はいふり&ガルパン ガルパン側(完結)   作:春はる

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一週間で完成したので、投稿します。

では、本編をどうぞ。



第4話

 

 

~栞視点~

 

いきなり実践形式で戦車を動かす事になった。

 

蝶野さんは皆に地図を渡して、それぞれの戦車に乗り込んだら、印を付けている場所に移動するように説明していた。

 

みほ「栞さんは、乗らないの?」

 

栞「私は、自動車部の皆と戦車に乗りたいから、乗らないよ」

と、みほに聞かれた事に答えると、みほはⅣ号戦車に乗ったので、私は教官が移動していった高台へと移動した。

 

 

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~高台~

 

 

蝶野「あら?あなたは戦車に乗らなかったの?」

 

高台に行くと、双眼鏡で戦車を動かしている皆を見ていた蝶野さんが、私の方を見てそう聞いてきた。

 

栞「……別に他の人数が足りない戦車とかに乗っても良かったんですけど、私的には自動車部の皆と乗りたいから乗らなかったんです」

 

私がそう伝えると、"そう"と呟いてから双眼鏡を使って皆の位置を確認を始めた。

 

蝶野「……と、皆は目的地に着いたわね」

 

栞「皆、印の場所に着いたんだね。……双眼鏡が無いから全然分かんないな……」

 

蝶野「……はい、貸してあげるわ」

 

栞「いいんですか?」

 

蝶野「えぇ。双眼鏡、もう一つあるから使っていいわ」

 

栞「ありがとうございます」

と、蝶野さんにお礼を言ってから、地図を見て印が付いている場所の方を見てみると、確かに皆の戦車がいた。

 

双眼鏡で見ていると、私の隣にいる蝶野さんが今回の実戦形式でのルールなどを説明を無線で皆に伝え始めた。

 

蝶野「まず、戦車道にはフラッグ戦と殲滅戦の二種類の試合形式があります。で、今回は殲滅戦ルールでやってもらうわ」

 

私は横でそれを聞いて、"殲滅戦……"と呟いた。

 

蝶野「殲滅戦は、相手チームの戦車を全て撃破したチームの勝ち。つまり今回で言えば、自分以外の戦車を倒せば勝ちって事よ。皆、バンバン撃ってバンバン撃破しちゃって!」

 

会長『いや、ざっくりっすね』

 

栞「会長ほどじゃないと思うよ」

 

会長『栞、聞こえてるよ~。桜がおすすめしてくれた干しいもあげないよ』

 

栞「ごめんなさい!」

 

蝶野「……最後に、戦車道は礼に始まり礼に終わるの。……一同、礼」

 

蝶野さんの言葉に、皆で"よろしくお願いします"と言ってから、殲滅戦ルールの実戦形式の練習試合が始まった。

 

しばらく見てると、歴女チームのIII突とバレーチーム八九式がⅣ号に攻撃を始めて、Ⅳ号が逃げる展開になった。

 

その展開と響いてきた戦車砲の音とかを聞いて"凄い……"と見ていると、蝶野さんに声をかけられた。

 

蝶野「戦車は好きなの?」

 

栞「……私は元々機械を弄るのが好きなんですけど、そこから車とか戦車の機械を弄るのが好きになって、戦車自体も好きになったんです」

 

蝶野「そうなのね」

 

栞「はい」

 

その後も会長と仲がいい理由を聞かれて、お互いの兄弟がきっかけで仲良くなったとかを教えたりしながら、皆の練習試合を見ていた。

 

すると、Ⅳ号が橋で落ちそうになったけど、なんとか持ちこたえてから、近くに来てたIII突と八九式を撃破して白旗が上がった。

 

そのままⅣ号は生徒会が乗ってる38(t)を撃破した。

 

残りは一年生チームの戦車だったけど、はいつの間にか白旗が立っていたから、Ⅳ号の勝ちという事になった。

 

"ありがとうございました"と礼をしてから、試合が終わった。

 

この時に、会長が河島先輩と話をしていたけど、私はというと、例に漏れず戦車を整備する事になったので、徹夜で整備した。

 

 

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~会長視点~

 

 

杏「よし。聖グロに練習試合の申し入れの連絡しよっか」

 

桃「では、連絡してきます」

 

杏「あ、私がやるよ。ダージリンと知り合いだし、すぐオッケーしてくれると思うから。……あとの皆に指示よろしくね」

 

桃「分かりました」

 

私は生徒会室に戻ってダージリンへ連絡をした。

 

 

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~聖グロリアーナ~

 

 

