、一ヶ月ぶりに姉ちゃんに連絡を取った時に、1週間休みと聞いた姉ちゃんが"会おう!"と言ってきたからだ。

 

まぁ、一ヶ月も連絡取ってなかったし、今回の騒動についても少しは話をしておいた方がいいと思ったからだ。

 

話自体はラットの詳しい事とかは流石に話しては駄目だけど、それ以外で校長や教官達……学校側から許可を貰った部分だけ話をするつもりでいる。

 

裕太も一緒にいる理由は、単純に裕太の妹が大洗に通っているので、俺と薫と同じ様に久しぶりに会いに行く事にしたらしい。

 

それで、タイミング良く俺と薫と同じ日に帰る予定だったから、一緒にいる。

 

ただ、裕太は妹に会った後に聖グロに通っている彼女のダージリンに会いに行くらしい。

 

俺と薫は学園艦にある宿で一泊してから帰る予定だから、裕太とは別々に帰る事になっている。

 

夏は休日の間は島田家で過ごす予定だから帰省するらしく、家で過ごす間に彼女の西住まほがいる黒森峰へ行く予定もあると言っていた。

 

他の皆もそれぞれ予定で過ごすとのことだった。

 

クラスの皆の予定を思い返しながら、船にしばらく乗っていると港に着くアナウンスが流れたので降りる準備を始めた。

 

 

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〜抽選会場近くの港〜

 

全国大会の抽選会が行われている地域にある港に着いた。

 

何故、大洗の街の港や学園艦に向かわなかったかと言うと、ちょうど戦車道全国大会の抽選会が今日あったらしい。

 

それで、その会場がある地域の街で過ごすと連絡が来たからだ。

 

夕方過ぎぐらいには学園艦に向かう連絡船に乗って帰る事も教えてもらった。

 

裕太「桜、俺は違う場所で待ち合わせだから」

 

桜「分かった。また学校で……」

 

裕太「うん、じゃ」

と、裕太の返事に頷いてから、俺は周りを見渡した。

 

桜(……で、もう港にいるって、姉ちゃんは連絡してきたけど、どこにいるんだろう……)

と、内心で思いながら探してると、袖を引っ張られた。

 

薫「……杏、見つけた。……柚子と、桃もいた……」

 

杏「さーくーらー!!」

 

桜「!」

 

薫は言葉に"どこにいる?"って聞き返そうとした瞬間に、名前を呼ばれた。と思った瞬間には、抱きつかれて尻もちを付いてしまった。

 

桜「姉ちゃん、いきなり抱きつかないでよ」

 

杏「いいじゃん。何があったのかは、ブルマー2人からなんとなくは聞いてたし桜と薫のこと信じてたけど、心配はしてたしね。薫も無事で良かったよ!」

 

薫「……うん、僕は……無事……!」

 

姉ちゃんに離れてもらって、立ち上がった。

 

柚子「桃ちゃんも家族の皆と仲いいけど、会長も桜ちゃんと薫くんと本当に仲いいですもんね」

 

桜・桃「「桜(桃)ちゃんと呼ぶな!」」

 

柚子「久しぶりに、そのツッコミが聞けました!」

 

桜「喜ぶ事じゃないでしょ……」

 

薫「……近くの、カフェとか……で、話さない?」

 

隣で苦笑いしていた薫がそう言ってきたから、移動することにした。

 

 

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ーーーーーーーーー

 

 

〜カフェ〜

 

 

杏「いや〜、そんな風になってたとは思わなかった」

 

柚子「その晴風クラスの皆も無事で良かったです」

 

桃「本当だぞ。あの武蔵に体当たりで止めるなんて凄すぎるぞ……!」

 

カフェに入り、注文した商品が来てから、今回の騒動で話せる範囲で話したら、そんな反応が返ってきた。

 

杏「でも、桜はやっぱり自慢の弟だ。大洗の美味しい干し芋あげるよ〜!」

と、姉ちゃんが言いながら頭を撫でてきたから、されるがまま状態で過ごした。

 

しばらくして撫でるをやめた姉ちゃんが干し芋を渡してきた。

 

俺はそれを受け取りながら、一つ質問をした。

 

桜「そういえば、姉ちゃん達に会いに来たブルマー2人の名前は、なんて名前だったの?」

 

杏「確か、前谷蒼(まえたにあお)さんと隠岐日菜(おきひな)さんだったよ。前に会った事はあるんでしょ?2人とも桜の事を知ってたし」

 