~ダージリン視点~

 

 

ある日、アッサムとオレンジペコとティータイムをしている時だった。部屋にある電話機が電話が来たことを知らせる音が鳴り響いた。

 

ダージリン「はい」

 

杏『ダージリン、久しぶりだね』

 

ダージリン「……あら、杏さんでしたか、お久しぶりですね。栞さんも元気ですか?」

 

杏『栞はいつも通り元気だよ』

 

ダージリン「元気なら良かったです。……して、どのような用件で?」

 

杏『今年度から、うち戦車道を20年ぶりに復活させたんだ』

 

ダージリン「戦車道を……それは、おめでとうございます」

 

杏『それで、聖グロと練習試合をしたいんだ。……試合の申し入れって奴だね。……それで、出来る?』

 

ダージリン「えぇ、構いません。受けた勝負は逃げませんわ」

 

杏『受けてくれるなら良かった。……で、勝負の内容なんだけど、5輌対5輌の殲滅戦でお願いしたい』

 

ダージリン「殲滅戦を?……フラッグ戦ではないんですか?」

 

杏『大洗は、戦車道を復活させたばかり。……一人は経験者がいるけど、それ以外のメンバーに経験者はいない。だから、経験を積ませたいんだよね』

 

ダージリン「なるほど。フラッグでは、フラッグ車のみ集中的に狙われるので、他の戦車は戦闘する機会が殲滅戦よりも少なくなってしまう。なので、殲滅戦という事なんですね」

 

杏『そういうこと。それで、肝心の試合日は3日後の日曜日で、どう?』

 

ダージリン「3日後で大丈夫ですよ。……で、一つ質問が……」

 

杏『ん?』

 

ダージリン「一人は経験者がいるらしいですが、どのような方なんですか?」

 

杏『秘密だよ。でも、驚くだろうし、ほぼ素人集団のチームでもそっちといい勝負が出来ると、私は思ってるよ』

 

ダージリン「……そうですか。では、当日を楽しみにしておきますわ」

 

杏さんの言葉にそう返して、受話器を置いた。

 

オレンジペコ「ダージリン様。大洗から戦車道の練習試合の申し入れですか?」

 

受話器を置くと、ペコからそう聞かれた。

 

ダージリン「えぇ。3日後の日曜日に殲滅戦ルールでの練習試合を行うわ」

 

アッサム「今日中にチームに伝えておくわ」

 

ダージリン「よろしく。……あ、そうそう。ペコ、栞さんは元気だそうですよ」

 

オレンジペコ「……知ってます。栞ちゃんから、連絡がたまに来るので」

 

ダージリン「そう。(……去年、確か西住流の妹が黒森峰を去ったと情報があったわね。……まさかと思うけれど、杏さんの口ぶり的にその可能性があるわね)」

 

アッサム「ダージリン、何か気になる事でもあったんですか?」

 

ダージリン「いえ、何もないわ。(まぁ、当日まで楽しみにしておきましょう)」

 

私はそう思いながら紅茶を一口飲んだ。

 

 

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~栞視点~

 

 

徹夜でツチヤ達と戦車を整備をした日から翌日。

 

戦車道の授業に倉庫近くに行くと、5両ある内の4両が色が変わってた。

 

赤とかピンクとかになってたり、挙げ句の果てには生徒会チームの戦車は金色になっていた。

 

赤とかも目立つけど、金色なんて色自体が目立つ上に太陽光に反射してすごく眩しい……。

 

それに歴女チームは赤に変えるだけではなく、旗まで付けていた。

 

……でも、今回も徹夜して今日の明け方近くまで整備してた。

 

自動車部の部室で仮眠を取ったから、寝不足ではないけどね。

 

……寝不足云々は置いといて、色を変えるとしたらその整備が終わった後で皆が登校してくる時に変えたか、昼休みとかの休み時間に変えたかのどっちかだと思う……。

 

優花里「あぁー、戦車達がー!!……38(t)が!III突が!」

 

戦車の色が変わってる事に驚いていると、隣にいつの間にか来てた優花里がそう叫んでた。

 

沙織「ほら、私達も戦車の色を変えとけば良かったじゃん」

 

優花里「それは駄目です!戦車はこの色合いがいいんですよ!栞殿もそう思いますよね」

 

栞「……少なくとも色を変えたとして、この色合いは無いって思った……」

 

優花里「ほら!西住殿もそう思いますよね!」

と、私の言葉を聞いた優花里がみほにそう聞くと、みほはいきなり笑ったから、驚いた。

 

優花里「に、西住殿?」

 