名前を聞いて、すぐに顔を思い出した。

 

桜「うん、会った事あるよ。実習で一緒に活動した事もあるし、それ以外でも何度も会ったし」

 

杏「そっか」

 

姉ちゃんはそう呟いた後に今度は薫と話を始めたから、俺は姉ちゃんに貰った干し芋を食べることをした。

 

柚子「ねぇ、桜ちゃん」

 

桜「ちゃん呼びはしないで」

と、小山が言った言葉に干し芋を食べながらそう反論した後に、"どうしたの?"と聞いた。

 

柚子「亜澄ちゃんには、連絡したの?」 

 

桜「あ、まだだ。夜にでもしとく」

 

桃「夜にしても、阿部は大丈夫なのか?」

 

桜「大丈夫、大丈夫。亜澄、ブラック気質だから、起きてる筈だし」

 

桃「そういえば、そう言ってたな」

と、河島が言った言葉に、俺は頷いた。

 

小山が言った"亜澄"と河島が言った"阿部"は同一人物。

 

フルネームは、阿部亜澄で舞鶴女子海洋学校の3年生であり、大和型戦艦3番艦である信濃の艦長を務めていて、俺の彼女だ。

 

お互いに海洋学校だし、合同で海洋実習や演習をしていたから交流がある。

 

その関係で、交流を続けていたら恋人同士になった訳だ。

 

桜(まぁ、ホントに亜澄に関しては、夜に連絡しても問題はない。……けど、燕が無理矢理に寝かせてたら連絡は取れないかも)

 

そう考えてると、"桜〜"と呼ばれた。

 

桜「?」

 

杏「そろそろ、お店から出よっか」

 

姉ちゃんの言葉に頷いて席を立った。

 

桜(まぁ、その時はその時か……)

と思ってから、お店から出た後に姉ちゃんに声をかけた。

 

桜「このあとは、どうするの?」

 

杏「まぁ、無難に街をブラブラとして楽しもうよ」

と言いながら、姉ちゃんは薫と手を繋ぎながらそう言った。

 

俺も別に断る様な理由もないし、せっかくの休日……顛末書と始末書はあるけど……今日ぐらいは回ってもバチは当たらないと思い、姉ちゃんに賛成した。

 

 

そして、俺を入れて5人で街を巡っていった。

 

街を巡ってると、裕太とその妹の栞、栞の友達の西住ちゃん達に会ったりした。

 

そんな感じで過ごしてると、夕方になった。

 

 

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〜夕方〜

 

 

〜連絡船・デッキ〜

 

 

学園艦行きの連絡船に乗り、船が出港した。

 

船内の席に荷物を置いて座って薫と会話をしていた。

 

姉ちゃんは、西住ちゃんの所に行くと言ってデッキに向かっていった。

 

そこから少し経った時にスマホの着信音が鳴ったから画面を確認してみると、阿部亜澄(あべあずみ)と表示されていた。

 

その画面を見てから、薫にデッキに出る事を伝えてからデッキ出た。

 

船内とデッキにある入り口から出て船尾に向かおうとすると、西住ちゃんや姉ちゃんが会話をしていたから、俺は船首の方へ向かってから電話に出た。

 

桜「久しぶり、亜澄」

 

亜澄『えぇ、久しぶり。……そっちは大変だったみたいね、武蔵の件で』

 

ラット関係の事で電話をしてきたみたい。

 

桜「しらね、ドック入りになる程に負担が掛かったよ」

 

亜澄『そんなにだったの?』

 

桜「そうだね。ガンガン行けスタイルみたいな程の攻撃を武蔵がしてきたからね。比叡とかそうだったし、それにシュペーとかもいたからね」

 

亜澄『原因自体は伏せられて知らないけれど、不明になった艦ぐらいの事ほ聞いてる。……そんな艦が脳筋スタイルで襲ってきた訳ね』

 

桜「そういうこと。ホントに大変だったよ」

 

亜澄『それは当たり前ね。……まぁ、無事で良かったわよ。……恋人が怪我したとか居なくなったとかがあったら、嫌だし』

 

桜「……で、そっちは順調?」

 

亜澄の言葉に、ちょっと恥ずかしさを覚えた俺はすぐに亜澄達の様子を聞いた。

 

亜澄『そうね……昨日、信濃の調整が終わったみたいだし、来週から2回目の海洋実習が通常通り始まるわね。1年生も2回目だから信濃のやり方についてこれると思うし』

 

桜「また、先月の1回目の実習で、結構な業務量をやらせたんじゃ……」

 

亜澄『そんな訳は無いわ。今年、信濃クラスに来た1年の能力とかをちゃんと判断して、やらせてる。今年の1年も慣れちゃえば、もっと量をこなせると思うわ』

 

桜「またそんな事を言ってさ……」

 

亜澄『しらねも、こっちと同じ様にやればいいのに……』

 

桜「こっちは、信濃みたいに睡眠時間を削らせる程はやらせる事はしないから」

 

亜澄『えー、しらねメンバーも優秀なのに、そんな事をしないのは勿体ないと思うけど?』

 

桜「そう言ってきても、こっちはしないから。……それより、亜澄は昨日の睡眠時間はどれくらい?」

 

俺の言葉に亜澄は"え……"と、声が出た後に静かになった。

 

亜澄『……に、2時間ぐらい……?』

 

桜「……燕に代わって」

 

睡眠時間を聞いた俺は河野燕(かわのつばめ)に変わるように言った。

 

河野燕も亜澄と同じ3年で、信濃副長をして亜澄の抑え役だ。

 

そもそもの話、否定的な事を俺は言ったけど、信濃内で亜澄がクラスの人達に任せる量が多いけど、その人達に合った量を頼んでるから全くできない訳じゃない。

 

だから、皆は与えられた量をやり切っているけど、周りからブラック並みの業務量と思わている。

 

当の本人の亜澄は、能力高いから率先して仕事するし周りよりも多い量をこなしている。

 

その為、周りから信頼は厚い……んだけど、当然だけど周り以上に動くから亜澄自身の睡眠時間が必然的に少なくなる。

 

そんな事を続けてたら倒れる可能性が高いから、副長の燕が抑えて、無茶してたら無理に寝かせてるってわけだ。

 

その結果、信濃内では亜澄は"あず社長"、燕は"つばめ専務"という名で呼ばれている。

 

亜澄『なんで専務に、電話を変わらなくちゃいけないのよ』

 

桜「いや、無理やりにでも亜澄の事を寝かせてもらおうと思って」  

 

亜澄『え〜』

 

桜「え〜、じゃない。睡眠時間が少なすぎると不調になったりするから、心配なんだよ。亜澄の事が……」

 

俺がそう言うと、亜澄は"うっ……"となった後に"はぁ〜"とため息をついた。

 

亜澄『分かった。今日は大人しく寝る。流石に彼氏から心配されて、そう言われたら仕方ないし』

 

桜「ホント、ちゃんと寝てよ」

 

亜澄『はいはい』

という返事を聞いた俺は電話を切ろうとしたけど、"ちょっと待って"と言われた。

 

桜「何?」

 

亜澄『来週の舞鶴がやる2週間の実習が終わった週の休日に、久しぶりに会おうよ』

 

桜「その頃も、まだしらねが完璧に直ってないだろうから会えると思うし、会おっか」

 

亜澄『じゃ、また連絡する』

 

そう言った亜澄は通話を切ったので、俺も通話を終了した。

 

杏「桜、亜澄からー?」

と、船内に入る入り口にいた姉ちゃんからそう聞かれたから"そうだよ"と答えた。

 

杏「そっか。……そろそろ学園艦に着くから降りる準備しててよ」

 

姉ちゃんの言葉に頷いた。

 

 

しばらくして学園艦に着いた。

 

 

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学園艦で1泊した後は、横須賀男子海洋学校へ戻り、顛末書と始末書の作成をしながら残りの休日を過ごした。

 

こうして1週間の休日が過ぎていき、海洋学校の授業が始まった。

 

 

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ーーーーーーーーー

 

 

その後、桜は彼女の阿部亜澄と会ったり、戦車道をやっている知り合いや身内がいる人達と見に行ける大会を一緒に観戦したりした。

 

決勝戦の際にはテレビで観戦して喜んだり、その2日後に姉の杏と会ったりしていた。

 

その他にも横女の岬明乃達と交流を続けながら、横須賀男子の授業や行事を受ける日々を過ごしていた。

 

そんな日々が過ぎて、9月に競闘遊戯会で男子女子の全海洋学校との対決、要塞や洋上プラントで起きる海賊行為に対しての戦闘、その裏で起きた2度目の大洗廃校騒動は、また別のお話だ。

 

 





この話で、本小説は完結となります。
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