みほ「あ、ごめんね。戦車の色を変えるなんて前の学校じゃあり得なかったから、おかしくて……。でも、戦車でこんなに笑ったの久しぶりかも」

 

みほが楽しそうに笑いながら思ってる事を言っていた。

 

栞「そう言えば沙織の隣にいるのって、確か冷泉さんだっけ?」

 

沙織「そう。冷泉麻子で、私の幼馴染みだよ」

 

栞「私は村山栞。私の事は栞って呼んでね。麻子」

 

麻子「……よろしく、栞」

と、麻子と自己紹介したタイミングで、会長がやってきた。

 

杏「そんじゃ、今日も練習始めるよ~」

という会長の一言で、練習が始まった。

 

 

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~練習終了後~

 

 

「お疲れさまでしたー」

と、練習が終わった後に皆が礼をした後に、会長が"伝えたい事がある"と言ってきた。

 

杏「河嶋ー、よろしく」

 

桃「はい。……急な事だが、今度の日曜日に聖グロリアーナと練習試合を行うことになった」

 

みほ「!」

 

優花里「聖グロリアーナですか……」

 

栞「……え、聖グロと!?」

 

みほ「し、栞さん?どうしたの、大声を出して……」

 

栞「え、えっと「話ならあとにしてもらってもいいかな~」……あ、ごめん。会長」

 

みほに答えようとしたら、会長に止められたから謝った。

 

桃「……ゴホン。その為、日曜日は朝6時に学園に集合だ。絶対に遅れないように!」

 

麻子「……やめる」

 

栞「え?」

 

麻子「戦車道、やめる」

 

栞「え、な、なんで?」

 

麻子「朝6時に人間が起きれると思うのか」

 

優花里「いや、6時集合なので起きるのは5時代だと思うのですが……」

 

優花里の言葉に麻子は固まってしまった。

 

栞「ねぇ、沙織。麻子って朝が苦手なの?」

 

沙織「うん。麻子は低血圧なんだよね」

 

栞「そういうこと……。それなら無理なの分かるけど、でも麻子が抜けちゃったらⅣ号の操縦は誰がやるの?」

 

麻子「それは……栞がやれば問題ない」

 

栞「私はやるつもりはないよ。自動車部の皆と乗りたいからね」

 

麻子「……」

 

麻子は、私の言葉に河嶋先輩の朝6時集合を聞いた時と同じ、苦虫を噛み潰したかのような顔をしてきた。

 

その状態で黙ったままになってしまった。

 

他の皆も色々と言ってたけど、沙織が言った言葉に私以上に反論できなくなってしまっていた。

 

沙織「単位が足りなくて卒業できないどころか、途中で操縦を放り投げたっておばあちゃんに知られたらもっと怒られるよ!」

 

麻子「おばあ……!……分かった。戦車道を続けよう」

 

栞「おばあって、おばあちゃんのこと?」

 

麻子「……そうだ」

 

沙織「麻子、おばあちゃんには弱いんだよね。……まぁ、そこは仕方ない部分はあるけどね」

 

杏「西住ちゃん達ー、話はまとまった~?」

 

沙織が最後に呟いた言葉が気になったけど、会長に声をかけられたから、"まとまりましたー!"と返事をして元々立ってた場所に戻った。

 

杏「ほんじゃ、日曜日の練習試合はよろしくね。明日は、私達生徒会と各戦車の車長で、聖グロの対策会議やるからね」

 

会長の言葉に皆が返事をした後は解散となった。

 

杏「あ、栞。少しいい?」

 

皆が動き出した時に。会長に声をかけられた。

 

栞「……もしかして、作戦会議に参加してってお願い?」

 

杏「そうそう。聖グロに兄の恋人と栞と付き合ってる人の二人がいるから、聖グロの得意戦法とかに詳しいでしょ?だから参加してほしいんだよ」

 

栞「そう言う会長も、私経由でペコとお姉ちゃんと知り合いなんだから、ある程度は知ってるでしょ?」

 

杏「まぁそうだけどね。栞が今言った通りさ、私はある程度しか知らないんだよ。栞は私よりは詳しく知ってるはずだからね」

 

栞「まぁ、会長よりは知ってるけど……」

 

杏「ひとまず、作戦に参加してね~」

 

栞「分かった」

と、会長の言葉に返事をしてから、みほ達の所へ向かった。

 

 

そして、今日はみほ達と一緒に帰って一日が終わった。

 





次回も一週間で完成したら投稿しますが、出来ない場合があります。

その場合は、タグの通りで不定期になります。
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